古澤巌×ベルリン・フィル 愛のクリスマス2025|シニア夫婦鑑賞記

人生エッセイ(芸術・文化・日常・生き方)

福岡シンフォニーホールで聴く

古澤巌 × ベルリン・フィルハーモニック ストリングス

愛のクリスマス2025

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はじめに

12月13日、私たち72歳のシニア夫婦は、福岡シンフォニーホールへコンサート鑑賞に出かけました。
例年はクリスマス前後に「第九」を聴きに行くのですが、今年は満席でチケットが取れず…。そこで年末は大晦日にNHKの第九
を楽しむことにし、代わりに選んだのが本公演でした。

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偶然取れた“二階席前方”という幸運

ちょうど数席の空きがあり、初めての二階席前方を選択。
これまで一階席で聴くことが殆どだったため、
「二階からの音の広がりを体験してみたい」
という思いが叶い、思いがけない幸運に胸が高鳴りました。

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2階の❷(橙色)の前方の席が取れて、演奏者の表情や直接の音声、楽譜まで見ることができ、双眼鏡などは使いませんでした。
古澤さんは紙の楽譜、若い演奏者はiPadでした。

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プログラムとポスターから伝わる世界観

配布されたプログラム2枚には、曲目や構成、演奏への想いが丁寧に記されており、
事前・事後に読み返すことで、演奏の余韻がより深まります。
会場に掲示されたポスターも、クリスマスらしい温かさに満ちていました。

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福岡アクロスに到着する

肌寒い初冬の福岡天神は、クリスマス一色でした。
トンビが舞う、福岡アクロスの緑化建築物は寒い中でも、樹木の息づきを感じました。
アクロス内の、クリスマスツリーも今日のコンサートの雰囲気作りに一役買って聳え立っていました。

演奏について|心が洗われるひととき

チケットを切っていただき、パンフレットを渡され入場しました。初めて左側の2階席の前に進みました。最前列でしたのでチョッと高齢者には高さが怖いと感じました。

しかし、6名の演奏者がほとんど真下に見える場所ですので、それぞれの表情や息づきまで感じられそうでした。

やがて、始まりました。

舞台に立った、古澤巌さんがマイクを片手に渋い声で挨拶をされ、ベルリン・フィルの若手ストリングス5名をそれぞれ紹介されました。曲目は、

  1. ヴァイオリン協奏曲集「四季」より「冬」
  2. David による巌ソナタ
  3. マリーノのコンシェルト第9番
  4. 間奏曲
  5. エスクアロ
  6. 誰も寝てはならぬ
  7. スパルタクスとフリギアのアダージョ
  8. ヴェルディ《序曲集》①椿姫、②ルイーザ・ミラー、③アイーダ、④運命の力

第一部が①〜③、休憩を挟んで、第二部が④〜⑧までです。

演奏が始まりました。


一音目から会場の空気が変わり、

  • 透明感のある弦の響き

  • 息の合ったアンサンブル

  • 会場全体を包み込む音の余韻

に、自然と私の心は昂揚し、陶酔し、そして静謐に至りました。

一年の間に積み重なった疲れや雑念や汚れが、
音楽とともに清らかに昇華していく感覚

心の大掃除ができました。これで新しい年を迎えられそうです。
「来てよかった」と、夫婦で顔を見合わせた瞬間でした。

シニア目線での鑑賞ポイント

  • 開演前後のロビーは混雑するが、動線は分かりやすい

  • 二階席前方は、音のバランスが良く聴き疲れしにくい

  • 年末の慌ただしさの中でも、心を整える時間として最適

「第九」にこだわらず、こうしたコンサートを選ぶのも、
シニア世代の年末の楽しみ方だと感じました。

おわりに

古澤さんの今日までの生き様が醸し出す、渋い初老の男性の魅力に惚れ込みました。そこから紡ぎ出されるバイオリンの波のような満ち引きの息づかいの音律に、心が激しく揺さぶられ、清められ、深い安らぎに包まれました。

日本の「三大バイオリニスト」とは、葉加瀬太郎さん、高嶋さち子さん、古澤巌さんだそうです。岩澤さんの特徴は、独特の解釈と色気のある音色でロックやポップスなど幅広いジャンルで人気があるそうです。

天皇陛下と同い年の66歳で、陛下と一緒に演奏されたこともあるとか。NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」で渋い古田織部の役を務めた俳優でもある。

また、ベルリンフィルは世界最高峰と言われ、一昨年は東京のサントリーホールで陛下も来られた演奏会「ベルリン・フィル|東京サントリーホール公演|シニア体験記」に行ってきました。

古澤巌さんとベルリン・フィルの若手メンバーによる、
あたたかく、凛とした演奏。
最高の気分で新しい年を迎えられたことに、心から感謝しています。

この体験が、
「年末にどんなコンサートを聴こうか」
と考えている方の参考になりましたら幸いです。

この企画は、毎年末に開催されているそうです。

ありがとうございました。

See you(^^♪

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