みなさま、こんにちは(^^♪
6月初旬、「韓国ツアー旅行4日間」に、シニア夫婦で参加しました。
「ラマダアンコールバイウィンダム金浦漢江」と「ウェスティン朝鮮ホテル」に宿泊し、有名な韓国料理の「サムゲタン」「プルコギ」「カルグクス」「サムギョプサル」をいただきました。
そして、「景福宮」「北村韓屋村」「仁寺洞」「青瓦台」「水原華城」「ソウル夜景バス」「明洞散策とNANTA鑑賞」などの観光をしました。
最終日は、自由行動でしたので、長旅で足腰が疲れたので「韓国式マッサージ」を体験することにしました。
「ミナミエステサロン」と言う、明洞では歴史のある日本語が通じる有名なマッサージ店をネットで見つけました。
船越英一郎さんや哀川翔さん、八木早希アナウンサーなどの有名人も利用されており、安心できると思いました。
初めて来た国でのマッサージなので、少し調べて予備知識を得てから向かいました。
そもそも「マッサージ」とは、何ですか?
マッサージとは、皮膚を手で刺激し、血液やリンパの循環をよくし、新陳代謝を盛んにして、神経や筋肉の機能を促進する施術手技です。
マッサージは、フランスで始まり、タイ・中国・韓国・英国式のマッサージなどがあります。
日本では、治療目的の場合は国家資格(あん摩マッサージ指圧師免許)が入りますが、現存のマッサージ業者は無資格がほとんどです。
韓国式マッサージ「コルギ」の特徴は何ですか?
通常のマッサージは、皮膚や筋肉を刺激するのに対し、韓国式マッサージ(コルギ)は「骨」に刺激を与え、骨と皮膚の間にある血管やリンパを刺激し血行促進を促します。
また、頭蓋骨を動かし骨と骨の間にたまった老廃物を出すことで、頭蓋骨に締りを持たせ、小顔効果、フェイスラインの引き締めを期待します。
特に、顔や脚に行うのが一般的で、骨と筋肉に圧力をかけて、すっきりと引き締まった「美脚」や「小顔」を目指します。
今回行く店「ミナミエステサロン」の特徴は何ですか?
1999年に明洞で開店し、長年の営業実績を持つ老舗で、器具を使わない素手だけで行なうマッサージが自慢のサロンです。
「足マッサージ」は、足の指圧、膝上までのリンパマッサージをします。
「全身スポーツマッサージ」は、全身の筋肉をほぐし血行や代謝を高めます。
「コルギ小顔ケア」は、肌改善を促す化粧品を使用した人気メニューです。
リラックスできる家庭的な雰囲気、日本語可能なスタッフが常駐、リーズナブルなコース、老若男女を問わずマッサージやエステを楽しめる特徴があります。
日本の雑誌にも紹介され、日本の著名人や常連客が多数来店することで知られています。
キム・ソジョン社長は、「お客さんに感謝しよう。真心をつくそう。仲間と仲良くしよう」という3つの社訓を唱えています。
「ミナミエステサロン」に着く(体験談)
12時ごろに、ホテルを出て明洞通りへ徒歩で向かいました。
8分くらいで「ミナミ」のビルの前に来ました。
看板があり、場所はすぐに分かりました。
1階正面のエレベーターに乗り、5階で降りました。
11時が開店なので、受付には若い日本人女性が2人、コースの説明を受けていました。
私たちの順番が来ましたので、時間の関係もあり「足マッサージ」のみを申し込みました。
清潔に整理整頓された、和風の待合室の肘掛け椅子に座りました。
しばらくすると、テキパキとした感じの良い女性社長が案内に来られました。
コースを確認して、先に勘定をします。
ウオンが少ないので、カードか円で支払いができるか聞きました。
「カードは手続きに10%取られるので、円が良いですよ」と言われました。
2人分で、8,600円を支払いました。
夫婦でロッカールームに案内されました。
日本の病院の検査の着替え室くらいの広さという感じでした。
ロッカーの鍵は、日本の住宅の玄関鍵くらいのしっかりしたもので安心しました。
ズボンを脱いで、専用のショートパンツに履き替え、荷物を入れて施錠しました。
マッサージの前に足湯につかる
マッサージの前に4人がけの足湯に案内されました。
白い専用のホーローの中に、赤い液体が入っています。
消毒液だと感じましたが、足を入れると無臭で温かくて気持ち良いものでした。
しばらく足湯を楽しんでいますと、マスクをしたスタッフが来られて足を揉み洗いしてくださいました。
夫には若い日本人男性、私は若い韓国人女性でした。
疲れて汗だらけの足をキレイに拭いてくださり、他人様の息子さん、娘さんに申し訳なく思いました。
足裏マッサージを受ける
次は、隣の部屋の「足マッサージ」の部屋に通されました。
4人部屋でしたが、先ほどの日本女性が2人、先客でした。
女性達はハングルも得意で、立ち仕事が続いて足腰に疲れが溜まり、こちらに訪れたようです。
足マッサージと、腰から膝にかけてのマッサージをお願いしていました。
スタッフも経験豊富な男性スタッフが担当しておられました。
今どきの若い女性は、携帯をいじりながらリラックスして受けていました。
私たちも最初は、足裏を丹念にマッサージされました。
機械や器具類は一切使わず、「手」だけのマッサージだそうです。
人の身体は約206本の骨があり、全体の4分の1である52本の骨と、38個の筋肉が脚にあるといわれています。
脚は体の中でも最も疲労が溜まりやすい部分なので、まずは足裏の指圧ととふくらはぎのマッサージがおすすめだそうです。
拳の骨のところで触れられているのか、尖ったゴリゴリした感じを受けました。
場所によっては、飛び上がるほど痛いところがあり苦悶の形相をします。
スタッフは、ツボを押しながら、お客さんの表情を観察しながらツボと指圧状態を確認しているようです。
「痛いときは遠慮なく日本語で言ってください」と言われました。
痛いということは、マッサージが効いていることでもあり、痛さと気持ちよさを繰り返して、バランス良くツボをほぐしてくださっているようです。
ふくらはぎリンパマッサージを受ける
次は、足先からひざ上までのふくらはぎに、オイルを塗りました。
ツルツルスベスベにしながら、足首から膝下まで、下から上へとゆっくりと、リラックスマッサージが繰り返されました。
足裏から太ももの血管へと、血行をよくし、老廃物の排出を促すそうです。
ふくらはぎが終わったら、もう一度、足裏を丹念に揉みほぐしてくださり、頭のモヤモヤが足裏から抜けていくような爽快な気分になりました。
今回は時間がなくてゆっくりできませんでしたが、次回は「上半身」「下半身」のマッサージをプラスしたいと思いました。
上半身の場合は首から腰まで、下半身の場合は腰から足首まで、スポーツマッサージを行ない、筋肉全体を柔らかくするそうです。
他にも、オプションサービスとして、「頭皮マッサージ」「背中ホットパック」「腸マッサージ」「腹部ホットパック」や、身体のコリが気になる部位を選択してマッサージができるそうです。
マッサージの効能は?(個人の評価)
私たちは高齢者の旅行であり、1日に1万歩から1万5千歩を歩きます。
それが3日以上続くと、夫婦ともに翌日から足腰の筋肉痛が1週間ほど続きます。
先回の台湾旅行で「台湾式足裏マッサージ」を受けたところ、夫婦ともに後日の筋肉痛がありませんでした。
今回も、それを願って最終日に「韓国式足裏マッサージ」を試した次第です。
結果は、足とふくらはぎの筋肉痛はありませんでした。
しかし、太ももと腰と背筋の筋肉痛は、1週間ほど続きました。
因果関係は分かりませんが、今後も試して行き、元気で長らく旅行を楽しみたいと願っています。
家庭的な雰囲気のサロンです
予定の30分で「マッサージが終了しました」と言われました。
「とても気持ちよく、スッキリしました」とお礼を言いました。
息子や娘達と同年齢ですので、情が湧きました。
「日本語の発音が上手ですね」と言いましたら、「僕は、実は日本人です」と言われました。
20歳前後の男性ですが、兵庫県から韓国に来て「コルギ」の技術を実体験し、プロの技を習得してお店の経営をする夢があるそうです。
昨今の日本の若者は、リスクを冒してまで海外に出なくて、平和な国内に縮こまっていると言われます。
彼のように、言葉の壁を乗り越えて、異文化を積極的に吸収して、人々の役に立ちながら自立して、国々の架け橋になろうとする若者を尊敬します。
思わず「頑張ってくださいね」と声をかけて別れました。
ソウルに来た時は、また寄って全身マッサージを依頼したいと思いました。
店を出て、エレベーターを降り、昼食に向かいました。
昼食は「百済薬膳料理」の店が、「ミナミ」さんの前で見つかり、健康に良い料理をいただくことができました。
基本情報
まとめ
初めて来た国でのマッサージなので、少し調べて予備知識を得てから向かいました。
韓国式マッサージの「コルギ」は、骨と皮膚の間を刺激して血行を促進させ、「美脚」「小顔」を目指すと聞き、韓国の美容エステの奥深さと魅力を感じました。
健康や美容とともに、高齢者や仕事で疲れた人々を癒す技は、太古の昔から万国で求められてきました。
病気治療から始まり、ツボのマッサージや鍼灸、薬膳料理など、韓国には優れた健康療法の歴史を培っています。
「宮廷女官チャングムの誓い」は、朝鮮の様々な医療・食文化を伝えてくださり、感動を持って鑑賞しました。
そして、韓国の土を踏み、本場のマッサージを直接体験して、肌でその空気の一端を感じることができました。
これからも世界の国々の食文化、健康文化などを、現地で体験できれば幸いです。
「ミナミエステサロン」さんの社長さん、施術者の方々、関係の皆様、ありがとうございました。
カムサハムニダ!!
See you(^^♪
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