はじめに|72歳夫婦が歩いた北京・故宮のリアル体験記(芸術文化エッセイ)
みなさま、こんにちは(^^♪
私たちシニア夫婦は、北京旅行のハイライトとして
世界最大級の宮殿「故宮博物院(紫禁城)」 を訪れました。
明清時代にわたり、歴代皇帝が暮らした王宮。
私たちが訪れた日は快晴で、赤い宮殿と青空のコントラストが忘れられない美しさでした。
この記事では、
紫禁城の広大な構造・主要建築・歴史背景・シニア夫婦が感じた“現場の臨場感” を
経験を交えてお伝えいたします。

故宮博物院とは?
北京中心部に位置する、明・清の皇帝が約500年間暮らした宮殿。
面積は72万平方メートル、部屋数は8,700以上ともいわれます。
1992年、ユネスコ世界文化遺産に登録され、
「世界で最も保存状態の良い木造宮殿」とも言われています。
人類史上最大規模の王宮跡は、歩くだけで歴史の深さを体感できます。

午門(正門)から故宮へ
天安門広場から歩いて故宮の正門「午門」へ。
まずここで圧倒されます。
高さ37m、左右に翼楼を伸ばす巨大建築は、
「ここから皇帝だけが進んだのだ」と思うと背筋が伸びました。

太和門を抜け、いよいよ皇帝の中枢へ
午門を抜けると広い中庭が広がり、その先に太和門。
太和門は、儀式の際に大臣たちが整列した格式高い門。
観光客の多さに驚きつつ、
「これだけの人を魅了する歴史がここにあるのだ」と納得しました。

太和殿(最高権力の象徴)
故宮最大の建物であり、皇帝が即位式や重要儀式を行った場所。
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黄金の玉座
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龍の彫刻
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高い天井の装飾
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石段に刻まれた雲龍紋
圧倒的な豪華さで、「これぞ中華皇帝の宮殿」と感じさせます。
シニア夫婦の私たちも、ただ呆然と立ちつくすほどの迫力でした。

中和殿・保和殿へ
太和殿の奥にある「中和殿」「保和殿」は、
皇帝が儀式の準備をしたり、科挙試験の会場として使われた場所。
当時の学問制度や政治制度を知ると、
「ここで多くの人の人生が決まったのだ」と想像がふくらみました。

御花園(皇帝の庭園)
故宮の最北部にある美しい庭園。
緑が多く、石組や東屋が心を和ませてくれます。
広大な宮殿を歩き続けたあと、
夫婦でベンチに座って風を感じた時間がとても心地よいものでした。

故宮の建築技術と色彩
歩いて感じたのは、建築そのものの完成度の高さ。
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柱はすべて朱色
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屋根は皇帝を象徴する黄色の琉璃瓦
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龍や鳳凰の装飾
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釘を使わない木造建築技術
「500年以上前の建物がこれほど残っているのか」と驚かされます。

観光の注意点(シニア視点)
実際に歩いて感じたことです。
◎とにかく広い(万里の長城より多く歩くかもしれません)
1日で全部回るのはほぼ不可能です。
◎日陰が少ないため水分必須
北京の秋は乾燥していました。
◎トイレは展示エリアに点在
事前に場所を確認しておくと安心。
◎入場券は予約制
私たちはツアーで入りましたが、個人旅行では事前予約が必須です。

故宮を歩いて感じた「歴史の重さ」
紫禁城を歩いていると、
「ここで何百年も政治が動き、人の人生が変わり、王朝が興亡したのだ」
という実感が湧いてきます。
ロンドンの大英博物館のように“展示物を鑑賞する楽しさ”とは違い、
故宮は 「歴史そのものの中を歩く体験」 です。
私たち夫婦にとって、この旅の中でも特別に印象深い時間でした。

まとめ
故宮博物院は、中国5000年の歴史と文明を象徴する場所。
建築の美しさ、皇帝の権力の強大さ、歴史の重み──
ただ写真を見るだけでは伝わらない臨場感を味わえます。
72歳夫婦の私たちでも、
ガイドさんのおかげで効率よく巡ることができ、大満足の1日となりました。
北京を訪れる方には、ぜひこの壮大な宮殿を歩いていただきたいと心から思います。
北京旅行を72歳シニア夫婦が行った詳しい内容は、「総集編」に記しておりますので、よかったらご覧ください。
ありがとうございました。
See you(^^♪

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