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みなさま、こんにちは(^^♪
3月中旬に、「台湾ツアー旅行3日間」にシニア夫婦として参加しました。
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台北桃園空港からバスに乗り、十分(地名)に行き、老街散策、ランタン(天燈)飛ばしを体験して感動しました。
次に、バスに乗り込み、「九份(きゅうふん)散策」に向かいました。
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山あいを抜けながら、沖縄に似た風土や建築物を見ました。
松の葉や竹の笹が大きく、バナナの木も大きく生い茂り、南国を感じました。
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▲金鉱のお金持ちのお墓が沢山ありました
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山間の斜面に、立派な屋根付きのお墓を沢山見ました。
金鉱が発見され、お金持ちが多くお墓を立派にされているそうです。
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テレサテンさんもこちらの出身で、一族の華麗なお墓があるとガイドさんから聞きました。
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▲狭い坂道が長く続きます
九份(きゅうふん)名称の由来は何ですか?
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台湾北部の新北市の山あいの町である「九份」の名前の由来は何ですか?
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台湾語では、「九份」とは「開墾した土地の持分を9人で分けたもの」という意味があります。
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また清朝初期は、九份には9世帯しか家がなく、物を買うときなどに、いつも「9つ分」と言っていたことから「九份」という名前になったという説もあります。
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▲入り組んだレトロな建造物が重なります
九份の特筆すべき歴史を教えてください?
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昔の「九份」は、台湾北部の特に何もない一寒村に過ぎませんでした。
19世紀の終わり、金鉱が発見され採掘が始まり発展していきました。
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日本統治時代に、藤田組によって最盛期を迎えた九份の街並みは、当時の面影を色濃く残しています。
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路地や石段や酒家(料理店)などは、当時に造られ多数残されています。
その後、採掘量が減り、金鉱が閉山され、町は急激に衰退していきました。
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▲ノスタルジックな街並みに茶楼が聳え立ちます
九份はなぜ有名になりましたか?
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1989年、台湾で空前のヒット映画「悲情城市」のロケ地となり、再び脚光を浴びました。
レトロでノスタルジックな風景はメディアにも取り上げられ、若者を中心に人気が高まり九份ブームが起こりました。
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洒落た喫茶店や茶藝館、みやげ物屋などが建ち並び、台北や世界中から観光客が押し寄せています。
「千と千尋の神隠し」のモデルとの噂もありますが、スタジオジブリさんは公式に否定されています。
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私も映画を見ましたが、以前行ったことがある「道後温泉」がモデルではないかと思っていました。
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千と千尋の神隠しのモデルは、「武雄温泉」「長野の金具屋」「銀山温泉」「竹瓦温泉」「赤湯温泉」など全国に沢山あるそうです。
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ノスタルジックなレトロ風の赤い提灯の揺れる、物悲しくも原色的な独特な世界観に、都会の雑踏に揉まれ疲れた若者たちは、哀愁と心の癒しを求めて集まるのでしょうか。
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▲東シナ海の夕暮れを茶楼から眺めます
一青窈さんの「大家(ダージャー)」を聴く
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一青窈(ひととよう・ハナミズキで有名)さんは、父は台湾人(九份の元金鉱主)、母は日本人で日本語、北京語、英語を話すトライリンガルだそうです。
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ドキュメンタリー映画「風を聴く〜台湾・九份物語〜」の挿入歌として、楽曲「大家(ダージャー)」を提供しました。
大家(ダージャー)は、父親の意味だそうです。
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私も興味を抱き、YouTubeで5分ほど聴きました。
始めは日本語で歌い、後半は北京語です。
一青窈さんの作詞で「失って初めて大事なものが分かっても元には戻れない🎶」と父への想いを透き通った声で歌い、父を思う娘の心に感動しました。
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映像には九份らしき街並みが流れ、歌詞とリズム、ハーモニー、メロディと歌声には九份の匂いがしました。
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▲バス停から九份の基隆山(588m)を眺める
九份の村に着きました(体験談)
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バスを降りました。
九份散策(60分)が始まりました。
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▲奥深い階段の坂道を登り始める
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狭い階段坂が続きます。
ステンレスの手すりがなければ高齢者は登ることができません。
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日本の統治時代に作ったのでしょうか、規則正しいキレイな階段や壁面が美しく残っています。
九份と書かれた赤提灯がノスタルジーを醸し出します。
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▲坂道が延々と続きます
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下の方では年配者もいますが、上に上がるほど若者の割合が増えて行きます。
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レトロな土産物店や、喫茶店、料理店などが立ち並び、古い金鉱で繁栄した時代を呼び覚まします。
中腹の広場まで、やっとの思いで登りました。
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▲日本の統治時代に作られたのか整然とした階段です
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ベンチに座り込み、上を見上げると赤提灯の山でした。
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座っているのは年配者のみで、若者は左側の狭い山道を登って行きました。
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▲この広場の美しい提灯の下にある、レトロなベンチに座り込みました
「賢崎路」まで登りました
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夫が自分はもう少し登って写真を撮ってくるので、ここで暫く休むように言いました。
私はもう登るのは無理なので先にゆっくりと帰るので、あなたはゆっくりと時間まで散策するように伝えて降りました。
下り坂も急なので、手すりに捕まりながらボチボチと降りてバスの集合場所まで辿り着きました。
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▲向かいの海の北東に日本があります
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私は行ける所まで行こうと登って行きましたが、急な狭い階段は若い人でいっぱいでぎゅうぎゅう詰めでした。
若者の腕やお尻が当たって押し込んできますので、ソウルの梨泰院の事件が頭をよぎりました。
梨泰院より階段坂がキツいです。
“年寄りの冷や水“の教訓を思い出し、撤退を決めました。
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九份の本場の写真が撮れずに残念ですが、皆さんは来られて実際に現物を見て感動してください。
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バスのツアー客の反応ですが、年配者はやはり断念して帰った方が多かったようです。
皆様も無理をせずに気をつけて楽しんで下さい。
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無事に60分の九份散策を終えて夕食に向かいました。
九份観光に尽力して下さった皆さまありがとうございました。
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▲夕日に染まる九份の街並みです
まとめ
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九份は、台北の北部の山間にあり、海を一望できる風光明媚な観光地です。
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昔は金鉱発掘のゴールドラッシュの村でしたが、今は石段、狭い路地、赤提灯などレトロな雰囲気の街として、世界中から観光客が訪れます。
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観光のポイント地点を四つ紹介します。
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私たちシニア夫婦は、上記全てに行けませんでした。
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若い方々は是非4箇所すべてに挑戦され、体力に自信のない方は一隅から九份全体の雰囲気を楽しんでください。
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ありがとうございました。
深謝!深謝!深謝!
この台湾ツアー旅行の「総集編」として、『台湾ツアー旅行おすすめ2泊3日【シニア体験談】添乗員・全観光付き』を、最後に書きました。
内容は下に記しましたので、興味のあられる方はご覧ください。
①「台湾旅行の動機」②「持ち物一覧表」③「携帯海外ローミング」④「両替・チップ」⑤「旅行費用総額260,970円の明細」⑥「観光地・食事の14体験談」⑦「旅行中の徒歩数」⑧「バスの走行距離km」⑨「海外旅行保険加入」
シニア夫婦の、アクシデントや失敗が多々ありましたが満足な旅ができました。
See you(^^♪
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