セクション1:はじめに
みなさま、こんにちは(^^♪
私たちユルバ夫婦(73歳)は、A旅行社のツアー「復路ビジネスクラス利用・8つの世界遺産をめぐるインド5日間」に参加しました。
「インドのホテルって、どんな感じ?」——旅の前、私たちも同じ不安を抱えていました。
初めてのインド旅行、しかも73歳の夫婦二人での参加です。ツアーバスで各ホテルに直接乗りつけるとはいえ、日本とは何もかも違う国でどんな夜を過ごすのか、正直なところ心配でした。
結論から言うと、**3軒すべて「清潔で、安心して眠れた」**ホテルでした。ただし、日本のビジネスホテルと同じ感覚で期待すると、いくつか戸惑うことがあります。
まず知っておいてほしい「インドのホテルの常識」をお伝えします。
- バスタブはほぼありません。 3軒すべてシャワーのみでした。
- ウォシュレットはありません。 代わりにハンドシャワーが設置されています。
- トイレットペーパーはゴミ箱へ。 インドでは紙を流さないのがルールです。最初は戸惑いますが、慣れれば大丈夫です。
- お湯はすぐ出ないことがあります。 しばらく出しっぱなしにすると温かくなります。
- 生野菜・果物はホテルでも食べないよう、ガイドさんから指示がありました。 お腹の弱い方は特に注意が必要です。
これらを事前に知っておくだけで、ずいぶん気持ちが楽になります。では、3軒を順番にご紹介しましょう。
続いてセクション2(比較表)です。
❶一泊目:ニューデリー市:「ハイアット セントリック ジャナックブリ ニューデリー」HYATT CENTRIC JANAKPURI NEW DELHI
住所:JANAKPURI DISTRICT CENTRE COMPLEX NEW DELHI 110058
❷二泊目:ジャイプール市:「サロヴァー・ポルティコ」SAROVAR PORTICO
住所:PLOT NO.90 SARTHI MARG,OFF QUEENS ROAD BHAN NAGAR-B,VAISHALI NAGAR JAIPUR,RAJASTHAN302021
❸三泊目:アーグラー市:「グランド メルキュール」GRAND MERCURE
住所:FATEHBADROAD AGRA 282001
セクション2:3軒を一目で比較
| 項目 | ❶ハイアット セントリック(ニューデリー) | ❷サロヴァー・ポルティコ(ジャイプール) | ❸グランド メルキュール(アーグラー) |
|---|---|---|---|
| 総合評価 | ★3.5 | ★3.5 | ★4.7 |
| 広さ | 広い | 広い | 広い |
| 清潔感 | 普通 | 普通 | ◎ 一番きれい |
| バスルーム | シャワーのみ | シャワーのみ | シャワーのみ |
| 朝食 | ビュッフェ(★3) | ビュッフェ(★3) | ビュッフェ(★4.5) |
| スタッフ対応 | 親切 | 親切・笑顔 | 神対応 |
| 再訪したいか | ◯ | ◯ | ◎ ぜひまた! |
| ひとこと | インド仕様に慣れる1軒目 | 慣れてきた2軒目 | まさかインドで感激するとは |
では次にセクション3、ハイアットの本文です。
セクション3:❶ハイアット セントリック ジャナックプリ ニューデリー
📍 ニューデリー/インド旅行1泊目

▲ホテル外観❶ハイアット セントリック ジャナックプリ ニューデリー
ツアーバスがホテルの車寄せに到着すると、まず驚かされたのがチェックイン前のセキュリティチェックでした。エレベーターで上の階のフロントへ向かう前に、空港と同じレントゲン式の荷物検査があるのです。海外のホテルでこのような経験は初めてで、ここがインドなのだと改めて実感しました。(他のホテルではありませんでした)
幹線道路から少し高台に位置するこのホテルは、周辺に高層ビルもなく、静かな環境です。窓の外には緑も見えますが、鉄骨のクレーンも見え、近くでは工事が進んでいる様子でした。
この夜はインドに到着して、深夜にチェックイン翌朝5時起床という強行スケジュール。実質2時間ほどしか眠れませんでした。それでも「ベッドに倒れ込めるホテルがある」というだけで、ありがたいものです。
客室について

▲客室全体・ベッド
部屋はスーツケースを広げてもゆったりとした広さがありました。清潔感は「普通」——汚くて困るということはなく、ひとまずほっとしました。
ただ、一つ気になったのはタオルの問題です。バスタオルは2枚用意されていましたが、フェイスタオルはなんと1枚だけ。他のお客様のお部屋も同様だったようで、同行のガイドさんが次のホテルでは厳しく確認してくださいました。疲れていたこともあり、今回はバスタオルで代用しましたが、シニア旅行者としては備品の確認は早めにしておくことをおすすめします。
エアコンは、入室直後は18℃に設定されていて思わず「寒い!」と声が出るほど。スイッチを切りましたが、なかなか室温が上がりませんでした。旅の初日の夜は、慣れない環境に体も戸惑っていたかもしれません。
バスルーム

▲バスルーム・トイレ・洗面室
シャワーのみで、バスタブはありません。しばらく出しっぱなしにしないとお湯にならないのは、後から他のお客様に教えていただきました。疲れた体をバスタブでほぐすことはできませんでしたが、シャワーで旅の埃は流せました。
朝食

▲朝食
ビュッフェ形式の朝食は、カレーやインド料理が中心です。ガイドさんから「ホテルでも生野菜と果物は控えるように」との指示があり、選択肢が限られました。果物や野菜を洗う水に問題があるようでした。私たちは体調を最優先に考え、パン・ゆで卵・コーヒー・少量の麺類のみにしました。日本人向けのメニューはありませんが、ビュッフェなので自分で選べるのは助かります。朝食の満足度は★3。
スタッフとの出会い
スタッフの対応は全体的に親切でした。インドの方は日本人に対してとても好意的で、食堂で食事をしていると「ジャパニーズ?」と笑顔で声をかけてくださる他のお客様もいらっしゃいました。
朝6時に早起きして散歩に出ると、20人ほどの若いスタッフがホテル全体を清掃していました。私の姿を見ると、みんなが手を振って明るく挨拶をしてくれました。その笑顔がとても清々しく、旅の疲れがすっと和らいだ気がしました。
総合評価:★3.5
インドのホテルに初めて宿泊する方は、最初は戸惑いがあって当然です。「日本の基準とは違う」と心構えをしておけば、清潔で安心して眠ることができます。慣れれば再訪もありです。
セクション4:❷サロヴァー・ポルティコ(ジャイプール)
📍 ジャイプール/インド旅行2泊目

▲ホテル外観❷サロヴァー・ポルティコ
1軒目の洗礼を経て、少しだけインドのホテル事情がわかってきた2泊目です。ジャイプール郊外の閑静なエリアに建つこのホテルは、フラットな周辺環境に囲まれた落ち着いた雰囲気でした。

▲ロビー・ユルバVサイン
ロビーに飾られたインドの絵画の前のソファで思わず記念撮影。背後に広がるインドの風景画が旅の気分を盛り上げてくれました。
客室について

▲客室全体・ベッド
広さは1軒目と同様にゆったりとしており、スーツケースを広げても余裕がありました。タオルなどの備品は問題なし——ガイドさんが事前にしっかり確認してくださったおかげでしょうか。
気になった点をひとつ挙げるとすれば、カーテンのフックが壊れていて、だらしなく垂れ下がっていたこと。清潔さには問題ありませんが、細部のメンテナンスにはもう少し気を配ってほしいところです。
エアコンは適温に保たれており、前日の「寒すぎ問題」もなく快適でした。
バスルーム

▲バスルーム・シャワー・洗面台
1軒目で学んだ通り、しばらくシャワーを出しっぱなしにしたところ、きちんと温かいお湯が出てきました。シャワー室が全面ガラス張りになっており、お湯が洗面所側に飛び散らない設計は好印象でした。こういった小さな工夫が旅の快適さを左右するものです。
朝食

▲朝食
こちらもビュッフェ形式で、インド料理中心のラインナップ。前日と同様にパン・ゆで卵・コーヒーを中心に選びました。生野菜・果物は引き続き控えました。満足度は★3。
スタッフの対応
インドの方はどのホテルでも笑顔で対応してくださいます。言葉が十分に通じなくても、その笑顔だけで心理的な安心感が生まれるのが不思議です。話す機会はあまりありませんでしたが、すれ違うたびに目が合うとニッコリとしてくださいました。
総合評価:★3.5
2軒目ともなると、インドのホテル仕様にだいぶ慣れてきます。この夜は5時間ほどゆっくり眠れて、ようやく旅のリズムに体が追いついてきた感覚がありました。食べ物に不安のある方は、カップ麺など日本から持参すると心強いかもしれません。
セクション5:❸グランド メルキュール アーグラー(アーグラー)
📍 アーグラー/インド旅行最終宿泊
〜 まさかインドで、こんなホテルに出会えるとは 〜

▲夜景外観❸グランド メルキュール アーグラー・ライトアップ
夜、ライトアップされたグランド メルキュールの外観を写真に撮ろうと、ホテルを出て道路の反対側まで歩きました。すると突然、大きな怒鳴り声のような声が聞こえてきました。危険を感じてすぐにホテルへ引き返しましたが——それほどの価値がある外観だったということでもあります。インドでは夜間の外出はくれぐれもご注意を。

▲昼間の外観・エントランス
昼間の堂々としたエントランスには、「GRAND MERCURE」の文字が誇らしげに輝いていました。アコーホテルズ系列のこのホテルは、到着の瞬間から前の2軒とは空気が違いました。
到着からすでに「神対応」
バスが到着した瞬間から、迎えのスタッフ、ポーター、すれ違う別のスタッフ——全員が笑顔で合掌(ナマステ)し、柔らかい声で目を見て挨拶をしてくれます。フロントでも、レストランでも、清掃スタッフでも変わりません。
ある瞬間のことが忘れられません。廊下の人通りの少ない暗い場所でトイレの前を待っていたとき、一人の紳士が通りかかりました。本来であれば何も言わない状況です。しかしその方は、柔らかな笑顔と眼差しで静かに「ナマステ」と言ってくれたのです。思わず私の口から「ナマステ」ではなく「こんにちは」が出てしまいましたが、紳士はにこやかに通り過ぎていかれました。おそらくホテルの関係者でしょう。このホテルの教育と精神が、すみずみまで行き届いていると感じた瞬間でした。
客室について

▲客室・ベッド
3ホテルの中でダントツの清潔感と設備の新しさでした。ベッド、絨毯、グラス瓶入りのミネラルウォーター、収納——どれもハイクラスで、「国際水準のホテルに来た」という感覚を初めて味わいました。

▲廊下
廊下には大きなインドの風景写真が飾られ、華やかな模様の絨毯が続いています。ホテル全体のデザインに一貫したこだわりを感じました。
バスルーム

▲シャワー・トイレ&洗面台・クローゼット
シャワーは最初から温かいお湯が出て快適でした。洗面台、トイレ、クローゼットも清潔で使いやすく、旅の疲れを忘れさせてくれるような空間でした。
夕食——忘れられない「おかゆ」との出会い

▲夕食ビュッフェ・プレート
夕食はホテルのレストランでビュッフェでした。料理が運ばれる前から、スタッフのミーティングに魂が入っているのが伝わってきます。料理も一流、サービスも一流——そんな雰囲気が満ちていました。
この夜、私・ユルバはお腹の調子が優れませんでした。ガイドさんに相談すると「支配人が友達なので大丈夫、別料金もいりません」と、おかゆをリクエストしてくださいました。
しばらくして運ばれてきたおかゆの、なんと美味しかったこと。日本のおかゆは素朴でほとんど味がありませんが、このおかゆはチキンスープの薄い旨みが溶け込んでいて、体に染み渡るような優しい味でした。インドの旅で初めて「美味しい、私の味覚に合う」と感じた料理です。あまりの美味しさに全部いただき、さらにそのスープまで一杯お代わりしてしまいました。

▲インド・おかゆ
食事を終えたころ、イケメンのインド人シェフがにこやかな顔で挨拶に来てくださいました。「料理はお気に召しましたか?」——言葉よりも体全体で「最高でした!!」とお伝えすると、シェフも嬉しそうに微笑んでいらっしゃいました。
その後、支配人がひとりひとりの食卓を訪問して挨拶をされました。ツアー参加でこのような待遇を受けたのは初めてのことです。このホテルの「おもてなしのソウル」の高さを、心から感じました。
ナン、パン、スープ、そして大皿には麺・オクラ・カレースープ・じゃがいも・チキン・卵料理——どれも手を抜いた料理は一つもなく、全て美味しくいただきました。
朝食も感激の連続

▲朝食プレート・朝食テーブル
翌朝の朝食もレベルが高く、前夜のスープをもう一度飲みたかったほどです(残念ながら別のスープでしたが)。じゃがいも・ブロッコリー・にんじん・卵・チキン・インド風のパン・コーヒー——どれも美味しく、旅の締めくくりにふさわしい朝食でした。満足度は★4.7。
総合評価:★4.7
「まさかインドで、こんなホテルに出会えるとは」——これが正直な感想です。おもてなしの心は日本だけのものではない、と心から感動しました。チャンスがあれば、ぜひまたアーグラーを訪ね、このホテルでゆっくり過ごしたいと思っています。
セクション6:シニア旅行者へ ― インドのホテルで困らないために
3軒の宿泊を通じて気づいた、シニア旅行者へのアドバイスをまとめます。
バスタブはないと思って準備を 、3軒すべてシャワーのみでした。疲れをバスタブで癒したい方は、旅の前にシャワーだけで体をほぐす方法(シャワーチェアの持参、長めのシャワーなど)を考えておくと良いでしょう。
お湯はすぐ出ません、少し待って 、シャワーを出しっぱなしにして1〜2分待つと、温かいお湯が出てきます。「冷たい!」と諦めずに、少し待ってみてください。
生野菜・果物はホテルでも控えめに 、ガイドさんからの強い勧告です。お腹の調子が崩れると、せっかくの観光が台無しになってしまいます。旅行中は火の通ったものを中心に選びましょう。
カップ麺・梅干しは強い味方 、インド料理に慣れない方や、お腹が心配な方は日本から持参するのも賢い選択です。私たちも次の機会には必ず持っていこうと思っています。
夜間の外出は避けて 、ガイドさんからも注意を受けていましたが、夜間は安全のためホテルの外には出ないことを強くおすすめします。写真撮影も昼間に。
タオルなど備品はチェックインすぐに確認を 、1軒目でフェイスタオルが1枚しかなかった経験から。気になることがあれば、疲れる前に早めにフロントへ声をかけましょう。
インドの人は笑顔で助けてくれます 、英語が流暢でなくても、ジェスチャーと笑顔でたいてい通じます。困ったことがあれば遠慮なく声をかけてみてください。インドの方々は日本人に対してとても親切です。
セクション7:まとめ ― インドのホテルは「慣れれば大丈夫」
3軒のホテルを振り返って、一番強く感じたことがあります。それは、インドの人の温かさです。
設備や食事の水準に差はありました。しかしどのホテルでも、スタッフの方々は笑顔で迎えてくれました。早朝に手を振ってくれた清掃スタッフ、暗い廊下でそっと「ナマステ」と言ってくれた紳士、美味しいおかゆを作ってくれたシェフ——インドの旅で出会った人々の顔が、今も目に浮かびます。
最初は戸惑いばかりだったインドのホテルも、2泊、3泊と進むうちに自然と慣れていきました。「慣れれば大丈夫」——これが3軒を経験したシニア夫婦の、正直な結論です。
特にグランド メルキュール アーグラーは、私たち夫婦がこれまで泊まったホテルの中でも印象に残る1軒となりました。インド旅行を計画されている方に、ぜひおすすめしたいホテルです。
インドはまだまだ謎と魅力に満ちた国です。この旅で訪ねた世界遺産の数々については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
👉 [インド世界遺産8シリーズ(タージ・マハル、アーグラー城、クトゥブ・ミナールほか)]タージ・マハルはこちらから
ありがとうございました。
See you(^^♪

コメント