はじめに
こんにちは(^^♪
私たちシニア夫婦は、ツアーで念願のフランス「モン・サン・ミシェル」を訪れました。
修道院を見学した後、昼食に名物の「ラ・メール・プラールのオムレツ」をいただく予定でしたが、ツアーの都合上、対岸のレストランでいただきました。
日本では味わえない独特のオムレツで、とても印象的でした。
今回は、モン・サン・ミシェルとその名物料理を中心にご紹介します。

ラ・メール・プラールのオムレツとは
「モン・サン・ミシェル(Mont Saint Michel)」は、フランス西海岸サン・マロ湾に浮かぶ修道院で、世界遺産にも登録されています。
その名を世界に広めたのが「ラ・メール・プラール(La Mère Poulard)のオムレツ」です。
この地は、かつて巡礼者が命がけで訪れた聖地。
疲れ切った巡礼者を温かく迎えるために、宿を営んでいた「プラールおばさん」が、卵をふんだんに使ったオムレツでもてなしたのが始まりと伝えられています。
そのおもてなしの心が評判を呼び、世界中に名を知られるようになりました。

世界の著名人も訪れた伝統の味
創業100周年の際には、英国のサッチャー首相やフランスのミッテラン大統領も来店し、伝統の味を堪能したそうです。
日本の皇族をはじめ、世界中の著名人も多く訪れる名店です。
モン・サン・ミシェルの入口付近、最も賑やかな「グランド・リュ通り」に本店があります。
看板には日本語メニューもあり、観光客にも親しまれています。
味はシンプルで優しく、旅の記念にぜひ味わいたい一品です。
島内は観光客向け価格ですが、島を出ると地元の食材を使った本格ノルマンディー料理を楽しめるレストランも多くあります。

私たちのランチ体験(対岸レストランにて)
私たちのツアーでは、ラ・メール・プラール本店ではなく、対岸のポントルソン地区にあるグルメレストランで昼食をいただきました。
モン・サン・ミシェルから定期バスに乗り、最初の停留所近くにあるお店です。

まず運ばれたのは、香ばしいフランスパンと地元産のサイダー。
次に、ふわふわに泡立てた卵の「オムレツ」が登場しました。
クリームが添えられ、口当たりが軽く、上品な味わい。
見た目よりもボリュームがあり、すぐに完食してしまいました。

ノルマンディー料理を堪能
次に出てきたのは、大きなハムがカリフラワーの上に盛られたメイン料理。
濃厚なソースがかかっており、オムレツの淡白さとの対比が絶妙でした。
「パマル!(Pas mal=なかなか美味しい)」と自然に口に出る満足感。

デザートのチーズケーキは濃厚で、日本ではなかなか出会えない深い味わいでした。
フランスは酪農が盛んな農業国。
街のあちこちに牛のモニュメントが見られ、チーズ、バター、クリーム、ハムなどノルマンディーの豊かな食文化を実感しました。

まとめ
ノルマンディー地方は「フランスの美食の宝庫」と呼ばれています。
豊かな大地から生まれる新鮮な乳製品、卵、りんごのシードル酒などが人々の食卓を彩ります。
巡礼者を温かく迎えた「ラ・メール・プラールのオムレツ」は、今もその象徴的な料理として受け継がれています。
私たちもツアーを通して、ノルマンディー料理の素晴らしさを心から味わうことができました。
プラールおばさん、そしてお世話になったレストランの皆さんに心から感謝します。
Merci beaucoup(メルシー・ボク)!
See you(^^♪

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