デリー観光のクライマックス、レッドフォートへ
みなさま、こんにちは(^^♪
私たちユルバ夫婦(73歳)は、A旅行社のツアー「復路ビジネスクラス利用・8つの世界遺産をめぐるインド5日間」に参加しました。
クトゥブ・ミナール、フマユーン廟と世界遺産を2つ巡ったあと、バスはデリー旧市街へと向かいました。
遠くからでも、それとわかる赤い壁。近づくにつれてどんどん大きくなり、バスを降りた瞬間——「これが世界遺産か」と、思わず立ち止まってしまいました。

高さ33メートルの赤砂岩の城壁が、視界いっぱいに広がります。正面のラホール門の上には、インドの国旗がひるがえっていました。
ムガル帝国の栄華の象徴 レッドフォートとはどんな場所か
「レッドフォート(ラール・キラー、赤い城)」は、ムガル帝国5代皇帝「シャー・ジャハーン」が1639年に着工し、1648年に完成させた城塞宮殿です。
タージマハルを建てた、あのシャー・ジャハーンです。妻ムムターズ・マハルのために世界最高の霊廟を建てた皇帝が、同じ時期にデリーにも新しい都と宮殿を築いていました。
城壁の全長は約2.4キロメートル。内部には白大理石の宮殿、謁見の間、庭園、モスクなど、ムガル帝国の豪華な宮廷生活を支えた施設が広がっています。この城はその後、イギリス植民地時代には軍の駐屯地として使われ、インド独立後の1947年8月15日、初代首相ネルーがここからインド独立を宣言した歴史的な場所でもあります。
今も毎年8月15日の独立記念日には、首相がこの城の城壁から国民に向けて演説を行う——インドにとってこの城は、生きた歴史の舞台であり続けています。

外から見ただけでも伝わる、圧倒的なスケール感
今回のツアーはレッドフォートへの入場はなく、前の広場で外観を眺める形でした。
正直なところ「入れなくて残念」と思うかもしれません。でも実際に立ってみると、むしろ外から全体を見渡せるこの場所の方が、城のスケール感を体で感じられると気づきました。
城壁の横幅、高さ、どっしりとした赤砂岩の質感——内部に入ると逆に全体像が見えなくなることもあります。遠くから見た方が「でかい」とわかる。そういう建物です。

暑い中でフーフー言いながら笑顔でピースサイン。この一枚がこの場所の記憶を一番鮮明に残してくれる気がします。
バスを降りたら、そこは別世界だった
レッドフォートの前に広がるのは、デリー旧市街の「チャンドニー・チョーク地区」。インド最大級の市場街で、17世紀にシャー・ジャハーンが造営した歴史ある商業地です。
バスを降りた瞬間から、その熱気に包まれました。

クラクションが鳴り響き、緑と黄色のオートリクシャー(三輪タクシー)が縦横無尽に走り回る。その背後に鮮やかな朱色のヒンドゥー寺院がそびえ立つ。信号待ちの隙間を人が歩き、荷物を積んだバイクが割り込む——。
「インドの街ってこういうことか!」と、五感が一気に覚醒するような光景でした。この交差点の写真は、観光地の写真とは違う意味で、インド旅行の本質を映しているように思います。シニア旅行者の方にとっては、バスの中から眺めるだけでも十分なインパクト。もし降りて歩かれるなら、人混みと車には十分お気をつけください。
車窓から見えた インド門
レッドフォート周辺を後にしたバスは、インド門の前を通りました。

信号待ちの一瞬、窓の外にそれが現れました。
インド門は、第一次世界大戦と第三次アフガン戦争で戦死したインド兵約9万人を追悼するために、1931年に建設された戦没者慰霊碑です。高さ42メートルのアーチ型の石造建造物で、パリの凱旋門をモデルにしています。壁面には戦死した兵士の名前が刻まれており、足元には常に炎が燃え続けています(アマル・ジョーティ・・・不滅の炎)。

芝生の広場の遠くにたたずむインド門は、車窓越しでも、その堂々とした姿が伝わってきます。両側に続く緑の芝生と街路灯の列が美しく、「デリーにはこんな場所もあるのか」と車内で感嘆の声が上がりました。
インド門の周辺には大統領官邸や国会議事堂もあり、インドの政治の中心地として整備された地区です。時間があればぜひ降りて歩いてみたい場所ですが、今回は車窓から眺めるだけ——それでも十分な存在感でした。
シニア旅行者へのひとことアドバイス
レッドフォート周辺は、デリーの中でも特に人が多く、車と人と音が混然一体となるエリアです。
ツアーであればバスの乗り降りはガイドさんが誘導してくれますが、個人旅行で訪れる場合はスリや交通事故に十分な注意が必要です。暑さと人混みの疲れが重なりやすい時間帯でもあるので、水分補給と休憩をこまめに取ることをおすすめします。
レッドフォートへの入場を希望する場合、外国人向けチケットは約600ルピー。デリーメトロのイエローラインまたはバイオレットラインの「Chandni Chowk」駅が最寄りです。

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | レッドフォート建造物群(ラール・キラー) |
| 世界遺産登録 | 2007年(文化遺産) |
| 建造年 | 1639〜1648年 |
| 所在地 | デリー旧市街、チャンドニー・チョーク |
| 開館時間 | 9:30〜16:30(月曜休館) |
| 入場料 | 外国人:約600ルピー(2025年時点) |
| アクセス | デリーメトロ「Chandni Chowk」駅から徒歩約5分 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | インド門 |
| 建造年 | 1931年 |
| 所在地 | ニューデリー、ラージパト・マーグ |
| 入場 | 無料・常時開放 |
| アクセス | デリーメトロ・ブルーライン「Central Secretariat」駅から徒歩約15分 |

ありがとうございました。
See you(^^♪


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