2日は、「景福宮」「北村韓屋村」「仁寺洞」「青瓦台」を観光しました。
夕食は、韓国料理で有名な「プルコギ」を、明洞の「大家B・B・Q本店」という店でいただきました。
初めて来た国の料理と店なので、少し調べて予備知識を得てから向かいました。
「プルコギ」とはどんな料理でしょうか?
「プルコギ」とは、薄くスライスした牛肉に醤油ベースのタレをつけ、にんにく、野菜、きのこ、春雨などを鍋で炒めて煮る料理です。
韓国語で「プル」は「火」、「コギ」は「肉」を指し、「焼いた肉」という意味です。
プルコギの発祥は高句麗時代の朝鮮半島といわれ、古代からの伝統的な料理です。
世界的にもキムチ、ビビンバ、プルコギは韓国グルメの代表です。
プルコギに使う牛肉は、モモやカタなど赤身の多い部位を、薄く切った肉がよく使われます。
牛肉をつけこむタレは、本醸造醤油ベースに砂糖、酒、みりん、おろしにんにく、生姜、長ねぎ、きのこ、胡椒、すりごま、ごま油などを混ぜ合わせた甘口タイプが多く、りんごや梨のすりおろしを加えることもあります。
ご飯がすすむ一品で、おいしさの秘密はタレにありと言えるでしょう。
プルコギは、日本の焼肉とすき焼きの中間のような料理とも言えます。
「大家B・B・Q明洞本店」とはどんな店ですか?
「大家・明洞本店」は、最高級の韓牛焼肉を食べられると言われています。
注文を受けてから、お肉を切り落とすので鮮度は抜群です。
お肉は、適度な柔らかさと噛みごたえがあり、口中で肉汁のうま味が迸り出ます。
「韓牛」という国内ブランド牛を扱っている焼肉店は、値段も相応し高いです。
韓国の「模範飲食店」に選ばれ、衛生面で一定の基準を満たし、店内も広くて清潔なので安心してお肉を楽しめます。
接客も丁寧親切で、韓国では珍しく、1人前から注文可能な定食類があり、おひとり様から大人数まで楽しめます。
「大家B・B・Q明洞本店」に着く(体験談)
「大家・明洞本店」の前に着きました。
韓国焼肉を象徴するような、煌びやかな看板のかかった一目で分かるビルでした。
25名ほどの団体客の一員として入店しました。
テーブルは既に用意されており、シニアのご夫妻との4人掛けの相席でした。
私たちは水を、お相手はビールを直ぐに注文され、乾いた喉を潤しました。
お相手が、どんどんご家庭の内情を話され始めました。
団体ツアー3日目となると、自然に見ず知らずの相手が分かり、不思議な一体感が出てきて楽しくなります。
内容は同じ退職後の宮仕えから解放され、悠々自適を夫婦で楽しむ中にも、いろいろと気を揉む話で盛り上がりました。
「プルコギ」を食べる
最初にオカズが、5個運ばれました。
白菜キムチ、ワカメの酢の物などです。
そして「プルコギ」の、ジンギスカンを思わせる特殊な鍋が運ばれてきました。
周りにくぼみがあり、鍋の真ん中に肉をのせ、周りに春雨、ネギ、椎茸、玉ねぎ、人参、榎茸などが乗っています。
店員さんがテキパキと火を入れて、肉に火が通る間に、くぼみにたっぷり注がれたタレで、春雨や野菜などをじっくりと煮込みました。
肉に火が通ったら、肉もくぼみに入れてグツグツ煮込んで出来上がりました。
味が染み込んだお肉は、野菜やきのこなどと一緒に、プルコギのたれにつけて食べるのです。
「取り箸」が無いので、初対面ですが「直箸」で失礼して、アツアツのお肉と野菜を小皿に取り、いただきました。
後で分かりましたが、「直箸」は日本料理ではマナー違反ですが、中国・韓国では「取り箸」の習慣が無いため、正式な席でも「直箸」で取り分けるそうです。
甘くてコクがあるのにアッサリ感のある独特の味に、肉の旨みを大いに楽しみました。
プルコギとおかずを一緒に食べれば、ご飯が進んで美味しさを満喫できます。
日本の大久保などの韓国料理店では、豚肉を使うプルコギ、プルコギ丼などもあります。
韓国のプルコギは主に牛肉が使われ、中には韓牛(ハヌ)のプルコギを出す高級店もあるそうです。
「チジミ」を食べる
あまりに美味しくて全部食べてしまいましたので、次に、韓国チジミを注文しました。
アツアツの焼き立てチジミを、店員さんが大皿に盛って運んできました。
初めての本場のチジミは最高でした。
日本のものより、フカフカのあっさり系で食材の味が活かされ、甘くコクのある美味しさを存分に楽しみました。
基本情報
まとめ
初めて来た国の料理と店なので、少し調べて予備知識を得てから向かいました。
先ずは「大家B・B・Q明洞本店」の外観に圧倒されました。
大阪の焼肉店にも、これほどの派手さは見たことがありません。
7階建てのビルですが、3階までが「大家」さんの店で、3階の天井の区切りまで赤い焼肉のメニュー版が整然と並んで、私たちを見下ろしています。
以前、ネットフリックスで見た「梨泰院クラス」と言う、ソウル激戦区の飲食業階で、成功を夢見て若者が奮闘するテレビドラマを見て感動しました。
ドラマの「長家」と、この「大家」が彷彿としてダブって見えました。
ここで美味しい「プルコギ」を食べたことは、この韓流ドラマと絡んで熱い思い出の財産として残ることでしょう。
旅の予期せぬ突然の出会いと意外さは、旅の醍醐味です。
韓国を旅行したら、「プルコギ」は一度は必ず食べておく伝統料理であると感じました。
「大家B・B・Q明洞本店」の創業者様、料理人様、スタッフの皆様、韓国伝統料理の「プルコギ」を美味しくいただきましてありがとうございました。
カムサハムニダ!!
See you(^^♪
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