2日目は、「景福宮」「北村韓屋村」「仁寺洞」「青瓦台」を観光し、昼食で「サムゲタン」、夕食で「プルコギ」をいただきました。
3日目は、ロッテ免税店でお土産を買い、「明洞餃子」で「カルグクス」(麺料理)をいただきました。
初めて来た国の料理と店なので、少し調べて予備知識を得てから向かいました。
「カルグクス」とはどんな料理でしょうか?
「カルグクス」は、手作り麺とスープ、具材を使った韓国の温かい麺料理です。
韓国語で「カル」は包丁、「ククス」は麺を意味します。
小麦粉を練って伸ばして、包丁で細かく切った麺をスープで煮込んで具材を入れて作ります。
日本の「うどん」のような料理で、各家庭によってさまざまなアレンジをされます。
スープのベースは、あさりなどの海鮮系、牛骨スープなどバリエーションが豊富です。
具材には、牛肉、鶏、魚介、ねぎ、にんじん、ほうれん草などが使われ、具材によって風味に特徴が出ます。
「カルグクス」は、キムチ、ナムル、マンドゥと呼ばれる水餃子などと共に楽しみます。
韓国の食文化では、家族の集まりやお祝いの席で「カルグクス」を寒い日に温かい食事として、心温まりながらいただきます。
「明洞餃子」とはどんな店ですか?
「明洞餃子(ミョンドンギョジャ)」は1966年創業の老舗で、「明洞カルグクス」の元祖です。
看板メニューの餃子(マンドゥ)入りの「カルグクス」は、長時間煮込んでコクのある鶏ベースのスープが自慢で、多くの具材と自家製の手打ち麺と絶妙に絡み合い、その深い旨味に堪能されます。
明洞で50年以上営業を続け、韓国の歴代大統領をはじめ地元民に愛され、食事時間の前の長蛇の列は明洞名物とも言える光景です。
「ミシュランガイド2017~2024」には8年連続で紹介され、韓国の人気グルメ番組「水曜美食会」や、国内外の旅行ガイドブックには欠かせない存在になりました。
「明洞餃子」に着きました(体験談)
「明洞餃子」には本店と分店があるそうですが、私たちは分店にきたようです。
ガイドさんは「同じ味が楽しめますよ」と言われました。
比較的空いている広い道路面に、バスを横付けをされました。
25名ほどの団体客の一員として降りました。
シニアのため、1階を希望しました。
お若い方々は、2階に上られました。
お母様と娘さんの2人連れと相席しました。
高齢のお母様の元気なうちに、世界旅行にご案内されているそうです。
先回はアメリカを旅されたそうです。
お母さんと娘さんのコンビは、国内でも海外旅行でも多くおられます。
女性の方が、平均寿命が長いので必然的だと思います。
濃厚で辛い本場の「韓国キムチ」を食べる
最初にキムチが運ばれました。
ガイドさんが、「ここのキムチは辛くて美味しいですよ、辛いのに弱い方は麺に付けて召し上がってください」と言われました。
食べてみると、口当たりは甘辛くて、とても食べやすいですが、次第に深いコクのある辛さが口中に広がり、これが本場の辛さかと驚きます。
これこそ韓国の地元の本物のキムチの味と、その魅力を堪能しました。
癖になりそうな味で全部いただきました。
後で分かったのですが、「キムチとご飯と麺は無料でお代わりし放題」だそうです。
キムチをお代わりすれば良かったですが、後の祭りです。
皆さんは、キムチをお代わりされることをお勧めします。
韓国は気温が低いため、白菜や大根などのキムチの素材は味が濃厚で、発酵すると少し酸っぱくなるのが韓国人の好みのキムチで、日本のスーパーなどで売っているキムチは水っぽくて食べないそうです。
「カルグクス」を食べる
こちらの店の食卓は大変小さくて、4人分の料理をどのように載せるのだろうかと思いました。
しばらくするとアツアツの「カルグクス」が、4つ運ばれ卓上に載せられました。
わりと小ぶりのどんぶりでした。
真ん中に牛肉らしきもの(後で分かりましたが鳥ミンチでした)が載っており、ワンタンらしきものが4個浮かんでいました。
緑のものはネギのようです。
最初にワンタンを、スープに沈めていただきました。
スープと中の肉汁が絡み合い「美味しい!」の一言でした。
麺は日本のうどんより細く、冷麦より太いくらいです。
麺を箸に絡めていただきました。
スープはあっさりした中に、コクのある深い旨みを感じ、とても美味でした。
明洞50年の歴史の味を堪能しました。
あまりに美味しく食べやすいので、あっという間にいただきました。
今回は、麺類は初めてでしたので、懐かしさも手伝い完食しました。
ご飯も運ばれてきました。
ガイドさんが回ってきて「ご飯をスープに入れて食べてみてください、美味しいですよ!」と言われました。
早速、スプーンでご飯を入れて、スープと一緒に掬っていただきました。
ご飯がスープの旨みを含んで、甘くコクのあるオジヤ風の美味しさを楽しみました。
満足!まんぞく!マンゾク!でした。
「明洞餃子」の「カルグクス」の特徴
看板には、「手打ち麺(カルグクス)11,000ウォン(1,250円)」と書いてありました。
ここの「カルグクス」は、長時間煮込み、コクと旨味のある鶏スープのアツアツの麺料理です。
自家製の麺を1日2回、店内で手作りします。
スープ、麺、ニンニク、ヌルングクスを一緒に煮込み、スープがこってりしています。
スープと麺の上には鶏ミンチ、ワンタン、韓国カボチャが乗りボリューム満点です。
卓上にある醤油ベースの薬味やキムチを入れて、自分好みの味を楽しみます。
「ミシュランガイド」に選定された看板や、
「手打ち麺(カルグクス)11,000ウォン」
「辛口混ぜ麺(ビビムグクス)11,000ウォン」
「蒸し餃子(マンドゥ)12,000ウォン」
「冷豆麺(コングクス)12,000ウォン」
などの4つの看板商品が写真付きで分かりやすいように貼られていました。
基本情報
まとめ
初めて来た国の料理と店なので、少し調べて予備知識を得てから向かいました。
「カルグクス」と言う、韓国のソウルフード的な家庭料理を食することができて感動しました。
日本の「うどん」に似ていました。
讃岐うどんは、雨が乏しく食料生産に向かない土地で、庶民のために弘法大師様が「うどん」を広めたのが始まりと聞いたことがあります。
韓国でも、歴史上同じようなことがあり「カルグクス」が庶民の食事として広まったとの記述に触れたことがあります。
20年くらい前に、うどん県と言われる香川県の、讃岐うどんの有名店を高松の商店街に訪ねて、食べたことがあります。
この度も、明洞のカルグクスの元祖と言われる有名店「明洞餃子」さんで、食べることができて思い出に残りました。
韓国庶民のソウルフードの「カルグクス」や「キムチ」をいただき、半島の食文化を体感して旅の醍醐味を満喫しました。
「明洞餃子」の創業者様、料理人様、スタッフの皆様、韓国伝統の家庭料理の「カルグクス」を美味しくいただきましてありがとうございました。
カムサハムニダ!!
See you(^^♪
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