川棚温泉おすすめ日帰り入浴【体験】お多福・入浴&瓦そば1700円

ユルバの旅行

 

みなさま、こんにちは(^^♪

 

下関に旅に来ました。

関門海峡周辺の観光は堪能しましたが、有名な下関の奥座敷と言われる「川棚温泉」と「瓦そば」に興味があり、是非ともご当地を体験したいと思いました。

⭐️川棚温泉の起源は、いつですか?

 

⭐️川棚温泉は、どのような歴史をたどりましたか?

 

⭐️名物「瓦そば」の由来を教えてください。

 

⭐️「川棚グランドホテルお多福」の由来は何ですか?

 

このような疑問が湧き起こり、お尋ねしました。

▲青龍の感謝から温泉が湧き出た(イメージ)

川棚温泉の起源

⭐️川棚温泉の起源は、いつですか?

「川棚温泉」開湯の伝承は二つあるそうです。

 

一つは欽明天皇の時代で、川棚温泉一帯は大きな沼地で青竜が棲んでいたそうです。

 

大きな地震があり青龍は死んだので、村人は青龍権現として祀ったそうです。

 

その後、沼地から温泉が湧き出たそうです。

 

1183年に領主の平定盛は、ここに湯屋を建て庶民に開放したそうです。

 

青龍権現は松五神社に祀られ守護神として崇められているそうです。

二つ目は、室町時代に怡雲和尚が薬師如来の導きで掘ったところ温泉が湧き出たそうです。

▲武士も湯治に通った(イメージ)

川棚温泉の歴史

⭐️川棚温泉は、どのような歴史をたどりましたか?

川棚温泉は、1610年の検地帳に湯屋敷九軒と記され、長府藩に温泉場として保護されてきました。

 

藩主も度々湯治に赴き、幕末には奇兵隊士も入湯したそうです。

明治に入り民営化され、漂泊の詩人と言われる種田山頭火は、川棚を甚だしく気に入り100日ほど滞在し約300の句を残しました。

 

仏のピアニストのアルフレッド・コルトーは、川棚温泉に3泊滞在し、この地をこよなく愛し、名前を冠したホールが現存しています。

▲瓦そばの由来には驚きました

「瓦そば」の由来

⭐️名物「瓦そば」の由来を教えてください。

瓦そばの発祥は、「西南の役で薩軍の兵士たちが長い野戦の合間に瓦で野草や肉などを焼いて食べた」という古老の話をヒントにはじまりました。

 

熱い瓦の上に茶そば、牛肉、錦糸卵、海苔を乗せてレモンを絞り、もみじおろしの入った濃いつゆにつけて食べる「瓦そば」が誕生しました。

下関市や山口県内では、家庭でも一般的な料理となっており、山口県民のソウルフードとして親しまれています。

▲ホテルのエレベーター前の巨大はお多福面

「お多福」の由来

⭐️「川棚グランドホテルお多福」の由来は何ですか?

「川棚グランドホテルお多福」の前身は「於多福屋」で、川棚温泉の最老舗です。

 

創業は江戸時代の天保年間(1830~1844)に遡り、185年以上の歴史があります。

 

明治以降には旧毛利藩主が湯治に訪れ、井上馨はリュウマチの治療に滞在しました。

 

地表12mの三層楼(三階建)から、やさしい山紫水明が広がり、響灘にある厚島の眺望がとても優雅で心を和ませました。

お多福には、美しい風光を楽しめる温泉があります。

 

「大浴場 山頭火」には川棚の自然を愛し、川棚の土になろうとした俳人・種田山頭火が川棚で詠んだ句をはじめ約120の俳句がレイアウトされています。

 

「貸切温泉・御殿湯」は、毛利綱元公が設けた殿様専用の湯「御殿湯」をイメージしたお風呂があります。

 

どうか、ごゆっくり温泉とお食事を楽しんで、お寛ぎくださいませ。

▲川棚の春を呼ぶ幸せの黄色い花ミモザアカシア

川棚温泉に向かう(体験談)

⭐️川棚温泉の概要が理解できましたので、ご当地を予算内で体験したいと思いました。

ネットを検索した結果、一番格安な方法は、電車とタクシーで移動して、川棚グランドホテルお多福で「ご入浴&瓦そばセット券1700円」を使う方法でした。

春帆楼のランチで二万円以上使いましたので、夕食はお財布を締めて行くことにしました。

JR下関駅を16:11に出発し、川棚温泉駅に16:56に着きました。

 

約45分かかり、運賃は一人420円でした。

 

因みに、下関駅16:46発〜17:27川棚温泉駅着、下関駅17:26発〜18:05川棚温泉駅着があります。

 

川棚温泉駅から川棚グランドホテルお多福までタクシーで(2,1km、4分)920円でした。

ホテルは改修中で全体がシートで覆われていました。

 

玄関らしきところに、若い女子社員さんが立っていました。

 

寒い山のおろしが吹くのにコートも着ないで、制服姿でキビキビと車対応をしておられました。

 

「日帰り温泉」と伝えますと、専用入り口と受付場所を親切に教えてくださいました。

▲日帰り温泉の入り口です

「川棚グランドホテルお多福」の「日帰り温泉」に着く

受付に行き、バスタオルとフェースタオルは有料ですので、自前のものを持っていきました。

 

貸切風呂が空いていないか聞きましたら、1時間後だと言われましたので断り、大浴場にしました。

 

二人で3,400円をペイペイで支払い、入場・食事券を受け取りました。

時間は、基本1時間とのことでした。

 

夫婦で別れて女湯、男湯に行きました。

 

着替える部屋は、キレイで1時間ごとにお掃除に社員さんが入ってこられます。

 

ロッカーも新しいしっかりしたものでした。

▲「大浴場・山頭火」へ行く壁の瓦模様のオブジェ

屋内大浴場

大浴場は、10数メートルあり、高台から景色を見る感じで、天井も高く、ガラスも一面に張り巡らされて絶景でした。

 

反対側が体を洗う場所で、汗を流しました。

 

大浴場に入ると、41℃くらいで体にジィーんと熱が伝わってきました。

体が伸ばせて気持ちよく、湯質も柔らかでスベスベしていました。

 

泉質は、「ナトリウム・カルシウム塩化物温泉」でph値8.2(弱アルカリ性)だそうです。

 

15分ほど湯船に浸かり、数m下の露天風呂に行きました。

▲お食事処の壁には黒瓦がびっしりと積まれています

露天風呂

広さは、上の屋内大浴場の倍ぐらいに感じました。

 

浸かりましたところ、42〜3℃くらいあり、体の奥まで温まりました。

 

見渡しますと、山々や木々の風景が安らぎを与えてくれます。

風や雨や雪が降ると、直接当たって寒いと思いました。

 

露天風呂、屋内風呂、着替え洗面室の右壁面には、種田山頭火をはじめとする方々の歌が書いてあり、旅情をそそりました。

▲天照大神様を天の岩戸からお出ししたお多福さん

サウナ風呂

露天風呂の横に、サウナ風呂がありました。

 

小さな館風の入り口に入り、扉を開けてサウナに入りました。

 

お一人入っておられましたが、2段で6人くらい入れそうでした。

ちょうど良い熱さで、10分くらいで芯まで温まり、汗が滴り落ちました。

 

サウナを出て、さすがに屋外の水風呂は無理なので、屋内の大浴場で温まりました。

 

体を拭いて着替えて、1時間ほどの温泉を充分に楽しみました。

▲黒瓦の上の茶そばは迫力満点です

「瓦そば」をいただく

夫と待ち合わせて、夕食の瓦そばを食べに行きました。

 

お食事処には、風呂からあがられた老夫婦、ファミリー、娘母とたくさんの方々がおられました。

 

昼食は「春帆楼でふぐコース」を、お3時は「英国領事館でケーキ」をいただきお腹がいっぱいでした。

 

メニューを見ても決め切らないでおりますと、男性店員さんがおすすめを勧めてくださいました。

「瓦そば」と「鯛茶漬け」を一人前と「タコテン」を一つ頼んで、夫婦でシェアしていただくことにしました。

 

まず、湯気の高らかに上がった名物「瓦そば」をいただきました。

 

西南戦争の時に薩摩兵が野戦の苦しみの中、食べたことを想いますと故郷の山々を思い出します。

▲鯛茶漬けは風味抜群です

懐かしい黒瓦の上の、茶そばと錦糸卵と牛肉の上にレモンを絞りました。

 

それらを箸で掬って、もみじおろしを入れたツユに付けて、口に運びます。

甘酸っぱいツユに、焼けた蕎麦の香ばしさが鼻を抜け、牛肉の旨みと、卵の柔らかい食感が絡み合い、舌は絶品に激震しました。

 

川棚の土で作った瓦の上で焼かれた、ご当地でしか味わえない「歴史の温泉と料理」に堪能しました。

 

日本海で取れたであろうタコの天ぷらは、味の濃い一品でした。

お酒が欲しいのですが、夫はアルコール禁止を主治医から言われており残念そうです。

 

鯛茶漬けは、茶碗を一つもらい、ご飯を入れて、鯛の刺身を二切れ入れて、ツユをかけて海苔を乗せました。

 

薄味の中、刺身の甘さが際立ち、ご飯と野菜漬けと絡まり、本日の夕食の締めとして最高でした。

 

ご馳走様でした。

▲コリコリした歯応えのタコの天ぷらは逸品でした

下関に帰る

山深いご当地の温泉と料理に、満足、まんぞく、マンゾク!!

帰りは、川棚グランドホテルお多福から川棚温泉駅からまでタクシーで(2,1km、4分)920円です。

 

川棚温泉駅を19:38に出発し、JR下関駅を20:19に着きました。

 

約41分かかり、運賃は一人420円でした。

 

因みに、川棚温泉駅18:36発〜19:18下関駅着、川棚温泉駅21:09発〜21:48下関駅着があります。

下関駅駅から徒歩でホテルに入りました。

 

明日の旅程が楽しみです、おやすみなさ〜い。

▲左の3階建ての本館はシートに包まれていました

「川棚グランドホテルお多福」の「日帰り温泉」ご案内

住所:〒759-6301山口県下関市豊浦町川棚4912-1
TEL:083-774-1111
❶立ち寄り湯(大浴場山頭火):[平日]大人950円/小人450円、[土日祝]大人1,150円/小人550円(露天風呂・内湯・サウナ・水風呂完備、ご利用時間8:00~23:00・最終受付22:00)
❷貸切温泉(御殿湯):3,950円~(50分1室2名様まで/2名様以上は1名様増毎に1,150円増、露天風呂・内湯・サウナ・水風呂完備、ご利用時間50分・平日13:00~23:00、土日祝8:00~23:00)
❸ご入浴&瓦そばセット券:(平日)1,700円 (土日祝)1,800円
❹料金は、GW盆年末年始等連休は特別料金となります。詳しい内容はお問い合わせください。
❺アクセス:鉄道➡️山陰本線「川棚温泉駅」下車。バス➡️サンデン交通・ブルーライン交通で川棚温泉行き。乗用車➡️国道191号線又は山口県道244号下関川棚線。中国自動車道➡️小月ICから約20分。送迎サービスなどがありますのでホームページをご覧ください。

▲大浴場と本館の通路に白梅の絵が馥郁と描かれていました

まとめ

下関に旅に来ました。

 

下関の奥座敷と言われる「川棚温泉」と「瓦そば」に興味があり体験したいと思いました。

⭐️川棚温泉の起源は、いつですか?

一つは欽明天皇の時代で、川棚に棲んでいた青竜が地震で死んだので、村人は青龍権現として祀ったら温泉が湧き出ました。

 

二つ目は、室町時代に和尚が薬師如来の導きで掘ったところ温泉が湧き出たそうです。

⭐️川棚温泉は、どのような歴史をたどりましたか?

川棚温泉は、1610年の検地帳に湯屋敷九軒と記されました。

 

毛利歴代藩主も湯治に赴き、幕末には奇兵隊士も入湯したそうです。

 

種田山頭火や仏のピアニストのアルフレッド・コルトーにこよなく愛されました。

⭐️名物「瓦そば」の由来を教えてください。

瓦そばの発祥は、「西南の役で薩軍の兵士たちが長い野戦の合間に瓦で野草や肉などを焼いて食べた」という古老の話をヒントにはじまりました。

 

山口県民のソウルフードとして親しまれています。

⭐️「川棚グランドホテルお多福」の由来は何ですか?

「川棚グランドホテルお多福」の前身は「於多福屋」で、川棚温泉の最老舗です。

 

創業は江戸時代の天保年間(1830~1844)に遡り、185年以上の歴史があります。

 

下関を旅し、関門海峡の特異な歴史的・地政的遺産に触れ、心打たれました。

 

下関駅発〜下関駅着の川棚温泉は、最短時間(4時間8分)と、最安値(2人で9,360円)の旅で、長距離にも関わらず充実した楽しいものでした。

奥座敷である「川棚温泉と瓦そば」をご当地で直接楽しむことができて感無量です。

 

改修が終わり、新装されたらまた来たいと思いました。

 

「川棚グランドホテルお多福」の皆さま、山口の皆様のやさしさと心意気と旅情が胸を刺しました。

 

ありがとうございました。

 

この下関旅行の「総集編」として、『下関観光おすすめ【シニア夫婦体験】ふぐ料理・瓦そば1泊2日総集編』を書きました。

 

内容は、「スケジュール」「持ち物一覧」「旅行費用総額55,674円の明細」「観光地・食処の8体験談」を記しましたので、興味のあられる方はご覧ください。

 

シニア夫婦のアクシデントや失敗がありましたが満足な旅ができました。

 

ありがとうございました。

 

See you(^^♪

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ユルバ

みなさま、こんにちは、はじめまして♪
わたしは、地方都市に住んでいる60代後半の主婦で、ユルバと申します。
子どもたちは独立し、夫と二人暮らしです。
自宅を「終のすみか」にリフォームし、それなりに満足のいくリフォームができました。
ネット検索をしたら業者さんの記事がほとんどで、施主さんの生のリアルな声が少なかったです。
その教訓から、シニアの主婦目線のリフォームの体験談をblogしたいと思い立ちました。
また好きな旅行なども同じ気持ちで書きました。
失敗やハプニングの連続でしたが、みなさまのご参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします(^^♪

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