台湾観光・十分のランタン(天燈)飛ばし【体験】シニア夫婦おすすめ

ユルバの旅行

みなさま、こんにちは(^^♪

3月中旬に、「台湾ツアー旅行3日間」にシニア夫婦として参加しました。

最初の訪問地が、「十分(地名)観光、老街散策、ランタン(天燈)飛ばし体験、4名一組、天候次第」という内容でした。

▲線路の上から静かにランタンが上がっていきます

「ランタン(天燈)飛ばし」とは何ですか?

「天灯」とも言い、中国やタイなどアジアで広く見られ、竹ひごと紙で作った熱気球の一種で、願い事を書いてから空に放ちます。

伝承では三国時代に諸葛孔明が、司馬懿に包囲され、救援を要請したのが発祥とされますが定かではありません。

当初は通信手段として使用されましたが、後には節句などにおける祈祷儀式の用具となったようです。

中国南部に元宵節(旧暦の元旦から15日目の満月の日)に天灯を放ち、無病息災を祈る民俗習慣として定着しています。

▲空一面にランタンが上がると壮大な星空となります(イメージ)

「ランタン飛ばし」は、中国の歴史映画で何回も見ました。

貴族や庶民が、縁日に綺麗に着飾って、願い事を書いて天に向かって上げる情緒豊かな風情に感動しました。

 

特に夜に上げると、色とりどりのランタンが美しく舞い上がり、人々の思いや願いが天に届くようで物悲しい壮麗さに引き込まれました。

 

その体験が、本場の現地でできることを思いますと、初めての体験にドキドキと胸が高鳴ります。

 

▲「家族皆健康」を願いに込める

台湾十分のランタン飛ばし

台湾の十分での「ランタン飛ばし」は、一人ひとりの願いを大きなランタンに書いて空に飛ばします。

この風習は、かつて炭鉱で働く男性の無事を祈るために始まったそうです。

ランタンは大人一人がすっぽりとかぶれるほどの大きさで、4つの面があり、そこに願い事を書きます。

寸法にも制限があり、直径60cm、高さ130cm、外周360cm以内となっています。

▲人々の想いが膨らんで夕日の空に舞い上が(イメージ)

 

また、ランタンの色によって願ごとの意味が異なります。

 

赤色のランタンは健康運、さくら色のランタンは幸福運を象徴します。

 

 

オレンジは成功を、青は平安を、赤紫は人間関係を、黄色は財富を、紫は事業や学業の運を、緑は愛情運です。

 

しかし、店によって少し変わるそうです。

 

願い事を書き終えたら、ランタンの中に火を灯し、空に飛ばします。

▲静かな山里に観光バスが押し寄せる

YouTubeで見たおばあちゃんの店で飛ばす(体験談)

 

台北桃園空港から、バスで1時間ほど走ると着きました。

 

観光客でごった返していました。

 

自然の中に溶け込む小さな村落でした。

 

 

バスを降りて、橋を渡り、坂を100mほど登りました。

 

ガイドさんに連れられた25名は、電車の線路を渡り、多くのお店の奥に進みました。

 

▲地上の競争に押しつぶされて人は天に向かうの(イメージ)

そのお店は95歳のおばあさん店主が、にこやかに迎え入れてくださいました。

 

YouTubeで見たおばあちゃんでした。

 

“YouTube恐ろし“でした、この山の中に1人の老婆までその存在を世界中に映像で知らせるのです。

 

 

店の奥に入ると、突き当たりの広場に、多くのランタンと飛ばす場所がありました。

 

 

台湾人ガイドさんが、手際よく4人と3人の組に分けてくださいました。

 

私たち夫婦は、若い友達風の女性2人との組になりました。

 

▲子孫の成長は人々の究極の願いなのか

ランタンが燃え落ちて再度挑戦する

 

ちょうど赤色なので「家族の健康第一」と書き、夫は「孫の弥栄」と書きました。

 

4人が書き終わり、記念撮影をして、火を入れ放ちました。

 

 

その時に突然風が吹き、ランタンが揺れて舞い上がりました。

 

また突風が吹き、ランタンは木にぶつかり、木が燃え始めました。

 

店員さんが、手慣れたように水道のホースから水を出し消し止めました。

 

 

私は一瞬、大凶・大病が頭をよぎりました。

 

すぐさま「悪運を取ってくれました」と誰かが叫びました。

 

私も、「ウンウン!!」と頷きました。

 

とてもスリル満点の本場でのランタン飛ばしを体験しました。

 

私たちのランタンは風に吹かれて、「大凶・大病」と共に空高く舞い上がって、どこかに飛んで消えて行きました。

 

「目出たし、めでたし、メデタシ!!」でした。

 

▲山里に日本製のローカル電車が走る

まとめ

台北郊外の静かな山里「十分」は、ノスタルジックな街並み、美しい山並みの自然、ローカル電車、土産物店など魅力に溢れています。

 

十分老街(商店街)には、ランタン屋が並び、願い事を書いたランタンを空に飛ばすロマンティックな行事が、十分観光の象徴となっています。

 

ランタン飛ばしは、無病息災などを祈祷する仏教の儀式が起源だそうです。

 

▲人々の心を慰めていただきありがとうございます(イメージ)

 

ベトナムでは縁起の良いものとされ家の前に吊るすそうです。

 

英語圏ではスカイランタン、チャイニーズランタンとも呼ばれ、イギリス、ポーランドにもあるそうです。

 

日本でも京都や長崎、新潟で行われているとのことです。

 

 

世界中の人々に、願いを天に届けたい心があるのだと感じました。

 

十分のランタン飛ばしのお世話をしてくださった皆様、ありがとうございました。

 

この十分の魅力的な思い出は、忘れないで記憶に残り続けると思いました。

 

深謝!深謝!深謝!

 

この台湾ツアー旅行の「総集編」として、『台湾ツアー旅行おすすめ2泊3日【シニア体験談】添乗員・全観光付き』を、最後に書きました。

 

内容は下に記しましたので、興味のあられる方はご覧ください。

 

①「台湾旅行の動機」②「持ち物一覧表」③「携帯海外ローミング」④「両替・チップ」⑤「旅行費用総額260,970円の明細」⑥「観光地・食事の14体験談」⑦「旅行中の徒歩数」⑧「バスの走行距離km」⑨「海外旅行保険加入」

 

シニア夫婦の、アクシデントや失敗が多々ありましたが満足な旅ができました。

 

See you(^^♪

 

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ユルバ

みなさま、こんにちは、はじめまして♪
わたしは、地方都市に住んでいる60代後半の主婦で、ユルバと申します。
子どもたちは独立し、夫と二人暮らしです。
自宅を「終のすみか」にリフォームし、それなりに満足のいくリフォームができました。
ネット検索をしたら業者さんの記事がほとんどで、施主さんの生のリアルな声が少なかったです。
その教訓から、シニアの主婦目線のリフォームの体験談をblogしたいと思い立ちました。
また好きな旅行なども同じ気持ちで書きました。
失敗やハプニングの連続でしたが、みなさまのご参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします(^^♪

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