主婦のリフォーム体験談②|老後4大不安と終の棲家

健やかに暮らすヒント(衣・食・住・健康)

はじめに|シニア主婦のリフォームの悩みと不安

みなさま、こんにちは♪

私は子どもを産み育て、
子どもたちは進学や就職で家を出て自立し、
縁ある相手と結婚して新しい家庭を築きました。

親というものは、子育てが終わっても
受験・進学・就活・就職・結婚・妊娠・出産…と、
いつまでも子どもや孫を応援し続けます。

その無償の愛は、親の本能であり、
苦労が大きいほど喜びも大きいと感じています。

やがて子どもや孫は、私たちを飛び越えて成長し、
こちらが応援される立場に変わっていきます。

▲子供達は成長し大海に船出する

ふと気付けば、私たち夫婦は前期高齢者の真っただ中。
前期高齢者は65~74歳、後期高齢者は75歳以上とされ、
75歳を境に

  • 病気の長期化や複数疾患

  • 認知症の増加

  • 死を現実的に意識せざるを得ない

といった変化が見られると言われています。

今はまだ自分のことは自分でできますが、
老いや死に向けて、心も体も準備をしなければならない年齢になりました。

人生100年時代とも言われます。
男性の平均寿命は約81歳、女性は約88歳ですが、
80歳で終わるのか、90歳、100歳まで生きるのかは誰にも分かりません。

女性の方が長生きすると言われますから、
「もしかすると100歳まで生きるかもしれない」
と考えておいた方が安心かもしれません。

悩みや不安が尽きることはありませんが、
「備えあれば憂いなし」という言葉もあります。

だからこそ、私たちは老後に備えた住まいを真剣に考え始めました。

▲老いた時代の生き方を考えぬきました

老後の「四大不安」を思いめぐらす

一般的に、老後の「四大不安」は次の4つと言われています。

  1. お金の不安
     年金、退職金、貯金や投資、生活費(食費・住居費・光熱水費・医療費など)、
     相続、エンディングノートや遺言書の準備など。

  2. 健康の不安
     老化、病気、ケガや骨折、認知症、
     自分や配偶者・両親の介護、食生活、運動、睡眠、検診と治療など。

  3. 孤独の不安
     配偶者との関係(熟年離婚・疎遠・死別)、
     子ども・孫・親族との付き合い方、
     同居か別居か、単身か二世帯か、
     友人・ご近所・仕事仲間とのつながり、
     「おひとりさま」や独居高齢者としての暮らしなど。

  4. 死の不安
     親や配偶者、自分自身の死の受け止め方、
     ホスピス・ターミナルケア、孤独死の心配、
     看取る場所(自宅・病院・施設)、
    葬儀の形やお墓・納骨堂・樹木葬・散骨などの選択。

高齢者の「終の棲家(住まい)」は、
この四大不安のすべてに深く関わっています。

▲次の世代にふれあうと元気がでます

住まいは、衣食住のなかでも生活の土台です。
どこで、どのように暮らすかは、老後の安心感を大きく左右します。

  • 自宅で暮らし続けるのか

  • マンションや平屋に住み替えるのか

  • 住宅型施設、サ高住や介護施設を選ぶのか

早めに方向性を考え、元気なうちに
リフォーム・断捨離・私物の整理をしておくことが理想です。

私は、コンマリさんやミニマリストの映画(Netflix)を見て
大いに刺激を受けました。

コロナ禍の間に、30年間溜め込んだ子どもの荷物や
夫の単身赴任の荷物を、夫婦で思い切って整理しました。

首都圏に住む長男宅には段ボール14箱を送り、
大型ゴミは3ヶ月にわたり出し続けました。

その結果、2階の物置部屋がすっきり片付き、
きれいで広々とした空間に生まれ変わりました。

こうした経験から、「我が家の老後の住まい」を真剣に考え、
自宅を終の棲家としてリフォームする という決断に至りました。

▲元気なうちに断捨離をしたい

リフォームに向けた情報収集

終の棲家をどうするか。
高齢の私たちにとっては、これが最後の大きな住まいの選択です。

コロナ禍も少し落ち着き、体力には不安があるものの、
思い切って「自宅をリフォームする」と決めました。

  • 夫は主に書籍・ネット・新聞で情報収集

  • 私はネット検索・YouTube・Netflix・テレビや雑誌

と、役割分担しながらリフォームの基礎知識を集めました。

書店や図書館にはリフォーム関連の本がたくさんありますが、
新聞広告で見つけて気になった2冊を購入して読みました。

▲シニアもリフォームの情報収集は重要です

リフォーム本から得た大きな学び

読んだ本は次の2冊です。

  1. 『やらなければいけない一戸建てリフォーム』高橋みちる著

  2. 『施設に入らず自宅を終の住処にする方法』田中聡著

前者は「築30年からでも遅くない。
家の寿命を延ばし、性能を上げて資産価値を高める」という内容で、
ちょうど築30年の我が家にはぴったりでした。

▲ヒートショックを防ぐ断熱工事は必然です

特に、これまであまり意識していなかった「断熱」の重要性を
シニア目線で分かりやすく教えてくれました。

後者の著者は一級建築士であり、元介護施設長。
建築と介護、両方の現場を知る立場から、

  • 最後まで自宅で暮らすための住まいづくり

  • いい介護施設とそうでない施設の見分け方

  • 自宅・病院・施設のどこで最期を迎えるか

といった、シニアが知りたいポイントを具体的に解説されています。

この2冊を読み、
「私たち夫婦が後期高齢者になったとき、
どこでどう暮らしたいのか」
をリアルにイメージできるようになりました。

基本的な知識は書籍で、
細かな疑問や具体的なやり方はネット検索やYouTubeで…と、
情報源を使い分けたことが、とても役に立ちました。

▲いろいろ終の棲家のリフォームを研究しました

リフォームの第一関門は「業者選び」

「ボタンの掛け違い」や「手元一厘先八軒」という言葉がありますが、
最初の一歩を誤ると、あとで大きな差になります。

リフォームも同じで、
成功の鍵は“業者選び” にあると痛感しました。

私たち夫婦は、地元の建築・リフォーム業者に知り合いがいません。
しかも悪徳業者の噂も耳にしており、慎重にならざるを得ませんでした。

過去には、想定外の工事費を請求され、
消費者センターに相談して助けられた経験もあります。

そこで、ネットで調べているうちに
「住宅リフォーム会社紹介サイト」 の存在を知りました。

▲Google先生は、とても頼りになります

「リフォーム会社比較サイトランキング」を検索

Googleで検索すると、
「リフォーム会社比較サイトランキング」などの情報が多数出てきます。

あるサイトでは、比較サイトを利用するメリットとして、

  • 複数の会社を簡単に比較できる

  • 金額の相場がつかめる

  • 自分に合った会社を見つけやすい

  • 厳選された会社から紹介されるため、悪徳業者を避けやすい

  • 利用は無料

と紹介されていました。

▲今はネットのお陰で、素人でも優良企業さんを探せます

ホームプロ、タウンライフリフォーム、リショップナビなど、
いくつかのサイトが比較され、その中でも
「ホームプロ」がおすすめ と高く評価されていました。

別のサイトでもホームプロが1位に挙げられており、
複数の情報源から高評価だったことが決め手になりました。

▲家で料理を楽しみながら、ネットでリフォームの業者さん探しをしました

ホームプロに業者選びを依頼

私たちはホームプロのホームページを開き、
一戸建て・築年数・リフォーム箇所・予算・着工希望時期・郵便番号など
必要事項を入力して依頼しました。

その後は、基本的にネット上でのやり取りです。

ホームプロのサイトは、
リフォーム全体の流れと施主の悩みがとてもよく整理されていて、
「こちらの不安を分かってくれている」と感じました。

数日後、ホームプロから 地元の優良企業9社 を紹介するメールが届きました。

会社名、表彰歴、評価、成約件数、価格帯別の成約実績、
得意分野、会社の特徴など、詳細な情報が一覧にまとまっていました。

さらに、実践的な資料や小冊子を5種類ダウンロードでき、
それらを読み込みながら各社を比較しました。

総合点を出し、☆マークの多い会社を中心に検討した結果、
顧客満足度ベスト3の会社 に絞り込み、
現地視察と見積もりをお願いすることにしました。

▲ネットでも痒い所に手が届くお世話をしてくださいます

現地視察と3社からの見積もり

高齢の私たちにとって、
複数の会社と対面で打ち合わせをするのは体力的にも負担です。

しかもコロナ禍で、子どもたちからは
「不要不急の外出や人との接触は控えて」と言われていました。

そのような中で、3社とも短時間で効率よく現地調査をしてくださり、
細かな打ち合わせはメールや電話で対応していただけたのは助かりました。

▲各社の担当者さんは信頼に値する方々でした

  • A社:リフォーム専門で、地域での成約件数が多い会社

  • B社:地元の建設会社で、マンション~一戸建てまで実績豊富

  • C社:小規模ながら女性目線で対応してくれる、評価の高い会社

どの会社も、ホームプロの紹介だけあって信頼感がありました。

▲リフォームの費用対効果は重要な判断基準です

A社に決定した理由

最終的に、私たちは A社に決めました。

C社はプランニングが細やかで魅力的でしたが、
見積額が予算を大きく超えていました。

A社とB社は、シニア向けの提案が的確で、
見積額もほぼ同額。
いずれも信頼できる担当者さんでした。

その中でA社を選んだ決め手は、

  • 見積書がとても細かく、内容が分かりやすかったこと

  • 契約から完成までの流れが資料で丁寧に示されていたこと

です。

資料には、

  • 社長挨拶・会社概要

  • 6つのコンセプト

  • 29のサービス内容

  • コンシェルジュ主義

  • 担当者プロフィール

  • 保証とアフターサービス

などが明記されており、
年齢を重ねた私たちでも理解しやすくなっていました。

▲2023.1.21日経にホームプロの一面広告出る

特に「お茶出しは一切不要です」と書かれていた点は、
高齢の施主にとって大きな安心材料でした。
C社のホームページには「お茶出しに職人さんが喜ばれた」とあり、
気持ちは分かるものの、今の私たちには負担が大きいと感じていたからです。

A社の資料には、施主が心配しがちな点が
Q&A形式で一覧になっており、
いちいち質問しなくても不安が解消されました。

こうした「お客さん目線の気配り」が、
A社を選んだ大きな理由です。

A社には採用のメールを、
B社・C社には感謝の言葉とともに不採用のメールを送りました。

ホームプロの説明どおり、
その後B社・C社から営業の連絡が来ることはなく、
お断りした側としても心が軽くなりました。

▲家事をしながら、リフォームについて色々思いを巡らせました

ホームプロから「工事完成保証書」を受け取る

A社に決定したことをホームプロに伝えると、
「工事完成保証書」が届きました。

これは、もし工事途中でA社が倒産したり、
工事が不履行になった場合でも、
ホームプロが工事完了まで責任を持つという内容です。

施主にとって、これほど心強い保証はありません。

「A社さんに決めました」と担当者に報告すると、
「ホームプロから連絡をいただいて知りました。
本当にありがとうございます。これからよろしくお願いします」と
丁寧にお礼を言われ、信頼はさらに深まりました。

▲工事完成保証書のサービスには驚きました

A社と工事請負契約書を締結

その後、A社の担当者さんと何度か打ち合わせを行い、
工事請負契約書 を締結しました。

娘がお産で帰省する予定があったため、
コロナ禍も考慮して、工事は秋以降にお願いしました。

ちょうどその年の10月から材料費が高騰するという情報もあり、
担当者さんは早めに契約を結び、
リフォームに必要な材料を先に確保して
旧価格で工事できるよう配慮してくださいました。

予算に寄り添った柔軟な対応に、心から感謝しました。

▲リフォーム完成時の正月飾り

まとめ:老後の不安と向き合いながら

若い頃の「家の買い方」と、
シニア世代の「終の棲家の選び方」は大きく違います。

私たちには、今まで経験したことのない
「老後の四大不安」がのしかかっています。

その中で、人生最後の住まいとなる
自宅リフォームを決断するのは、
体力的にも精神的にも簡単なことではありません。

しかし、60代後半という限られた時間の中で、
ネットという便利な道具をフル活用したからこそ、
私たちは納得のいく選択ができたのだと思います。

すべての始まりは、
「Google検索でホームプロを知ったこと」 でした。

そこから地元の優良企業9社とのご縁がつながり、
3社に見積もりをお願いし、
最終的にA社と契約してリフォームを実現できました。

関わってくださった皆さまへの感謝をこめて、
この「ユルバのリフォーム❷」を締めくくらせていただきます。

▲関西の年少の孫から絵葉書が届きました

ユルバのリフォーム体験談・14記事一覧はこちら▼

ユルバのリフォーム体験談|築30年を終の棲家に

最後までお読みいただきありがとうございました。

Bye-bye(^^♪

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ユルバ

みなさま、こんにちは♪
70代前半の主婦ブロガー「ユルバ」です。
地方都市で夫と二人暮らしをしながら、シニアの暮らし・終活・文化・旅行の体験をテーマに発信しています。
子どもたちは独立し、現在は「第二の人生」を楽しみながら、自宅を「終のすみか」としてリフォームしたり、国内外の旅や芸術文化に触れたりしています。
このブログでは、シニアならではの悩みや工夫、日常の気づき、失敗談やハプニングも含めたリアルな体験を記録しています。
月5本を目標に継続し、これまでの2年8か月で160記事を超えました。
シニアライフや海外旅行、暮らしの工夫を知りたい方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします(^^♪

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