みなさま、こんにちは(^^♪
先回の「孫の勉強の悩み①〜⑥」に続き、「孫の勉強の悩み⑦」を書かせていただきます。
私には、近所に住む娘の子どもである孫が3人おります。
孫は中学生になり、思春期や受験などの悩みが起こります。
悠岐(中3の男子)、夏子(中1の女子)、翔平(小5の男子)と仮名で呼ばせていただきます。
孫は3人とも、学童野球を小学低学年から続けている「野球3兄弟」です。
今まで野球を主にして、勉強は従になっていました。
自宅ではなかなか勉強に集中できないため、祖父母宅の1室を勉強部屋に貸すことになりました。
今回は、中間考査が終わり、試験結果が出ましたので、その内容と、孫の勉強の悩みを報告します。
孫(悠岐)の勉強4つの悩み
祖父母宅で、150時間勉強しての中間考査の結果を見ての、更なる孫の悩みです。
❶点が思うほど伸びなかった
2学期の中間テストは、国語・数学・社会・理科・英語の5教科です。
1学期の期末テストの、5教科の総合得点の50点増し(平均点10増し)を目標に掲げました。
結果は22点増しで、半分も行きませんでした。
国語+6、数学±0、社会-3、理科+13、英語+6、合計+22点です。
学年順位は16番上がりました。
目指した目標には、28点足りず、順位はまだ24番の開きがあります。
頑張ったほど、点が思うように伸びませんでした。
夫は「急に伸びたものは急に落ちる、この調子でコツコツ継続すれば段々上昇する、その方が実力がついてくる」と言っておりました。
悠岐本人は持ち前の楽天的な解釈で、今までの中学試験で最高の成績だと喜んでいました。
5人の野球仲間の4番目だったのが、3番目になったので上機嫌でした。
私は、分かっていながらの凡ミスや、文字の記入ミスがあり、残念でたまらない気持ちがありました。
❷相変わらず凡ミスを繰り返した
数学での記号の勘違いミスを、書かねばよいものを書いて減点される。
理科などで点を書くところを、点を書かずに4点失った。
あっさりした性格なので、答えを一度書いたら伏せて終了時間を待っているようです。
見直しを2回は行うように言いました。
「面倒臭い、時間が無い」と言いましたので、時間いっぱいまで見直しに使うように言いました。
野球も試験も一点取るのに最善を尽くすべきだと伝えました。
エース級の投手には、徹底してボールを見極めて、四球を選ぶ。
盗塁をギリギリで試み、投手を揺さぶり、バントで二塁へ行く。
走塁で投手を揺さぶり、3盗または内野安打で3塁を陥れる。
あらゆる策を尽くして、スクイズで1点をもぎ取る。
野球のように、試験も1点取るために命懸けになる。
凡ミスはチームを、敗退させるため、絶対やってはならない行為である。
1点を笑うものは1点に泣くことを伝えました。
❸不明瞭な文字が治らない
漢字やひらがな、アルファベットの文字を急いで書いて間違いにされる。
気が早い性格なので、不明瞭に書いて失点しています。
難しい漢字を合格しているのに、簡単な漢字を早く書いて、棒が一本足らず減点される。
例えば「資、源、宣、ち、徴、単、制、限、権、利、保、秘、密、速、摩、擦、力、官、痕、跡、キ、系」などでした。
凡ミスと文字の不明瞭の失点が23個ありました。
これを完全に無くせば、目標寸前まで行けたはずです。
野球の得点と失点には貪欲ですが、試験の点数獲得には、粘り強さもしつこさも執着もありません。
-
最後まで諦めない
-
凡ミスを無くす
-
明瞭な字を書く癖づけ
-
二回見直し
-
時間いっぱい見直し
-
試験直後100%復習
を確認しました。
野球の「振り逃げ!全力疾走!」の諦めない精神を、勉強に使うことを言いました。
❹腹筋が無くなり身体が太り鈍る
試験前の23日間は勉強に集中し、走り込み、体幹、素振り、キャッチボールをしませんでした。
妹から腹筋の無くなったことを指摘され、体重が3kg増えたことを嘆きました。
少し素振りをしたら、手の皮が剥けました。
以前はタコができていましたが、身体中がナマリ野球のできる体ではありません。
推薦入学試験の実技の時は困るだろうと不安がっています。
試験が終わってから、毎日の訓練のメニューを作り、日々実践すると言っていました。
野球即教育なり
今回、中学校の中間考査の試験勉強に付き合ってみて、野球も試験勉強も同じではないかと感じました。
-
諦めないこと
-
細かいことを確実にすること
-
凡ミスをしない
-
基本が大切である
-
最善を尽くす
-
一点を取る貪欲さ
-
勝ちへの執着
-
練習の反復・繰り返し
違うことは、野球はチームプレー、勉強は個人プレーであることです。
チームプレーは、1人はみんなのために、みんなは1人のために、の相互扶助の総合力です。
勉強は、自分以外の助けてくれる人はいません、人を踏み倒しても進む弱肉強食でもあります。
個人の力とチームの力の、双方の力をバランスよく身につけなければなりません。
野球は、かなりハイレベルなスポーツです。
郵便局の挑戦
10/11の日経新聞に、「学校の部活を支援、郵便局の挑戦、スポーツの力」という記事が掲載されていました。
政府は、全国9,000の公立中学の休日の部活動の担い手を、地域に移す施策を進めています。
全国24,000ある郵便局のきめ細かなネットワークとマンパワーを施策に活用したいと言うのです。
野球は、走者、打者、守備、ベンチでは一球ごとに集中して考え、即決断して行動します。
1試合で、両軍240球ほどの投げる球、打つ球、捕獲して投げる球など、1,000回くらいのベンチと選手一人一人の現状把握、予測、準備、決断、実行が必要です。
そして、立体的に時間差的に、ルールに則り、この自分自身で考え判断し行動する訓練の積み重ねが、個人の心身を鍛えていきます。
そして礼儀を始めとする、審判さんに対する敬意と挨拶、来た時より美しく帰る掃除・整理整頓、勝利に対する執念・闘争心とノーサイドの精神など、全人的な教育を養うスポーツです。
社会(政府・職場・地域)が学校と一体となって、野球を始めあらゆるスポーツをする場を、人格形成中の青少年に提供できることは素晴らしいことだと思います。
藤井聡太さん八冠独占
昨日、21歳の藤井聡太さんは「八冠独占」と言う史上初の偉業を成し遂げました。
まだ反省して弱点を克服していきたいと言う意味のコメントを、深く考えトツトツと話され、若いのにすごい人だと感激しました。
テレビのアナウンサーが、その淡々とした高みを目指す求道心に、同じZ世代の大谷翔平さんに似ていると言っていました。
スポーツも将棋などの世界も即教育であり、無限の可能性を持つ偉大なる若者を生み出してくると思いました。
まとめ
今回は、中間考査が終わり、試験結果が出ましたので、その内容と、孫の勉強の悩みを報告します。
結果は先回の22点増しで、学年順位は16番上がりました。
目標の半分ほどで、頑張ったほど、点が思うように伸びませんでした。
問題を分かっているが、先回と同じ勘違いミス、凡ミスをした。
見直しを2回、または時間いっぱい行うように確認しました。
漢字やひらがな、アルファベットの文字を急いで書いて間違いにされる。
丁寧に書く反復練習を繰り返すように、用紙を作り渡しました。
試験前から、走り込み、体幹、素振り、キャッチボールをしませんでした。
試験が終わってから、毎日の訓練のメニューを作り、日々実践すると言っていました。
試験が終わりましたので、悠岐は数日自宅に帰り気分転換をすると言いました。
また、身体づくりにも取り組みたいようです。
その後も、勉強部屋で勉強したいとも言いました。
今回は、試験結果と反省点を書きました。
そして全人教育(智育・徳育・体育・情操教育・スポーツ教育)などの大切さを益々感じることができました。
次回の「孫の勉強の悩み⑧」は、今後の方向性を記させていただきます。
下記の①〜⑥と共に興味があります方はご覧ください。
同じような環境(孫の勉強の悩みに直面される)の皆様の、ご参考になりましたら幸いです。
See you(^^♪
孫の勉強6つの悩み①【シニア体験談】中学生に集中できる部屋を提供
孫の勉強5つの悩み②【シニア体験談】英語を見ると頭痛と吐気がする
孫の勉強5つの悩み③【体験談】勉強の計画はできるが実施ができない
孫の勉強3つの悩み④【体験談】先生が好きになれない・勉強時間は?
孫の勉強7つの悩み⑤【体験談】目標の点数と内申点を勝ち取るには?
孫の行動4つの悩み⑥【体験談】知育・徳育・体育の全人教育の必要性
孫の勉強4つの悩み⑦【体験談】試験結果は点が思うほど伸びなかった
孫の入試4つの悩み⑧【体験談】スポーツ・特色推薦、私立・公立入試
コメント