ユルバ

日中のソウル市内の喧騒と打って変わって、夜景バスでの景色は山川と一体を成した、ソウルの古今の自然の静寂を感じさせるものでした。悠久なる流れの漢江、激烈なる歴史を見てきた南山、共に言葉はありませんが観光しながら訴えかけてくるものを感じました。

漢江の北、北岳山の南の「陽」の地が、無学大師の風水で選ばれ、景福宮や青瓦台が建造されました。時代が進んで、政治の中枢が、韓国の千年の時を超えて変わりました。この時期に、旅で当地を訪れて、体験したことは様々な思い出の宝物になりました。

韓国を旅して、韓国料理を食し、韓国の宮殿や住宅に触れ、韓服を纏い「衣食住」という文化を体感しました。高句麗、百済、新羅の三国時代に完成した韓服は、祈り、思いやり、礼儀の生活哲学や美意識が込められ、短時間でも直接肌に着けたことに感激です。

ソウルの歴史的中心地は、どこだろうか。現在のソウルを首都にした朝鮮王朝の初代の王「イ・ソンゲ」が創建した「景福宮」に来ました。ご当地の宮城で、歴史と文化に触れることができて、反省と共に人類の先祖は一つではないかと深く考えさせられました。

韓国の薬膳料理、宮廷料理の崇高さを、私は「チャングムの誓い」の韓流ドラマで知りました。とても興味を持ち、実際にご当地で食体験をしたいと思いました。積年の願いが叶い「参鶏湯」の最高峰と言われる「オゴルゲタン」を「百済参鶏湯」で食べることができました。万歳！！

「サムギョプサル」とは、豚バラの3枚肉を焼く韓国の定番焼肉です。味付けしない豚肉を、火の上で表面がカリッとなるまで焼きます。肉にキムチやみそダレを付けてサンチュで巻いて、ひと口で食べます。韓国グルメベストテンでも、トップに選ばれるほどの人気です。

「カルグクス」と言う韓国のソウルフード的な家庭麺料理をいただき感動しました。日本の「うどん」に似ていました。明洞のカルグクスの元祖と言われる有名店「明洞餃子」さんで、食べることができて思い出に残り、半島の食文化を体感して旅の醍醐味を満喫しました。

「梨泰院クラス」と言う、ソウル激戦区の飲食業階で若者が奮闘するテレビドラマを見て感動しました。ドラマの「長家」と、この「大家」がダブって見えました。ここで「プルコギ」を食べたことは、この韓流ドラマと絡んで旅の熱い思い出の財産として残ることでしょう。

「サムゲタン」は、韓国を代表する伝統的な薬膳料理であり、「高麗参鶏湯」はその元祖的存在です。ソウルに来たら一度は必ず食べてみたい料理の一つです。アッサリとした味なので、胡椒、塩、ニンニク、キムチを適量に絡めて、自分好みの味を作り出したいです。

初めて韓国・明洞でマッサージを受けたいと思いました。韓国式マッサージ（コルギ）の特徴は「骨」に刺激を与え、骨と皮膚の間にある血管やリンパを刺激し血行促進を促します。「ミナミエステサロン」は、1999年に開業し、器具を使わない素手だけで行なうマッサージが自慢です。