みなさま、こんにちは(^^♪
3月中旬、「台湾ツアー旅行3日間」に、シニア夫婦で参加しました。
「十分」「九份」「士林夜市」「基隆中正公園」「野柳地質公園」「忠烈祠」「中正紀念堂」「龍山寺」を観光しました。
夕食は、「台湾式しゃぶしゃぶ」を美味しくいただきました。
ガイドさんが、長旅で足腰が疲れた人や美容のために「台湾式マッサージ」を体験しないかと案内してくださいました。
「豪門世家」と言う、台湾では有名なマッサージ店で、コロナで亡くなられた志村けんさんや、照ノ富士関などの相撲取りや、有名人が多く利用され、日本語が通じ安心して使えるお店だそうです。
ツアーで何人かの方々が行かれますので、夫は足裏マッサージが未経験で行きたいというので、私も共に参加を希望しました。
初めて来た国でのマッサージなので、少し調べて予備知識を得てから向かいました。
そもそも「マッサージ」とは、何ですか?
マッサージとは、皮膚を手で刺激することで、「静脈系血液循環」や「リンパ循環」の改善を目的にした施術手技です。
マッサージは、フランスで始まりましたが、タイ式や朝鮮式のマッサージもあります。
日本では、治療目的の場合は国家資格である「あん摩マッサージ指圧師免許」が入りますが、現存のマッサージ業者は無資格がほとんどです。
台湾式マッサージの特徴は何ですか?
1970年代、宣教師によって伝えられた西洋式に、東洋風のアレンジを加えたのが台湾式と言われます。
西洋式は、オイルを使ってソフトなタッチで行う、リラクゼーション目的で発達しました。
東洋式は、体の不調を改善させるため、経穴(ツボ)の教えを取り入れています。
台湾式は、“痛気持ちいい”といわれる強めの力で刺激をするのが特徴です。
しっかりと、83箇所にも及ぶ足裏の反射区をもみほぐすことで、健康促進、体質改善を図ります。
今回行くお店「豪門世家」の特徴は何ですか?
創業から24年間変わらない「台湾式の思いやりのあるサービス」をモットーに営業しています。
台湾人の心の温かさが感じられ、お客様のニーズを聞いてサービスに努めています。
古くからの「奉茶」(フォン・チャー)という台湾の風習を伝承し、おもてなしをします。
お客様には、「豪門世家」の宝の一つである「牛蒡茶」を、心を込めてお出し、マッサージをお楽しみいただいています。
「豪門世家」に着く(体験談)
夕食が終わり、バスでホテルに向かう道すがら、マッサージ希望者は店の前で下ろしていただきました。
現地ガイドさんが、そのままお店に案内されました。
ソファに座りましたら、先ずお店の自慢の「牛蒡茶」が出され、美味しくいただきました。
お店の日本語の話せる女性が出てこられ、パンフレットを渡しながら丁寧に説明をしてくださいました。
それぞれに、美顔マッサージをされる方々、全身マッサージをされる方々、足裏マッサージをされる方々などが申し込まれました。
私は初体験なので、全身は怖い気がして、夫も希望している足裏マッサージをお願いしました。
2日間歩いて、足腰がクタクタです。
全身マッサージの方々は別室でしたが、美顔と足裏は同じ20人くらい入る中部屋でした。
台湾式・足裏マッサージを受ける
足裏は、経験豊富そうな中年男性が担当されました。
1日5人としても、20年されれば、世界の約3万人の足を施術されますのでプロだと思いました。
手荷物は目の前の台の上のカゴに入れ、安心です。
パスポートとカードは、無印良品で購入した肩掛けをしたままなので、安心です。
柔らかいリクライニングの椅子に掛けて横になりました。
クラシックが流れる中、目を閉じてリラックスをして施術を受けました。
最初に、足を薬湯のようなもので洗ってくださっているようでした。
中国の歴史ドラマで、桶で母の足を息子さんが洗い、親孝行するシーンがあるのを思い出しました。
仕事とはいえ、他人様に足を洗っていただくことは申し訳ないなーと思いました。
薬湯を、柔らかいタオルで、丁寧かつキレイに拭き取られ、とても気持ちが良かったです。
プロが経穴を刺激すると“痛気持ちいい”
足の裏の各所を、たぶん拳でゴリゴリと刺激してくださいました。
土踏まずを擦られると、”痛気持ちいい”感じが、ふくらはぎまで登ってきてスッキリします。
周期的に、何回も何回もしてくださり、身体中、頭までスッキリするようでした。
足裏と、くるぶし周りに83箇所も“ツボ”がありますので、プロはそこを刺激され、内臓や体内毒素の排泄を試みされるのでしょう。
あまりに気持ちが良いので、ウトウトとしますが、土踏まずに来ると痛くて目が覚めます。
最初は仰向けに両足をもみほぐし、次はうつ伏せにして両足を施術されました。
30分は短いと思っていましたが、結構長くて十分満足しました。
身体中がスッキリして身持ち良く、初めての体験ですがとても満足しました。
足裏マッサージで筋肉痛が起こらなかった
後日談ですが、コロナ禍後に4回、2泊3日程度の旅をして4万歩以上歩きました。
4回とも、帰ってから4日〜7日程度、ふくらはぎから太ももに掛けての筋肉痛が夫婦ともにあり、結構大変でした。
今回の台湾旅行も4万歩を超えましたが、筋肉痛は夫婦ともに一切ありませんでした。
足裏マッサージの効果としか、言いようがありません。(私たち個人の感想です)
プロの、経穴を刺激する“痛気持ちいい”東洋式マッサージ恐ろし、としか言いようがありません。
マッサージによる、「静脈系血液循環」や「リンパ循環」の改善による健康法はある、と思うことができた体験でした。
帰りのタクシー代はお店が払いました
起き上がって「トーシャー、トーシャー、とても気持ちが良かったです」とお礼をプロに言いました。
プロは、嬉しそうに黙って頷いておられました。
上着を着て、カバンを掛けて、受付へ向かって行きました。
料金は、足裏マッサージ700元×2人分=1,400元でした。
日本円でカードでも現金でも支払いもでき、7,000円とのことで、現金で支払いました。
夫は日本でも同じくらいの相場だろうと言っていましたが、本場台湾の有名店で効果絶大のマッサージをしていただき、2人で7,000円はお値打ちだと思いました。
ホテルまで帰るタクシーは、お店が世話してくださるから心配いらないと、ガイドさんが言っていました。
店がタクシーの手配と代金も支払ってくださり、安心して帰路につきました。
財布を無くすというハプニングがありました🥰
思い出したハプニングがありました。
部屋で気持ちよく施術をしていただいている時に、受付の女性が入ってきて「トイレに財布を落とした人はいませんか?」と言いました。
しばらく間をおいて、ある高齢の女性が「私です!!」と驚いた声で言われました。
別室で確認されて、財布が手元に返りました。
「ご親切にありがとうございます、とても助かりました」と感激しておられました。
私は、このお店は信用できると思い、とても安心感のある良い気持ちになりました。
まとめ
初めて旅に来た台湾でのマッサージなので、少し調べて予備知識を得てから向かいました。
初めて「台湾式足裏マッサージ」を体験して、感激しました。
効果については、帰宅してから一切筋肉痛がなかったことです。
2泊3日の旅から帰ると、ふくらはぎから太ももに掛けて筋肉痛が夫婦ともに1週間くらい続きます。
今回は、4万歩以上歩きましたが、筋肉痛はありませんでした。
また最初に、生まれて初めて他人から足を洗っていただきました。
私は以前、感謝を込めて母と義母の足を洗ってあげたことがあります。
そうしたら、息子が真似をして、母の日に私の足を洗ってくれたことがあり、そのくすぐったさを思い出しました。
キリスト教には「洗足式」という、司祭が教徒の足を洗う「儀式」があります。
イエスが、最後の晩餐の時、12人の弟子の足を洗ったそうです。
意味は、足を洗うことで罪を洗い流すとのことだそうです。
仏教でも「足を洗う」とは、悪事をやめて善人に変わることを言うそうです。
足は一生、重い人体を支えて、移動させます。
ホコリにまみれて匂い、汚れて朽ちて行きます。
悪や汚れや罪の、溜まるところの象徴でもあるのでしょうか。
私どもの70年以上使ってきた他人の足を洗い、揉みほぐし、削り、キレイにすることは、聖職者のような崇高な仕事であると思いました。
「豪門世家」さんの施術者の方々、関係の皆さま、ありがとうございました。
深謝!深謝!深謝!
この台湾ツアー旅行の「総集編」として、『台湾ツアー旅行おすすめ2泊3日【シニア体験談】添乗員・全観光付き』を、最後に書きました。
内容は下に記しましたので、興味のあられる方はご覧ください。
①「台湾旅行の動機」②「持ち物一覧表」③「携帯海外ローミング」④「両替・チップ」⑤「旅行費用総額260,970円の明細」⑥「観光地・食事の14体験談」⑦「旅行中の徒歩数」⑧「バスの走行距離km」⑨「海外旅行保険加入」
シニア夫婦の、アクシデントや失敗が多々ありましたが満足な旅ができました。
See you(^^♪
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