はじめに|シニア主婦のリフォームの悩みと不安
みなさま、こんにちは♪
私は子どもを産み育て、
子どもたちは進学や就職で家を出て自立し、
縁ある相手と結婚して新しい家庭を築きました。
親というものは、子育てが終わっても
受験・進学・就活・就職・結婚・妊娠・出産…と、
いつまでも子どもや孫を応援し続けます。
その無償の愛は、親の本能であり、
苦労が大きいほど喜びも大きいと感じています。
やがて子どもや孫は、私たちを飛び越えて成長し、
こちらが応援される立場に変わっていきます。

▲子供達は成長し大海に船出する
ふと気付けば、私たち夫婦は前期高齢者の真っただ中。
前期高齢者は65~74歳、後期高齢者は75歳以上とされ、
75歳を境に
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病気の長期化や複数疾患
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認知症の増加
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死を現実的に意識せざるを得ない
といった変化が見られると言われています。
今はまだ自分のことは自分でできますが、
老いや死に向けて、心も体も準備をしなければならない年齢になりました。
人生100年時代とも言われます。
男性の平均寿命は約81歳、女性は約88歳ですが、
80歳で終わるのか、90歳、100歳まで生きるのかは誰にも分かりません。
女性の方が長生きすると言われますから、
「もしかすると100歳まで生きるかもしれない」
と考えておいた方が安心かもしれません。
悩みや不安が尽きることはありませんが、
「備えあれば憂いなし」という言葉もあります。
だからこそ、私たちは老後に備えた住まいを真剣に考え始めました。

▲老いた時代の生き方を考えぬきました
老後の「四大不安」を思いめぐらす
一般的に、老後の「四大不安」は次の4つと言われています。
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お金の不安
年金、退職金、貯金や投資、生活費(食費・住居費・光熱水費・医療費など)、
相続、エンディングノートや遺言書の準備など。 -
健康の不安
老化、病気、ケガや骨折、認知症、
自分や配偶者・両親の介護、食生活、運動、睡眠、検診と治療など。 -
孤独の不安
配偶者との関係(熟年離婚・疎遠・死別)、
子ども・孫・親族との付き合い方、
同居か別居か、単身か二世帯か、
友人・ご近所・仕事仲間とのつながり、
「おひとりさま」や独居高齢者としての暮らしなど。 -
死の不安
親や配偶者、自分自身の死の受け止め方、
ホスピス・ターミナルケア、孤独死の心配、
看取る場所(自宅・病院・施設)、
葬儀の形やお墓・納骨堂・樹木葬・散骨などの選択。
高齢者の「終の棲家(住まい)」は、
この四大不安のすべてに深く関わっています。

▲次の世代にふれあうと元気がでます
住まいは、衣食住のなかでも生活の土台です。
どこで、どのように暮らすかは、老後の安心感を大きく左右します。
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自宅で暮らし続けるのか
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マンションや平屋に住み替えるのか
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住宅型施設、サ高住や介護施設を選ぶのか
早めに方向性を考え、元気なうちに
リフォーム・断捨離・私物の整理をしておくことが理想です。
私は、コンマリさんやミニマリストの映画(Netflix)を見て
大いに刺激を受けました。
コロナ禍の間に、30年間溜め込んだ子どもの荷物や
夫の単身赴任の荷物を、夫婦で思い切って整理しました。
首都圏に住む長男宅には段ボール14箱を送り、
大型ゴミは3ヶ月にわたり出し続けました。
その結果、2階の物置部屋がすっきり片付き、
きれいで広々とした空間に生まれ変わりました。
こうした経験から、「我が家の老後の住まい」を真剣に考え、
自宅を終の棲家としてリフォームする という決断に至りました。

▲元気なうちに断捨離をしたい
リフォームに向けた情報収集
終の棲家をどうするか。
高齢の私たちにとっては、これが最後の大きな住まいの選択です。
コロナ禍も少し落ち着き、体力には不安があるものの、
思い切って「自宅をリフォームする」と決めました。
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夫は主に書籍・ネット・新聞で情報収集
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私はネット検索・YouTube・Netflix・テレビや雑誌
と、役割分担しながらリフォームの基礎知識を集めました。
書店や図書館にはリフォーム関連の本がたくさんありますが、
新聞広告で見つけて気になった2冊を購入して読みました。

▲シニアもリフォームの情報収集は重要です
リフォーム本から得た大きな学び
読んだ本は次の2冊です。
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『やらなければいけない一戸建てリフォーム』高橋みちる著
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『施設に入らず自宅を終の住処にする方法』田中聡著
前者は「築30年からでも遅くない。
家の寿命を延ばし、性能を上げて資産価値を高める」という内容で、
ちょうど築30年の我が家にはぴったりでした。

▲ヒートショックを防ぐ断熱工事は必然です
特に、これまであまり意識していなかった「断熱」の重要性を
シニア目線で分かりやすく教えてくれました。
後者の著者は一級建築士であり、元介護施設長。
建築と介護、両方の現場を知る立場から、
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最後まで自宅で暮らすための住まいづくり
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いい介護施設とそうでない施設の見分け方
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自宅・病院・施設のどこで最期を迎えるか
といった、シニアが知りたいポイントを具体的に解説されています。
この2冊を読み、
「私たち夫婦が後期高齢者になったとき、
どこでどう暮らしたいのか」
をリアルにイメージできるようになりました。
基本的な知識は書籍で、
細かな疑問や具体的なやり方はネット検索やYouTubeで…と、
情報源を使い分けたことが、とても役に立ちました。

▲いろいろ終の棲家のリフォームを研究しました
リフォームの第一関門は「業者選び」
「ボタンの掛け違い」や「手元一厘先八軒」という言葉がありますが、
最初の一歩を誤ると、あとで大きな差になります。
リフォームも同じで、
成功の鍵は“業者選び” にあると痛感しました。
私たち夫婦は、地元の建築・リフォーム業者に知り合いがいません。
しかも悪徳業者の噂も耳にしており、慎重にならざるを得ませんでした。
過去には、想定外の工事費を請求され、
消費者センターに相談して助けられた経験もあります。
そこで、ネットで調べているうちに
「住宅リフォーム会社紹介サイト」 の存在を知りました。

▲Google先生は、とても頼りになります
「リフォーム会社比較サイトランキング」を検索
Googleで検索すると、
「リフォーム会社比較サイトランキング」などの情報が多数出てきます。
あるサイトでは、比較サイトを利用するメリットとして、
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複数の会社を簡単に比較できる
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金額の相場がつかめる
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自分に合った会社を見つけやすい
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厳選された会社から紹介されるため、悪徳業者を避けやすい
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利用は無料
と紹介されていました。

▲今はネットのお陰で、素人でも優良企業さんを探せます
ホームプロ、タウンライフリフォーム、リショップナビなど、
いくつかのサイトが比較され、その中でも
「ホームプロ」がおすすめ と高く評価されていました。
別のサイトでもホームプロが1位に挙げられており、
複数の情報源から高評価だったことが決め手になりました。

▲家で料理を楽しみながら、ネットでリフォームの業者さん探しをしました
ホームプロに業者選びを依頼
私たちはホームプロのホームページを開き、
一戸建て・築年数・リフォーム箇所・予算・着工希望時期・郵便番号など
必要事項を入力して依頼しました。
その後は、基本的にネット上でのやり取りです。
ホームプロのサイトは、
リフォーム全体の流れと施主の悩みがとてもよく整理されていて、
「こちらの不安を分かってくれている」と感じました。
数日後、ホームプロから 地元の優良企業9社 を紹介するメールが届きました。
会社名、表彰歴、評価、成約件数、価格帯別の成約実績、
得意分野、会社の特徴など、詳細な情報が一覧にまとまっていました。
さらに、実践的な資料や小冊子を5種類ダウンロードでき、
それらを読み込みながら各社を比較しました。
総合点を出し、☆マークの多い会社を中心に検討した結果、
顧客満足度ベスト3の会社 に絞り込み、
現地視察と見積もりをお願いすることにしました。

▲ネットでも痒い所に手が届くお世話をしてくださいます
現地視察と3社からの見積もり
高齢の私たちにとって、
複数の会社と対面で打ち合わせをするのは体力的にも負担です。
しかもコロナ禍で、子どもたちからは
「不要不急の外出や人との接触は控えて」と言われていました。
そのような中で、3社とも短時間で効率よく現地調査をしてくださり、
細かな打ち合わせはメールや電話で対応していただけたのは助かりました。

▲各社の担当者さんは信頼に値する方々でした
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A社:リフォーム専門で、地域での成約件数が多い会社
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B社:地元の建設会社で、マンション~一戸建てまで実績豊富
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C社:小規模ながら女性目線で対応してくれる、評価の高い会社
どの会社も、ホームプロの紹介だけあって信頼感がありました。

▲リフォームの費用対効果は重要な判断基準です
A社に決定した理由
最終的に、私たちは A社に決めました。
C社はプランニングが細やかで魅力的でしたが、
見積額が予算を大きく超えていました。
A社とB社は、シニア向けの提案が的確で、
見積額もほぼ同額。
いずれも信頼できる担当者さんでした。
その中でA社を選んだ決め手は、
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見積書がとても細かく、内容が分かりやすかったこと
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契約から完成までの流れが資料で丁寧に示されていたこと
です。
資料には、
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社長挨拶・会社概要
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6つのコンセプト
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29のサービス内容
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コンシェルジュ主義
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担当者プロフィール
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保証とアフターサービス
などが明記されており、
年齢を重ねた私たちでも理解しやすくなっていました。

▲2023.1.21日経にホームプロの一面広告出る
特に「お茶出しは一切不要です」と書かれていた点は、
高齢の施主にとって大きな安心材料でした。
C社のホームページには「お茶出しに職人さんが喜ばれた」とあり、
気持ちは分かるものの、今の私たちには負担が大きいと感じていたからです。
A社の資料には、施主が心配しがちな点が
Q&A形式で一覧になっており、
いちいち質問しなくても不安が解消されました。
こうした「お客さん目線の気配り」が、
A社を選んだ大きな理由です。
A社には採用のメールを、
B社・C社には感謝の言葉とともに不採用のメールを送りました。
ホームプロの説明どおり、
その後B社・C社から営業の連絡が来ることはなく、
お断りした側としても心が軽くなりました。

▲家事をしながら、リフォームについて色々思いを巡らせました
ホームプロから「工事完成保証書」を受け取る
A社に決定したことをホームプロに伝えると、
「工事完成保証書」が届きました。
これは、もし工事途中でA社が倒産したり、
工事が不履行になった場合でも、
ホームプロが工事完了まで責任を持つという内容です。
施主にとって、これほど心強い保証はありません。
「A社さんに決めました」と担当者に報告すると、
「ホームプロから連絡をいただいて知りました。
本当にありがとうございます。これからよろしくお願いします」と
丁寧にお礼を言われ、信頼はさらに深まりました。

▲工事完成保証書のサービスには驚きました
A社と工事請負契約書を締結
その後、A社の担当者さんと何度か打ち合わせを行い、
工事請負契約書 を締結しました。
娘がお産で帰省する予定があったため、
コロナ禍も考慮して、工事は秋以降にお願いしました。
ちょうどその年の10月から材料費が高騰するという情報もあり、
担当者さんは早めに契約を結び、
リフォームに必要な材料を先に確保して
旧価格で工事できるよう配慮してくださいました。
予算に寄り添った柔軟な対応に、心から感謝しました。

▲リフォーム完成時の正月飾り
まとめ:老後の不安と向き合いながら
若い頃の「家の買い方」と、
シニア世代の「終の棲家の選び方」は大きく違います。
私たちには、今まで経験したことのない
「老後の四大不安」がのしかかっています。
その中で、人生最後の住まいとなる
自宅リフォームを決断するのは、
体力的にも精神的にも簡単なことではありません。
しかし、60代後半という限られた時間の中で、
ネットという便利な道具をフル活用したからこそ、
私たちは納得のいく選択ができたのだと思います。
すべての始まりは、
「Google検索でホームプロを知ったこと」 でした。
そこから地元の優良企業9社とのご縁がつながり、
3社に見積もりをお願いし、
最終的にA社と契約してリフォームを実現できました。
関わってくださった皆さまへの感謝をこめて、
この「ユルバのリフォーム❷」を締めくくらせていただきます。

▲関西の年少の孫から絵葉書が届きました
ユルバのリフォーム体験談・14記事一覧はこちら▼
最後までお読みいただきありがとうございました。
Bye-bye(^^♪


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