広島おりづるタワー見どころ【体験談】祈りと瞑想の場・おりづる投下

ユルバの旅行

 

みなさま、こんにちは(^^♪

 

私は、広島に初めて旅行で来ました。

 

昨日は、宮島へ観光に行き「厳島神社」へ参拝し、「うえの」さんで名物の「あなごめし」をいただき、「元祖高津堂」さんの「もみじ饅頭」を買いました。

今日は、広島で最も重要で緊張する「広島平和記念資料館」を観覧し、中世からの広島の中心地である「広島城」の見学をして、「おりづるタワー」に来ました。

 

「おりづるタワー」を見学するにあたっての、最低限な情報を調べましたので、ご報告します。

❶「おりづるタワー」の目的・コンセプトは何ですか?
❷「おりづるタワー」の歴史と持ち主を教えてください?
❸「おりづるタワー」の「おりづる壁」とは何ですか?
❹「おりづるタワー」は何故入場料が高いのですか?

▲[西側を見る]真下に原爆ドームがあり驚きました

「おりづるタワー」の特徴・目的・コンセプトは何ですか?

「おりづるタワー」は、広島市中区にある12階建の複合商業施設です。

 

世界文化遺産・原爆ドームの東90メートルの位置に隣接し、同じく世界遺産の宮島・弥山を遠望することができます。

 

設計者の「三分一博志」氏は、「世界文化遺産と共存し得る建物」をコンセプトとし、建物全体は景観と調和した配色にし壁面を緑化しました。

1階は「握手カフェ」と「物産館」があります。

 

2階は「貸会議室」、3階から11階までは「貸しオフィス」です。

 

12階は「おりづる広場」があり、来館者が折った「折り鶴」を北側壁面に整備された、ガラスで吹き抜けになった「おりづるの壁」に落とし平和を祈ることができます。

 

屋上階は、展望スペース「ひろしまの丘」と、「カフェ」があります。

▲[南西側を見る]観光船が元安川を北上しています

「おりづるタワー」の歴史と持ち主を教えてください?

「おりづるタワー」の前身のビルは、1978年「広島東京海上ビル」としてオープンしました。

2010年に「広島マツダ」が購入しました。

 

CEOの松田哲也氏が、売りに出された当ビルを訪ね、屋上で見た風景に一瞬で心を奪われたそうです。

 

真下に平和記念公園があり、広島の街並が広がり、遠くに宮島弥山が眺められます。

 

「75年は草木も生えない」と言われた故郷が、原爆の惨禍から力強く復興を果たした証だと思えたのです。

「この景色は、全世界の人が見るべきだ!この景色を見せることが私の使命だ!」と思われたことが、タワーの出発点となったそうです。

 

2014年に改修工事に着手し、2016年に改修竣工し、「広島マツダ」を経営する「ヒロマツホールディングス株式会社」が所有しています。

▲ガラスの「おりづる壁」にオリヅルを落とす瞬間です

「おりづるタワー」の「おりづる壁」とは何ですか?

12階には「おりづる広場」があります。

 

来館者は、100円で専用の折り紙で、オリヅルを折ります。

 

北側壁面に設置されている、外からも内からも見える、ガラスで吹き抜けになった、タワーのシンボルである50mの「おりづるの壁」におりづるを落としながら「世界平和」を祈ります。

現在、オリヅルは約80万羽いるそうです。

 

国の内外の人々が原爆の投下された空間で「核兵器廃絶・恒久平和」をオリヅルに託して祈り、その想いが成し遂げられることを願っております。

▲[北西側を見る]木造デッキから西日を望む

「おりづるタワー」は何故入場料が高いのですか?

オープン時、年間来場者数は約38万人を目標にしましたが、1年で12万4千人と下回りました。

 

当時は「大人1700円」でしたが、現在は「大人2200円」に上がりました。

 

この件について、広島マツダさんは、「世界から集まる観光客に恥ずかしくない建造物を作るためと、一企業が運営する以上採算的に成り立たせたい」と理解を求めました。

広島の象徴として、世界遺産の近くにある建築物として恥じないものにしたい。

 

入場料が安くて多くの観光客で溢れた場合、禅寺のような空気感は壊されてしまいます。

 

タワーは平和への祈りの場、瞑想の場としての価値を、決して損なわないようにしたい。

 

タワーの命である、屋上展望台の光景と空気感の中で、訪れた人々の祈りを大切にしたいというオーナーの切なる思いを感じました。

▲広島城から「おりづるタワー」を見る

「おりづるタワー」に入る(体験談)

広島城の見学が終わり、タクシーで「おりづるタワー」前で降りました。

 

タワーの1階受付で、展望台入場券を2200円×2人分=4400円を支払いました。

 

エレベーターで12階に上がり、木製のスロープと階段を登り、屋上展望台の「ひろしまの丘」に立ちました。

広島城から見たときは、ワニが口を広げた形で、東側に建物があり、北・西・南の三方は壁が無くて、景色が丸見えだろうと想像しました。

 

床も屋根も天井も少ない丸柱も、飴色の木材でした。

 

デッキは緩い勾配があり、前面に出るほど視界が開けてきます。

奥からは、デッキと天井の柔らかい木材に包まれて、横に景色が広がり爽やかな風が吹いています。

 

広島は、どこに行っても爽やかな風が吹き、那覇に居るような風に包まれますが、海が近いからだと思いました。

 

マツダのオーナーの松田さんが、この一点の景色に感動された意味が分かりました。

素晴らしい木をふんだんに使った祈りの場、瞑想の場を作ってくださり、心から感謝をします。

 

夕方なので、人数は少なく、インバウンドは10人くらい、日本人が数十人、小学生が数十人飛び跳ねていました。

 

とても落ち着いてゆっくりすることができました。

▲[北側から見る]広島城が右正面奥に小さく見える

北側からの光景を見る

東側は、建造物があり、見ることはできませんが、北側から見ました。

 

蒼空の下、遠くに中国山地の近辺の山並みや、雲が見えました。

各方位のバルコニーには、夏の風の流れを考慮したルーバー・ウインドキャッチャーを設置し、併せて夏場の直射日光・西日が入らない様に配慮して、耐震の構造補強も兼ねているそうです。

▲[北西側を見る]水の都と緑深き山並みと白雲を見る

西側からの光景を見る

北西側には、太田川と元安川の分岐点の相生橋が見えます。

 

右側には、旧広島市民球場が見えます。

 

屋上展望台の「ひろしまの丘」はヒノキやスギといった木材がふんだんに使われ、心地よい風が吹き抜ける空間となり、広島の匂いや音が直接感じられる場になっています。

コンクリートの無機質感を排し、木材を多用した造りは、広島の世界遺産である嚴島神社の境内を彷彿とさせる、静謐で荘厳な雰囲気を醸し出しています。

▲[南西側を見る]真下に原爆ドームを、左奥に宮島弥山を見る

南西側に回りますと、眼下に原爆ドーム、元安川、平和の時計塔がくっきりと見えます。

 

美しい緑と水の都が、原爆から復興したことを知らせています。

「ひろしまの丘」は、来場者が景色や風や水を直接感じられ、自由に腰掛けることが出来る丘と、大きな庇で雄大な景観を眺めるように工夫を凝らしています。

▲[南側を見る]宮島弥山・原爆資料館の2つの世界文化遺産を見る

南側からの光景を見る

南側は、元安橋とその中央奥に原爆資料館を見ることができます。

 

南側のデッキの上に、ゆったりとした木製のソファがありましたので腰掛けました。

 

西日も届かず、爽やかな空気の往来の中、ゆったりと瞑想に耽りました。

昨年は、「京都の両足院で参禅した」ことを思い出し、背筋を伸ばし(調身)深い呼吸(調息)と全身の力を抜いて心(調心)を整えました。

 

人々の心の平穏に感謝し、核兵器廃絶と恒久平和のヒロシマの心を忍びました。

▲5mのガラス箱のてっぺんに鶴を2羽置いて祈りを捧げる

「おりづる広場の「おりづるの壁」から「おりづる」を落として祈る

展望台の「ひろしまの丘」から降りて、12階のさまざまなデジタルアトラクションが体験できる「おりづる広場」に行きました。

 

タワーのシンボルである50mの「おりづるの壁」に「折り鶴」を落としながら「世界平和」を祈る、「おりづるの壁展望スペース」に行きました。

 

100円の専用の折り紙を2枚購入し、夫婦でオリヅルを折りました。

「原爆の子の像」のモデルとなった「さだこちゃん」が「広島オリヅル」の象徴的存在であることを知りましたので、「さだこちゃん」を偲びオリヅルを投下しました。

 

「ひろしまの丘」や「おりづる広場」のスタッフの方々は、とても心優しく、私たちの行動を尊重し親切に案内してくださいました。

 

とても商業施設のサービス感でなく、オーナーさんの「ヒロシマの心を伝えたい」という気持ちが行き届いていると感じました。

▲[南西側を見る]左奥に宮島弥山を、手前に水の都広島を見る

「おりづるタワー」INFORMATION

営業時間:展望台・物産館/10:00~18:00(展望台への入場は閉館1時間前まで)RF 握手カフェ/10:00~17:30(イベント等により変更となる場合があり)
定休日:12/31、不定休
入場料金:大人2,200円、中・高生1,400円、小学生900円、幼児(4歳以上) 600円、おりづる投入料金100円
住所:〒730-0051広島県広島市中区大手町1-2-1
電話番号:082-569-6803
※最新の営業情報詳細は下記ホームページにてご確認ください。

▲オリヅルをガラス箱の「おりづる壁」の下に落として祈りを捧げる

まとめ

「おりづるタワー」を見学するにあたっての、最低限な情報を調べましたので、ご報告します。

❶「おりづるタワー」の特徴・目的・コンセプトは何ですか?
「おりづるタワー」は、広島市中区にある12階建の複合商業施設です。オーナーの松田氏は平和への祈りと瞑想の場とし、設計者は「世界文化遺産と共存し得る建物」をコンセプトとしました。
❷「おりづるタワー」の歴史と持ち主を教えてください?
1978年「広島東京海上ビル」としてオープンし、2010年に広島マツダが購入し、2016年に改修竣工し、「広島マツダ」を経営する「ヒロマツホールディングス株式会社」が所有しています。
❸「おりづるタワー」の「おりづる壁」とは何ですか?
北側壁面に設置されている、外からも内からも見える、ガラスで吹き抜けになった、タワーのシンボルである50mの「おりづるの壁」に、おりづるを落としながら「世界平和」を祈ります。
❹「おりづるタワー」は何故入場料が高いのですか?
入場料は「大人2200円」です。広島の象徴である世界遺産の近隣の恥じない建築物にする。一企業の運営上採算を取りたい。目的である、祈りと瞑想の場としての価値を、決して損なわないようにしたい。

▲[南側を見る]左に原爆資料館、正面奥に宮島弥山を遠望する

最初は、入場料が2200円と高くて諦めました。

 

厳島神社300円、原爆資料館100円、広島城180円と比べると高いです。

 

しかし、「牡蠣料理コース」をお昼に食べて、夕方に「広島お好み焼き」のご当地名物料理をどうしても食べて帰りたいのです。

 

空き時間の4時間を有効に使いたいです。

一つは「広島城」、もう一つはいろいろ調べましたが「おりづるタワー」しかありませんでした。

 

広島生まれの広島育ちの松田オーナーが感動しただけある、シチュエーションと迫り来る景観でした。

 

幸い、晴天であり、遠い宮島弥山までハッキリと見えて、水の都への原爆投下と、緑豊かな広島の復興が、爽やかな風と共に感動をもって伝えてくれました。

これだけのビルの景観は、他に見たことがありません。

 

どうかご縁があります方は、ご当地をご覧ください。

 

東京海上さん、松田哲也さん、三分一博志さん、おりづるタワーに関わる全ての皆さま、ありがとうございました。

 

See you(^^♪

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ユルバ

みなさま、こんにちは、はじめまして♪
わたしは、地方都市に住んでいる60代後半の主婦で、ユルバと申します。
子どもたちは独立し、夫と二人暮らしです。
自宅を「終のすみか」にリフォームし、それなりに満足のいくリフォームができました。
ネット検索をしたら業者さんの記事がほとんどで、施主さんの生のリアルな声が少なかったです。
その教訓から、シニアの主婦目線のリフォームの体験談をblogしたいと思い立ちました。
また好きな旅行なども同じ気持ちで書きました。
失敗やハプニングの連続でしたが、みなさまのご参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします(^^♪

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