環境芸術の森と唐津うまかもん市場
― 九年庵の余韻を胸に、自然と食を楽しむシニア旅 ―

▲バスを降りて「環境芸術の森」の案内広場に着きました
九年庵の次に向かった先は「環境芸術の森」
九年庵を後にした私たちは、観光バスで次の目的地へ向かいました。
それが、佐賀県唐津市にある 環境芸術の森 です。
標高400mの曲がりくねった山道を進むにつれ、窓の外に広がる景色は一気に深い自然の世界へ。
「ここは本当に佐賀?」と思うほど、スケールの大きな紅葉の森が広がっていました。

▲広葉樹林、小川、苔むす石組みの自然美と人工美が織りなしています
環境芸術の森のいわれ
この素晴らし「環境芸術の森」のいわれについて、バスガイドさんが詳しく話してくださいました。
元造園業の鶴田正明さんは、次男さんが病気になりあちこちで治療をしましたがよくなりません。人間の身体は、中に入れる食べ物と水と空気をキレイにすることだと思いました。
その環境を作るために、最初はご夫妻で次男さんのために、この地を選んで樹木を植え始められたそうです。その愛情も空しく次男さんは亡くなったそうです。
その悲しみの中を、自然と人々のためにと思い、約40年かけて私財を投じ、仲間と共にこの森を造り続けられたと言われていました。

▲風遊山荘の格天井、床、欄間、風景は見ものです
訪れる人々に「森は海を育てる」と言われ、海に面する唐津の「作礼山」で「昔の森を取り戻したい」と森づくりに打ち込まれました。
「人が手を加えることで森の美しさを守りたい」と、約10haの山林をキャンパスにして樹木、石組み、池と小川、斜面の土を組み合わせ、自然美と人工美の調和を目指しました。
一万本の紅葉を映し出す、140年前に建てられた古民家(風遊山荘)の漆塗りテーブルに映る、紅葉の幻想的な景色は圧巻です。

▲漆塗りのテーブルにスマホを置いて写真を撮ります
環境芸術の森の魅力|自然そのものが芸術
環境芸術の森は、長年にわたる手入れと保全によって育てられた森です。
人工的な庭園とは異なり、自然のままの美しさが感じられます。
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赤・黄・橙に染まる広大な紅葉群
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見上げるほど高い木々と紅葉トンネル
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足元に広がる落ち葉のじゅうたん
九年庵の「整えられた美」とは対照的で、
自然の力強さと深さに圧倒されました。

▲紅葉のトンネル、道には紅葉の絨毯を自然が敷きます
シニア目線で感じた注意点
森の中は舗装されていない場所も多く、
坂道や段差、落ち葉で滑りやすいところもあります。
私たちは、
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スニーカー
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手すりや足元を意識した歩行
に助けられ、無理のない範囲で散策しました。
足腰の弱い私は内回りコースを楽しみ、夫は外回りコースの雄大な写真を撮り、バスの中で私に見せてくれました。
👉 外回りは九年庵よりも体力を使う印象です。
👉 体力に合わせてコースが選べ、見学時間は短めでも十分満足できます。

▲山から海のみえる唐津方面に降りると市場が見えます
自然を満喫したあとは「唐津うまかもん市場」へ
次に立ち寄ったのは、地元の魅力が詰まった
唐津うまかもん市場 です。
建物に近づくと、
「JAからつ 直売所 唐津うまかもん市場」
の文字が目に入り、旅の締めくくりにぴったりの場所だと感じました。

▲地場の野菜や果物、新鮮な魚介類が豊富に並びます
唐津うまかもん市場の楽しみ方
市場の中には、
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新鮮な野菜や果物
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海産物の加工品
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地元ならではのお土産
が並び、見て回るだけでも楽しい空間でした。
私たちは、一通り見て回り、キラキラ光っている新鮮なイワシを見つけましたが、暖房の効くバスでもあり買うのは断念しました。
果物も豊富で山のように積んでありました。その中から珍しい「洋梨」と「西条柿」を土産に買いました。西条柿は広島の西条を発祥とし、毛利藩が普及した三大美味しい柿(西条柿・花御所柿・富有柿)の一つです。
渋柿ですが脱渋後は糖度が高く、中心部がゼリー状になり緻密な肉質がとろけるほどの絶妙な食感を醸し出します。夫の好物ですが、あまりにも美味しくて、もう一袋買うべきだったと言い合いました。
同行のバス客の方々も「どれを買って帰ろうか」「これは家族に喜ばれそう」と話しながら、旅の余韻を味わっておられました。
観光地のお土産とは違い、
地元の暮らしが感じられる商品が多いのが印象的でした。

▲斜面の上も紅葉が覆い被さってきます
九年庵から続く一日を振り返って
この日の行程は、
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「環境芸術の森」の雄大な自然
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「唐津うまかもん市場」の食と人の温かさ
と、三つの異なる魅力を味わえる、とても充実した一日でした。
特にシニア世代にとっては、
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運転の負担がない
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歩く距離を調整できる
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効率的な時間配分
- 添乗員さんの案内がある
観光バスツアーの安心感を改めて実感しました。

▲案内入り口から歩いて5分くらいの所に、バスや車の大きな駐車場があります
おわりに
九年庵の紅葉に心を洗われ、
環境芸術の森で自然の力に触れ、
唐津うまかもん市場で旅を締めくくる。
シニア夫婦にとって、
「無理をせず、しっかり楽しめる」
理想的な一日旅だったと思います。

▲漆塗りテーブルの上で夫が紅葉を撮影📸
このような素晴らしい一大芸術郷は、どなたがどんな気持ちで造られたのか。
鶴田さんは若いころ、禅宗のお坊さんからの導きで、京都山科の「一燈園」の西田天香師の下で修行をされたそうです。その教えを造園業で実践され多くの賞を受けられます。
そして息子さんの不幸から一念発起、生命の根源の浄化に黙して取り組まれたのではないかと思います。
私たちは、鶴田さんの生き様のお蔭で、このような素晴らしい芸術郷で紅葉の美しさの中、一日を過ごし洗心する栄を受けました。
この体験が、
これから佐賀の紅葉旅を考えている方の
参考になりましたら幸いです。
※前編では、秋の特別公開で訪れた
九年庵の紅葉狩りを詳しく紹介しています。
あわせてご覧いただくと、一日の流れが分かりやすくなります。
ありがとうございました。
See you(^^♪

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