このブログを読んでほしい方
みなさま、こんにちは♪
コロナが鎮まり、念願の沖縄にシニア夫婦で2泊3日の旅行に来ました。
素晴らしい亜熱帯気候の自然の中で、たくさん楽しみました。
この記事は、下記のような方々にお役に立てばと思い記しました。
沖縄はほとんどの旅行者が飛行機を使ってやってきます。
そう度々来れません。
従いまして、やり残したことは無いかと、空き時間があると考えます。
特に人間の三大欲求の一つである「食欲」でやり残したことは無いかと考えました。
牧志公設市場の情報を得る
ニュースソースは、情報通の地元のタクシーの運転手さんに聞きました。
「第一牧志公設市場の魚料理のお持ち上げ(1階の店舗で購入して2階の食堂で調理して食べる)を食べることは地元民にも観光客にも人気です。一度食べに行かれたらよいですよ」と言われました。
早速、夫婦で食べに行き、沖縄の海でとれた新鮮な魚4種類を5500円、調理代1000円、生ビールとご飯で合計7350円(2人分)を支払いました。
沖縄でしか獲れない鮮魚を即調理して、出来立てアツアツの酒の肴で冷たい生ビールを飲んで、1人3675円(税込)はリーズナブルでした。
鮮魚店で説明を受けて魚を買うのに15分くらい、2階の調理兼食堂に案内され、5分程で刺身(イセエビ・イラブチャー)が出る、焼きウシエビ、イラブチャーの揚げ物、味噌汁(イセエビ・赤マチ)の4品が次々と出て、ビールを飲み、ご飯を食べ終わるまで45分くらい、一時間チョットで沖縄の人情と味を堪能しました。
まんぞく!満足!マンゾク!でした。
那覇空港からモノレールに乗り、牧志駅(17分、300円)で降ります。
牧志駅から国際通りを歩いて約10分(約600m)で着きます。
市民・県民の台所といわれ、地元の人もたくさん訪れるそうです。
私たち夫婦も、右隣で食べた欧州人も、左隣で食べた地元の母娘も「美味しい」「美味しい」を最後まで連発していました。
今回の沖縄旅行で、一番美味しい食事でした。
次回も必ず行きます!!
モノレールで那覇空港から牧志へ
私たちシニア夫婦は、2泊3日の沖縄旅行をしました。
最終日はホテルを11:00にチェックアウトし、19:00発の飛行機が出るまで観光を楽しむことにしました。
スーツケースを空港で預けるためにタクシーを利用しました。
運転手さんは話好きな方で、県警を退職してタクシーの運転手を長年されている、如何にも観光客に優しくサービス旺盛なベテランの方でした。
昼食のおすすめを聞きましたら「牧志公設市場は行かれましたか?」と言われたので「行っていません」と答えました。
「鮮魚が料理したてで直ぐに美味しく食べられるので、地元の人も行くし、観光客の方々にも評判が良いので是非行かれるとよいですよ」と話してくださいました。
即決で行くことにしました。
那覇空港のチェックインカウンターでスーツケースを預け、ゆいレール1番線の「てだこ浦西・首里方面」(モノレール)に飛び乗りました。
8駅目、15分で「牧志駅」に着きました。
改札口を左に折れて階段を降りました。
Googleマップに「第一牧志公設市場」と打ち込み、2人で歩いて行きました。
国際通りの北側の端から中央に向かって歩く感じでした。
国際通りは1.6kmあることから戦後復興のシンボルとして「奇蹟の1マイル」と呼ばれているそうです。
土産物店、ファッションビル、デパート、レストラン、ファーストフード店などが立ち並び、深夜まで多くの観光客で賑わうそうです。
しばらくしたら、平和通りに左折しました。
アーケード内はお店がぎっしりと詰まっていました。
人通りも多く、修学旅行のシーズンでもあり、各地に中学生、高校生がショッピングなどを楽しんでキャーキャーと言っていました。
「那覇市第一牧志公設市場」到着
30mほど歩いて、右に曲がって10m歩いて出たところに「那覇市第一牧志公設市場」の堂々とした看板がありました。
東門から入りました。
右側にはお肉屋さんが並んでいました。
「長嶺鮮魚店」さんで魚を買う
左側はお魚屋さんが、元気な声掛けをしておられました。
数件見て周り、右に折れたところに「長嶺鮮魚店」さんがありました。
看板を見ると、
「当店で買われた活エビ、カニ、魚などを2階の食堂で調理してもらえます」
「お一人様、三品まで500円を料理手数料として食堂にお支払い願います」
と日本語と中国語で書いてあります。
英語や韓国語が無いので、中国や台湾のお客さんが多いのかな、と感じました。
沖縄三大高級魚は、①あかまち(ハマダイ)、②あかじんみーばい(スジアラ)、③まくぶ(シロクラベラ)と書いてありました。
他に、沖縄の代表的なお魚が45種類、写真付きで説明されていました。
中年の奥さんが対応してくださり、「お持ち上げをお願いします」と言いましたら、「三品まで1人500円の調理料です、魚を選んでください」と言われました。
夫が「カニはありますか?」と聞いたら「高いですよ」と言われ、数万円するようでした。
カニ料理は別の旅行で計画しているので、このたびは取りやめにして「オススメをお願いします」と言いました。
すると「イセエビを刺身と味噌汁に、ウシエビを焼き物に、イラブチャーを刺身と揚げ物に、赤マチを味噌汁にするとバランスよく美味しいです」と言われました。
夫が「それでお願いします」と言うと、「ダンナさん、5500円です、確認してください」と大きな電卓を見せました。
これはきっと外国人の方々への対応だと思いました。
生物を扱う魚屋さんだけあって、さばけて対応が早いと思いました。
夫の実家も魚屋なので、話が直ぐにまとまりました。
「イセエビの半身、ウシエビ2匹、イラブチャー1匹、赤マチの半身」の4種類を5500円で購入しました。
調理場に行く魚の写真を撮らせていただきました。
サバキと刺身は一階の魚屋で行い、煮炊きは2階の食堂で行うようです。
「がんじゅう堂」さんに魚を「持ち上げ」
私たちは奥さんの案内でエスカレーターに乗り、2階の「がんじゅう堂」という食堂に行きました。
地元の人、インバウンド(外国人旅行者)、本土からの旅行者でいっぱいでした。
狭いところに押し込まれて、席を二つとってもらいました。
魚屋の奥さんと、食堂の若い奥さんが打ち合わせをして、魚屋の奥さんは下に降りて行きました。
先ずビールを注文しました。
ご飯ものとして、タコライスかソーキそばを頼もうかと思いましたが、流石に食べきらないと思い直し、ライスの小を一つ注文して2人で分けることにしました。
イセエビとイラブチャーの刺身
しばらくして、一階から刺身が運ばれてきました。
イセエビは、わさびと醤油を付けて食べましたが、トロッとして甘くて美味でした。
イラブチャー(ベラに似た緑の魚)は、やはりわさびと醤油を付けて食べましたが、あっさりして爽やかな味でした。
ビールと魚が美味しい!!
刺身を食べ終わったら、イセエビの残骸を調理人が味噌汁に入れると言って持って行きました。
ウシエビの焼き物
次に、2階の食堂からウシエビ(中)の焼き物がきました。
レモンを絞りかけると、湯気が大きく上がりました。
焼きエビの香りが舞い上がり食欲が増します。
まさにかぶりつきますと、エビの肉が焼けてトロミの旨みが溢れ出ました。
魚屋出身の夫は頭から尻尾までガリガリと食べてしまい、最高ですと言いました。
私の右隣の美しい西洋人の奥さんはエビの特大をペロリと食べて、美味しそうに微笑んでいました。
夫の左隣の母娘の地元と思われるお客さんは「美味しい、美味しい」を連発しながら「お持ち上げ」を堪能しておられました。
イラブチャーの揚げ物
次に、イラブチャーの揚げ物がきました。
熱い揚げ物に、トマトとネギの混じった熱いスープがかけられていました。
イラブチャーの味は、ベラのようにアッサリしていますが、スープが甘酸っぱくスッキリして逸品でした。
夫はバリバリと骨まで食べていました。
イセエビと赤マチの入った味噌汁
最後に、イセエビと赤マチの入った味噌汁が運ばれてきました。
ご飯と一緒にいただきました。
熱くて、程よい甘味とコクのある味噌汁をグッと飲みました。
イセエビの出汁とコラボして感極まりました。
赤マチの魚肉は、味噌汁の出汁と相まって独特の甘味と旨味を出して、沖縄の魚でしか味わえない絶品でした。
お腹いっぱいになりましたが、量とバランスが絶妙でした。
紹介してくださった運転手さんありがとうございました。
漁師さん、市場の方々、魚屋さん、調理人さんありがとうございました。
沖縄の自然と人々の食文化に感謝します。
牧志公設市場とは?
正式名称は「那覇市第一牧志公設市場」と言います。
所在地は、那覇市松尾2-10-1です。
開設は昭和25年であり、令和5年3月に改築されオープンしました。
現在、全国の市場や商店街が密集しているところは、火事があったら大変です。
この2ヶ月前にオープンした新しい市場は、鉄筋コンクリートであり、2階にはエスカレーターがあり、従業員さん達も楽だと思いました。
営業時間は、8:00~22:00で、お店により異なるそうです。
最寄駅は、ゆいレール牧志駅から徒歩10分、美栄橋駅から徒歩10分、那覇空港からタクシーで15分ほどだそうです。
市場の歴史は、戦後の闇市を市営の公設市場とし、市民・県民の台所として親しまれてきたそうです。
アジアの食堂などをモデルとして、1階の店舗で魚や肉を購入して2階の食堂で調理して食べるという「持ち上げ」のサービスが人気です。
マチグヮー(沖縄に昔からある人と人との交流があり相対売りで人情いっぱいの商店街というイメージ)の商業と沖縄料理の文化交流として観光客の人気エリアとなっているそうです。
まとめ
「沖縄のゴーヤチャンプルは美味しいねぇ。本土ではこんなに美味しくない。何が違うかねぇ?」との旅行者の声を所々で聞きました。
やはり、その土地に行き、その自然の中の風土、日差し、温度、湿度や気候、水や土の地質や総合的なものが、そこに適した食文化や人間性や美的感性を作るのではないかと感じました。
その異質の魅力を求めて人は旅するのではないでしょうか。
沖縄料理であるソーキそば、チャンプル、ステーキ、アグー豚、タコライスなどをいただいているとその魅力に取り込まれます。
しかし人間の欲望は深いもので「もっと美味しいものはないかなー」と求めてしまいます。
しかし旅人には時間がありません。
その時には、深い人情ある地元の人々の情報は高価値の金言です。
旅人は旅先の自然、文化、人々、歴史を体感し、自分の心中で融合し、それを自然に咀嚼し自分のものとして身の回りに伝えて行くのでしょうか。
「那覇市第一牧志公設市場」の魚肉料理の「お持ち上げ」には、沖縄食文化、地元の人情、歴史、流通(マチグヮー)、地政学的交流地点(東南アジア・中国・台湾・韓国など)、などの要素が深くからみ合い散りばめられています。
是非、関心のある旅行者の方は市場に行って、沖縄リアルを体感してみてください。
記事がお役に立てれば幸いです。
総まとめとして「沖縄旅行おすすめ【シニア夫婦の体験談】感動の琉球2泊3日の総集編」も書いておりますので興味のある方はご覧ください。
See you(^^♪
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