みなさま、こんにちは(^^♪
私たちシニア夫婦(70代前半)は、5月中旬に「MSCベリッシマで航く韓国・釜山/佐世保クルーズ6日間」に行ってきました。
きっかけは、韓国でとあるご夫妻に「高齢者にはクルージングが楽で良いですよ、私たちは23回行きました」と言われ、その体験談を聞き感動して「行きたい」と思いました。
ホテルの移動が無く、荷物の整理や運ぶこともなく、宿泊や飲み物や食事も心配せず、高齢者の旅にはとても良かったです。
しばらくは毎年クルージングを楽しみたいと思いました。
帰ってすぐにまた行きたくなり、新聞広告に出ていた「あじさいの大原三千院&三室戸寺&宇治平等院・2泊3日・阪九フェリー」が目に止まりました。
国内の観光ツアーのフェリーは初めてなので、早速参加を申し込みました。
このブログでは「2泊3日の時系列」「大原三千院・三室戸寺」「寺田屋・黄桜昼食」「宇治平等院」「総集編:全体紹介・事前準備・持ち物一覧表・費用明細&総額・土産物一覧等」の五つに分けてご紹介したいと思います。
シニアの皆様の「旅に行く意欲」が高まり、参考になりましたら幸いです。
2泊3日のスケジュール
1日目は、福岡・新門司港17:30発〜(阪九フェリー)〜で大阪・泉大津港に向かいます。
2日目は、泉大津港6:00着〜(観光バス)〜大原三千院〜黄桜河童カントリー(昼食)〜三室戸寺〜宇治平等院〜泉大津港17:30発〜(阪急フェリー)〜で新門司港に向かいます。
3日目は、新門司港6:00着で解散です。
新門司港到着
小倉駅新幹線口に集合して、16:10に無料送迎バスに乗り出発しました。
新門司港には16:40に着きました。
添乗員さん1人と、お客さんは40数名おられました。
写真は、神戸行き「やまと」です。
集合場所は「阪九フェリー・新門司第2ターミナル1F待合所」に16:40集合です。
ベリッシマは約17万トン、この船(写真)は約5万トンと三分の一ほどです。
他のグループは「お遍路さん」や「万博」に行く方々で、溢れかえっていました。
しかし、皆さんは慣れておられるのか整然として、グループごとに乗船して行かれました。
リュックやバッグの方々は、エスカレーターで登って行かれます。
私たちスーツケース組はエレベーターで4階まで登り、乗船しました。
フェリーに乗船する
船内に入りましたら、明るくて綺麗で驚きました。
5階からエレベーターで、6階の部屋のあるフロアに登りました。
部屋に至る通路に入りましたら、オレンジの明るい絨毯で気分が高揚しました。
真っ直ぐな通路で、分かりやすかったです。
客室「デラックス洋室」に入る
カードキーをかざして部屋に入ると、明るくて清潔な部屋で驚きました。
ベリッシマ(イタリア船)の部屋は、ダーク調で金属質であり暗かったです。
ベッドも壁紙も絵画も日本調で、馴染みやすくて落ち着きました。
ちなみにデラックス洋室は、基本料金に@6,000円追加(2人・2泊・24,000円)ですが、気を使うことなしに休むことができます。
カーテンを開けると、窓があり海と対岸の山々が美しく見えました。
太平洋の外海に比べて、瀬戸内海は波が穏やかです。
テレビは全ての放送局に繋がり、見ることができました。
しかし瀬戸内海の真ん中くらいにくると、映像が少し歪みます。
ポット、歯ブラシ、ほうじ茶、コップ、ポケットティッシュ、スリッパ、浴衣、お風呂用タオルなどが置いてあり、外国船と違って日本仕様で清潔で安心しました。
避難確認
避難確認等は、自主責任で行うように放送がありました。
ドアの裏に「避難経路図」と「救命胴衣着用図」がありました。
5,6,7Fに客室があり、それぞれ売店、レストラン、お風呂等があります。
地図を見て、避難経路と7Fの避難場所を確認しました。
救命胴衣はベッドの下に収納されており、避難経路図の下に「救命胴衣着用図」がありました。
見ただけでは分かりませんが、実際に着ながら確認する必要があると思いました。
瀬戸内海は落ち着いた内海ですので、安全性は高いそうですが、60数年前の紫雲丸事件がありますので常に突然のリスクの対策は備えなければなりません。
新門司港出航
時間になり離陸が始まりました。
神戸港行きの「やまと」が、だんだん離れていきます。
出航してから、陸地を離れてテレビが映りにくくなり、iPhoneも繋がりにくくなりました。
しばらくすると横に陸地が見えて、テレビがよく映りました。
Googleマップで調べると、大分のきつね祭りで有名な姫島でした。
昔、観光で行ったことがありますが、島民の方々が親切で歴史のあるやさしい島でした。
大浴場と露天風呂は、5:30〜22:00までで、シャワーは終日使えます。
レストランは、5:30〜20:00までと短いです。
夕食には早いので、お風呂に行きました。
洗い場が10くらい、屋内に湯殿が二つあり、航行する瀬戸内の眺めは最高ですが、少しお湯が熱めです。
露天風呂は湯殿が10人くらい入れ、海風が爽やかで、空と海が眺められ最高です。
生まれて初めての船の露天風呂に入り感激しました。
ベリッシマ(イタリア豪華客船)では屋内と屋外のジャグジーに水着で入りましたが、露天風呂は格別の開放感があります。
ぜひ皆様が体験されると、それだけでも阪九フェリーに乗った甲斐があります。
レストランで夕食
夕食は6Fのレストランに行きました。
「丸亀うどん」のような方式で驚きました。
右側から入り、お盆と箸などを取り、欲しい料理を取りますが何を取って良いか分かりません。
人が少ないので、小走りに全体を見てから、バランスよく配膳しました。
美味しそうな刺身(カンパチ・たこ・いか・えび)を中心に取り、あさり、おくら、もずく、ご飯、味噌汁、デザートを夫婦でシェアしていただきました。
海の幸に満足!まんぞく!マンゾク!
帰りに、売店でミネラルウオーターと綾鷹と、私の大好きな陣太鼓(熊本のお菓子)を買いました。
船室にはミネラルウオーターがありません。
日本船なので、洗面所の水は飲めるかもしれません。
しかし安全な方法を選びました。
翌日の観光バスもミネラルウオーターのサービスはありませんでしたので、2人でこの2本で何とか足りました。
明日は洗面、朝食、荷物整理があり4:30起床なので、歯を磨いて直ぐに床につきました。
レストランで朝食
私は4:30、夫は5時に起床して、朝食に行きました。
そば、パン、目玉焼き、スープ、サラダ、コーヒーを半分ずつシェアしていただいたら、蕎麦とパンの相性が抜群でした。
夫は朝風呂を狙っていましたが、荷物整理や初めての下船があるし暑いので諦めました。
今日の京都の最高気温は35℃の猛暑日だそうです。
ガイドさんが、昨今のニュースから特にシニアは熱中症に気をつけるように言われました。
下船とバス乗車
船は泉大津港のトレードマークの赤い灯台を通り過ぎました。
港に着き、下船は順調で10分ほどかかりました。
観光バスが待っており、席順が張り出されておりました。
申し込み順だそうで、40数人と聞いていましたので、最後の方の私たちは高齢者でご迷惑をかけてはいけないと思い、500円支払うと前の席にしてくださいます。
一番前の席になり、ガイドさんに二人分の千円を支払いました。
途中で何回もトイレ休憩があり、後から行きますと待たされて遅れますので、大正解でした。
皆様にご迷惑をかけずに済みました。
大阪臨海線の高速道路を北に向かい、京都の大原を目指しました。
伏見城を右に、京都タワーを左に見て、下鴨神社を過ぎて、比叡山の奥の方へバスは進みました。
女性のバスガイドさんは、おもしろおかしく京都の説明をしてくださり、眠たいけど面白くて寝られませんでした。
笑いと涙を交えの関西弁で、久しぶりに本格的なバスガイドさんに出会いました。
「大原三千院」到着
やがて深山奥深く、静けさに眠る大原の里に着きました。
バスを降りて、ガイドさんの案内で20分ぐらい木漏れ日の中を、ダラダラと上り道を歩いて登りました。
京都 大原 三千院 恋に疲れた女が一人♪
結城の塩瀬の素描の帯が 池の水面に揺れていた🎶
「女ひとり」の歌で有名になった大原三千院です。
失恋した女性がひとりで、都会の喧騒に背を向けて、静寂の古刹を巡りながら、深い心の傷を癒やし、新しい凛とした強い気持ちで、未来へと向かう心情が描かれています。
参加者は殆ど八割がたが女性でした。
歌は、ほとんどの方々がご存知でしたので、いつかは三千院を訪れてみたかったのでしょう。
ガイドさんと共に歌われる歌声は、爽やかで若々しかったです。
大原からバスは、平安神宮、祇園を通って南下して行きました。
坂本龍馬の常宿として知られていた「寺田屋」の隣が、昼食をいただく黄桜さんです。
黄桜で昼食
昔のテレビのコマーシャルで有名な、黄桜の河童のお店です。
酒造りの土蔵や器具などが陳列してありました。
夏は涼しくて、冬は暖かい、酒麹にやさしそうな館を改造して造られたレストランに案内されました。
京料理の松花堂弁当をいただき、京料理の繊細な味を堪能しました。
バスは宇治市に向かって走り、有名な「宇治大橋」を通り、「三室戸寺」に着きました。
午後の最も暑い35度を超える時間帯であり、見どころの紫陽花も下を向いていました。
おまけに、長くて急勾配の段々に、私ども高齢者は見た途端にギブアップでした。
早々にバスに戻り冷房を浴びました。
あまりの暑さにガイドさんも、お一人の熱中症がおられなくて良かったと、胸を撫で下ろしておられました。
「宇治平等院」到着
宇治平等院は、フラットで狭い土地にある「世界遺産」であり見学が楽でした。
しかしあまりにも暑くて、体を冷やすために「宇治茶モナカアイス」を食べて、少し楽になりました。
国宝の阿弥陀如来様の見学が50人と限定されており、時間内には無理の場合が多いとガイドさんから言われていました。
46番目で入館でき、一番前の正面の場所で説明を聞くことができてラッキーでした。
阿弥陀様に世界平和と、家族や孫たちの健勝をお祈りしました。
積年の念願である「大原三千院」と「宇治平等院」のお参りができて幸せでした。
ありがとうございました。
宇治から泉大津港にバスで向かい、ガイドさんから岸和田市界隈に伝わる、安倍晴明の出生の秘話(狐の恩返し)をお聞きして心癒されました。
泉大津港出航
泉大津港を17:30に出航しました。
船内の感じも慣れて、余裕を持って行動できました。
早めにお風呂に行きました。
明石大橋通過が18:35ごろなので、その頃に露天風呂に入りました。
帰りは、行きよりも風が強くて波も高くて、お湯も大きく揺れていました。
ちょうど真上に、明石大橋が潜り抜けました。
上から見えたら恥ずかしいのではないかと一抹の不安がありましたが、遠くて何も見えませんでした。
夕食は取り方が慣れてきました。
カレーライス、海鮮サラダ、チゲ、冷奴、おくら、デザートを美味しくいただきました。
昨夜は、ゴトゴトとエンジン音が背中に響いて眠れませんでした。
睡眠不足のためか、ベッドに横になったらすぐに寝入ってしまいました。
目が覚めたら、新門司港の埠頭が見えました。
新門司港到着
隣には「フェリー どうご」と言う徳島の船が繋がれていました。
新門司港は様々な船が行き来している港だと感じました。
これからも、多くの船旅を体験したいと思いました。
下船して、送迎バスに乗り、小倉駅新幹線口で降りて解散しました。
最後まで読んでただき、ありがとうございました。
まとめ
このブログでは、阪九フェリーで新門司港から大阪・泉大津港に行き、京都を観光した内容を「時系列に紹介」しました。
別ブログで、「大原三千院・三室戸寺」「寺田屋・黄桜昼食」「宇治平等院」「総集編:全体紹介・事前準備・持ち物一覧表・費用明細&総額・土産物一覧等」の五つに分けてご紹介しています。
今回は、特にフェリー内のことを多く記しましたが、数ヶ月前のベリッシマ・クルージングで船旅に目覚めました。
ベリッシマでは横浜港〜釜山港〜佐世保港〜東京港を航海し、今回は福岡・新門司港〜大阪・泉大津港を経験しました。
「港町ブルース」のように、歌にも多くの魅力ある「港町」が歌われます。
これからも世界の多くの「港町」を旅してみたいと思いました。
来年は、マルセイユ港〜ジェノバ港〜チヴィタベッキア港〜メッシーナ港〜ヴァレッタ港〜バルセロナ港の船旅を申し込みました。
平和であり、健康で実現することを願っています。
阪九フェリーの船長、クルーの方々、旅行社のスタッフさん、バスの運転手さん、ガイドさん、京都、大阪、福岡のお世話になりましたすべての皆様方に、深い敬意と感謝を捧げます。
ありがとうございました。
See you(^^♪
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