世界最高級のベルサイユ宮殿【世界遺産】マリーアントワネットの悲劇

ユルバの芸術文化

 

みなさま、こんにちは(^^♪

 

シニア夫婦でパリの「ベルサイユ宮殿」に行きました。

 

夫は2回目、私は初めてで、「世界最高級の宮殿」ということで楽しみでした。

 

広い宮殿内は評判通りで度肝を抜かれました。

天井、壁、床、絵画、調度品など、当時の最高級品で埋め尽くされていました。

 

25年ぶりの、リアルに観覧を体験して感激しました。

 

私どもの小さな経験が、シニアの皆様の旅行に役立ちましたら幸いです。

ベルサイユ宮殿に入場する

ベルサイユ宮殿は、平日でも大変混み合うので、朝早くにバスで出発しました。

 

ガイドの女性はミンクのコートを着た日本女性で、20年パリに住んでいるというベテランでした。

ヴェルサイユ宮殿は、パリから南西に約20キロの「イヴリーヌ県ヴェルサイユ」に位置する壮大な王宮です。

 

王の別荘地に、莫大な費用と人力、長い年月をかけて拡大・改造して出来上がったのが「ヴェルサイユ宮殿」です。

とても分かりやすいです説明で楽しかったです。

 

大きなバスの駐車場に着きました。

 

次々に降りて、金色に輝く門から入りました。

壮大な庭園に入る

宮殿の左側から、庭園に向かって歩きました。

 

3月のフランスは肌寒い風が吹いています。

 

ここは総面積約800ヘクタールのフランス式庭園で、天才造園師ル・ノートルの傑作だそうです。

 

幾何学的なデザインの運河、噴水、花壇、彫像などが配置され、運河の向こうから朝日が昇るそうです。

2つの離宮とマリー・アントワネットの田舎家にも、足を伸ばしました。

 

ちょっと質素な住まいを見て、豪華絢爛では疲れるので、ホッとする空間に身を置いたのでは無いでしょうか。

 

水源のなかったヴェルサイユ村に、セーヌ川から水を引いて、荒野に豊かな森を作り、自然も支配する王の権力を国内外に示しましたようです。

宮殿内にはトイレが無いことを聞き、向かって右側の売店やトイレのある方角を目指しました。

 

そして右側の入り口の、「B」が私たちの入場場所です。

 

時間ごとに入場人数が決まっています。

 

入口では、荷物チェックもありました。

宮殿は、本館、トリアノン宮殿群、そして広大な庭園から構成されています。

 

総面積は約800ヘクタールにも及び、その規模の大きさは世界屈指です。

 

(1ha=3000坪=1町歩、1a=300坪=1反)

 

建築様式は、2つの翼棟を持つ左右対称のバロック様式を基調としていますが、内装にはロココ様式も取り入れられています。

「王室礼拝室」の見学

やっと入りことができました。

 

最初の部屋の豪華絢爛さを見て、観覧者集団が雄叫びを上げて、興奮して走り回り写真に収めていました。

 

私も、左目で全体を見て、右目でアイフォーンのファインダーを見つめました。

まだ幼い少女だった「マリー・アントワネット」が、ルイ16世に嫁いだのは14歳の時のことでした。

 

この王室礼拝室は、2人の結婚式が盛大に行われたそうです。

 

豪華な天井絵は「王は神により選ばれる」という考えが描かれています。

「戦争の間」の見学

戦争で戦う、ルイ14世を描いたレリーフが飾られています。

 

池田理代子さんの「ベルサイユのばら」の登場人物「男装の麗人オスカル」のモデルになったとか言われています。

ヴェルサイユ宮殿は、17〜18世紀にかけてフランス王家の居城であり、1682〜1789年のフランス革命まで王国の政治の中心地でした。

 

「朕は国家なり」と豪語した太陽王、ルイ14世が、王権の絶対性を表現し、貴族たちを宮廷に集めて中央集権化を進め、彼らの力を抑制したフランスの絶対君主制を象徴する建造物です。

 

王室の栄華をしのばせる世界一華麗なヴェルサイユ宮殿は、規模と豪華さ、厳格な宮廷儀式、王権の力を誇示するための巨大な舞台となりました。

「大膳式の間」の見学

多くの肖像画が飾られている、王と王妃の公式の食事会場です。

 

当時のテーブルが再現され、マリー・アントワネットと子供たちを描いた絵もあります。

王と王妃の謁見の間、寝室、礼拝堂、オペラ劇場などに、あらゆる装飾を施され、目も眩むような豪華な空間です。

「大妃の寝室」の見学

寝室の最後の主は、「マリーアントワネット」です。

 

装飾品は、全て彼女仕様に整えられたと言われています。

宮殿内部は3階建てで、700以上の部屋があります。

 

王の大居室(正殿)や、王妃の居室などの見どころが集中する2階は、自由に見学が可能です。

そのほとんどの部屋も、壁や天井は金銀で装飾され、床は大理石と目も眩むばかりで、豪華絢爛に彩られています。

 

大居室群には、それぞれ天井に描かれた「ギリシャの神々」にちなんだ名前が付けられています。

「鏡の間」の見学

マリーアントワネットの婚礼舞踏会も行われた「鏡の間」は、華やかな装飾が施された宮殿見学のハイライトです。

 

全長約73メートルもの長い回廊から、広大な庭園が望めます。

 

特に有名なのは「鏡の間」と呼ばれる大広間で、357面もの鏡が使用された壮麗な空間は、私たちを圧倒しました。

過去の、重要な歴史的出来事の舞台にもなりました。

 

第一次世界大戦後の「ヴェルサイユ条約」調印、ドイツ帝国成立宣言など、世界史に名を刻む出来事がここで行われました。

マリーアントワネットの悲劇

連日の舞踏会や宴会、贅を尽くした暮らしで国家財政は逼迫し、庶民にパンが行き渡らず「フランス革命」が起きたと言われます。

 

600人の主婦が押し寄せる中で「パンが無ければケーキを食べればいいじゃないの!」と言った、マリーアントワネットの言葉は有名ですが、真実ではないとも言われています。

 

彼女はギロチンで処刑される前に、死刑執行人の足を間違えて踏んで、「ごめんなさい」と心から詫びたという記録もあるそうです。

世界遺産登録

ヴェルサイユ宮殿は、1979年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。

 

建築と景観デザインの傑作であり、ヨーロッパ宮廷文化の重要な遺産として認められました。

 

そして宮殿の、文化的・歴史的価値が国際的に認められ、現在では年間600万人以上の観光客が訪れるフランスを代表する観光地となりました。

まとめ

歴史上最高級と言われ、世界遺産でもある「ヴェルサイユ宮殿」の見学ができて幸せでした。

 

絶対君主制の中央集権でなければできない、人類の栄耀英華を極めた遺産に驚嘆し、また悲惨さに心を傷めました。

「驕る平家は久しからずや」は、洋の東西を問わず、真理なのでしょう。

 

しかし、人類の叡智を極めた文化財を後世に残すことは、功績と言えるかもしれません。

 

お陰様で、私たちはリアルに触れる恩恵を賜りました。

「ルイ14世」さん、「ルイ15世」さん、「ルイ16世」さん、「マリーアントワネット」さん、「ヴェルサイユ宮殿」を私たちに見せてくださるフランス国、運営してくださった多くの皆様に、深い敬意と感謝を捧げます。

 

ありがとうございました。

 

See you(^^♪

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ユルバ

みなさま、こんにちは、はじめまして♪
わたしは、地方都市に住んでいる70代前半の主婦で、「ユルバ」と申します。
子どもたちは独立し、夫と二人暮らしです。
人生100年時代と言われますが、いつお迎えがくるかは分かりません。
そんな不確かな生活のなか、自宅を「終のすみか」にリフォームしたり、「旅や芸術文化」を楽しんだりしています。
日々、若い時には無い、シニアならではの「悩み」も出てきます。
そんな、ささやかな思いや、リアル体験を月に5記事を目標にブログに書いてみました。
2年8ヶ月が過ぎ、記事も160を超えました。
失敗やハプニングの連続ですが、みなさまのご参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします(^^♪

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