みなさま、こんにちは(^^♪
夫と共に下関を観光しました。
最初に「春帆楼」で旬のふぐのランチをいただきました。
そして「日清講和記念館」で息詰まる交渉に驚愕しました。
次に隣にある「安徳天皇陵」「赤間神宮」にお参りし当時を偲びました。
次に「亀山八幡宮」で砲台跡や伊藤博文夫妻史跡を見学しました。
下関の歴史的観光資源の重厚さに感動しました。
次に近くにある「旧下関英国領事館」に興味が湧いてきました。
ちょうど3時を過ぎて、疲れてきましたのでコーヒータイムに最適な場所でした。
国の重要文化財なので、どんな歴史的価値があるのか興味津々です。
などの疑問がありましたので尋ねてみました。
「旧下関英国領事館」の歴史、見どころ、現在
①「旧下関英国領事館」は、いつ、誰が造りましたか?
1906(明治39)年に、イギリスの技師「ウィリアム・コーワン」の設計によって建てられた赤い煉瓦と白い石材の対比が美しい外観の洋館です。
②建設のきっかけは何ですか?
日清戦争後、朝鮮半島の政治と経済が重要となり、駐日英国公使の「アーネスト・サトウ」が本国へ進言し、下関にイギリス領事館を設置されることになり、1941(昭和16)年まで領事館として使用されました。
③なぜ国の重要文化財になりましたか?
領事館使用目的の、わが国現存最古の建造物で、明治期の外交関連施設の典型を示すものとして歴史的価値が極めて高く、平成11年(1999)に国の重要文化財に指定されています。
④日英同盟が終わり、領事館も役目が終わってからどのようになりましたか?
1954年(昭和29年)下関市の所有となってからは、下関警察署唐戸派出所や、下関市立考古館などに利用され、平成20年(2008)12月より、文化財として保存と活用を図るための大規模な耐震修理工事で、約5年7ヵ月間休館しましたが、平成26年(2014)にリニューアルオープンしました。
⑤今は何に使われていますか?
1階では、領事の執務室などを再現した部屋などを見学することができ、2階には、アフタヌーンティーを楽しめる英国風ティールーム、附属屋はギャラリーとして開放しています。
⑥ティールームは誰でも行けますか?
どなたでも行けます、美しいクィーン・アン様式の赤レンガの外観と、異国情緒あふれる館内で、ゆっくりと流れるクラシックを聴きながら、伝統のアフタヌーンティーを楽しむのは至福のひと時です。
この唐戸地域のランドマークであり、国の重要文化財である旧英国領事館は、歴史的建造物として地域活性・観光・情報発信の拠点として市民・観光客に親しまれています。
ありがとうございました。ぜひ見学とともにお茶に伺います!!
「旧下関英国領事館」に着く(体験談)
「亀山八幡宮」から200mほど歩くと「旧下関英国領事館」の前に着きました。
どこから入ったら良いか分かりませんでした。
観察して見ると煉瓦作りの門柱がありましたので入りました。
真っ直ぐ歩いてドアを開けようとしたら、鍵がかかっていました。
よく見ると右奥に入り口のような看板がありました。
トイレの横に階段の入り口があり、傘をビニール袋に入れて入り上がっていきました。
木造の階段を土足のスニーカーで上がりますので、キュルキュルと音がしました。
2階に上がると美味しいコーヒーと、甘酸っぱい焼き菓子の香りがしました。
10個くらいのテーブルがあり、3組のお客さんが居られました。
英国人風のグループも居られました。
「お好きなテーブルへどうぞ」と店員さんから言われました。
奥の出窓のような場所が空いていましたので、そこに座りました。
水とおしぼりとメニューがきました。
ホット二つ(600×2=1200円)と、スコーン(2個入り600円)と焼き菓子(2個入り180円)を注文しました。
一階に降りてトイレを借りました。
建物は古いのですが、トイレはとても綺麗でした。
よくお掃除がされていました。
トイレが綺麗なお店は、飲み物や食べ物も行き届いています。
熱くて美味しいコーヒーをいただきました。
雨の中を歩いたので少し寒さを感じていましたので、心も温まりました。
スコーンと焼き菓子を夫とシェアして食べました。
程よい甘さと食感に満足しました。
棚やテーブル敷には、英国風の人形や置物が目を楽しませてくれました。
窓の外は、唐戸市場やその先の海峡の借景が、長い悠久の歴史を感じ心が熱くなりました。
レジで、ペイペイを使い2,178円を支払いました。
キョロキョロと、ヨーロピアン風の部屋を覗きながら一階に降りました。
1階に下がりますと、職員の方が居られましたので、
部屋を見学していいですか?
ご自由にどうぞ!
と、言われましたので、領事室をのぞいてみました。
白い漆喰の壁と天井、天井からは三つのアンテーク調の照明器具が光っていました。
壁面には、一昨年亡くなられたエリザベス女王の写真が飾ってありました。
前面には胡蝶蘭の白い花が飾ってありました。
正面には、厳つい領事の机と椅子があり、向かいには来客用のリラックスできる大きな茶皮の椅子が二つ並んでいました。
後ろの、壁面の飾り棚の横には「旧領事室」の説明文が吊るしてありました。
窓からは、唐戸市場や遠くに海峡が見えて、当時の賑わいの中の東アジアの発展を感じることができました。
重要文化財「旧下関英国領事館」のご案内
まとめ
国の重要文化財である「旧下関英国領事館」は歴史的価値が高い建物であり、そこでコーヒーが飲めるので興味津々でした。
1906(明治39)年に、イギリスの技師「ウィリアム・コーワン」の設計で建てられました。
日清戦争後、駐日英国公使が本国へ進言し、下関にイギリス領事館を設置しました。
明治の外交関連施設の典型である領事館の現存最古の建造物で、歴史的価値が高いと判断されました。
1954年下関市の所有となり、下関警察署唐戸派出所や、下関市立考古館などに利用されました。
1階は見学用の領事の執務室、2階は英国風ティールーム、附属屋はギャラリーとして開放しています。
どなたでも行けます、異国情緒あふれる館内で、伝統のアフタヌーンティーを楽しむことができます。
国の重要文化財である旧英国領事館を整備され、市民や観光客に開放してくださり感謝します。
重要文化財の中で、クラシックを聴きながらコーヒーやケーキをいただけるのは至福のひと時でした。
外には地政学的且つ歴史的価値の高い、源平壇ノ浦の戦い、朝鮮通信使、幕末の動乱、日清日露戦争などの歴史的遺産がおちこちに存在し、旅人の心を深め感動し熱くしてくださいました。
これからも旅を通して、当地の観光資源に触れて当時の心を偲び共感し、心の栄養にして周りに発信したいと感じました。
旧英国領事館を運営されます下関市さんに感謝します。
ありがとうございました。
この下関旅行の「総集編」として、『下関観光おすすめ【シニア夫婦体験】ふぐ料理・瓦そば1泊2日総集編』を書きました。
内容は、「スケジュール」「持ち物一覧」「旅行費用総額55,674円の明細」「観光地・食処の8体験談」を記しましたので、興味のあられる方はご覧ください。
シニア夫婦のアクシデントや失敗がありましたが満足な旅ができました。
ありがとうございました。
See you(^^♪
コメント