ソウル「サムゲタン」おすすめ【体験談】高麗参鶏湯、滋養・薬膳料理

ユルバの旅行

 

みなさま、こんにちは(^^♪

 

6月初旬、「韓国ツアー旅行4日間」に、シニア夫婦で参加しました。

 

1日目は、日本からの移動とホテルの宿泊のみでした。

2日目の午前中は、「景福宮」「北村韓屋村」を観光しました。

 

昼食は、韓国料理で有名な「サムゲタン」を「高麗参鶏湯」という名店でいただきました。

 

初めて来た国の料理と店なので、少し調べて予備知識を得てから向かいました。

❶「サムゲタン」とはどんな料理でしょうか?
❷「高麗参鶏湯」とはどんな店ですか?

▲薬膳料理、補身料理とも呼ばれるサムゲタンimage

「サムゲタン(参鶏湯)」とはどんな料理でしょうか?

「サムゲタン(参鶏湯)」とは、伝統的な朝鮮料理です。

 

内臓を取り除いた若鶏の腹の中に、もち米、高麗人参、ナツメ、ニンニク、松の実などの食材、さらに鹿茸(ロウジョウ)や黄花黄耆(キバナオウギ)などの漢方を詰めて、長時間煮込んだスープ料理です。

薬膳料理、補身料理(滋養食)とも呼ばれています。

 

高麗人参の「参」、鶏肉の「鶏」、スープを意味する「湯」と書いて「サムゲタン(参鶏湯)」と読みます。

▲玄関左横に「ソウル未来遺産」のプレートがある

「高麗参鶏湯」とはどんな店ですか?

「高麗参鶏湯(コリョサムゲタン)市庁本店」は、1960年に「サムゲタン」の外食を始めた元祖店です。

 

6階建てのビルに、たくさんのお客さまを迎えられる「サムゲタン」の老舗です。

 

「サムゲタン」は家庭料理であり、外食する文化はありませんでしたが、「高麗参鶏湯」と言うお店が「サムゲタン」を提供し始めて、徐々に外で食べられるようになったそうです。

 

「薬食同意」「医食同源」の伝統的朝鮮料理「サムゲタン」を、大衆化した名店の味を楽しんでください。

「高麗参鶏湯」は、「ソウル未来遺産」に指定されたプレートが貼ってあり、2017年から7年連続して「ミシュランガイド」に選定されている有名店です。

 

「ソウル未来遺産」は、ソウル市の100年後に宝物となるべき近現代文化遺産を次世代に引き継ぐために、ソウル市が選定・管理しています。

 

「ミシュランガイド」は、フランスの有名グルメガイドで、この「高麗参鶏湯」は毎年のように選定されています。

▲店のこちら側に観光バスが横付けされました

「高麗参鶏湯」に到着する(体験談)

観光バスが、「高麗参鶏湯」に横付けされ、25名ほどの団体客と共に降りました。

 

6階建てのビルですが、5階は厨房で、他の階は全て客席で全320席あるそうです。

 

ガイドさんが言うには、日本では「土用丑の日」は鰻を食べますが、韓国ではサムゲダンを食べる風習があるそうです。

「土用丑の日」は、韓国では伏日(ポンナル)と言われ、この店は周辺の会社員達や地元のお客さん達で長い行列ができるそうです。

 

私たちはガイドさんに連れられて、2階に上がりましたら、団体席が用意されており、同じシニアのご夫婦と4人で相席しました。

 

似たような、定年後の夫婦旅行なので話に花が咲きました。

 

そのご夫婦は30回もクルーズを経験されており、その素晴らしさを話してくださいました。

そうこうしているうちに、白い湯呑みに入った人参酒が出されました。

 

そっと飲みましたら、あっさりした癖のない味わいでした。

 

次に、白菜と角切り大根のキムチと、ニンニクが出されました。

 

キムチは辛くなくて、あっさりとして外国人向きでしょうか。

▲運ばれたグツグツ熱々のサムゲタンです

「サムゲタン」を食べる

その後、すぐに熱々の「サムゲタン」が各テーブルに次々と配られました。

 

グツグツと泡を立てながら煮え返えっています。

 

暑い外から入って、熱いものを食べると汗を吹き出します。

冷房は効いていますが、冷水を一杯飲み干して、食べることにしました。

 

もちろん、キンキンに冷えたビールを注文する人もいます。

▲泡が出て煮立っているサムゲタンimage

煮たっている器に、箸を突っ込むと火傷しそうなので、しばらくキムチを食べながら待ちました。

 

泡が立たなくなったので、箸を突っ込んで混ぜながら、鶏肉を摘んで口に入れました。

 

熱くて唇が火傷しそうでしたが、味はアッサリとして食べやすく感じました。

韓国式スプーンでスープをいただきましたが、滋養に良い漢方などが入っていると聞きましたが、臭みや苦味もなく、特別な濃い旨みもなくてアッサリしていました。

 

胡椒と塩とニンニクを適量に入れて、自分の口に合った味付けにするそうです。

 

しかし、熱いことが先に来て、微妙な味付けまで細かく手が回りませんでした。

▲韓国の多くの滋養・薬膳食材が煮込んでいるimage

滋養・薬膳料理「サムゲタン」を堪能する

鶏肉や人参、餅米ご飯を食べても食べても下から湧いてくるようで、全部は食べきれませんでした。

 

大変貴重な滋養・薬膳スープですので、掬っていただきましたが、最後は少し残ってしまいました。

ここのお店では、当日に直送された孵化して49日たった雄鶏の内臓を取り出し、高麗人参、ナツメ、ニンニク、もち米と各種漢方を一緒に入れて、4時間以上やわらかくなるまでじっくり煮込むそうです。

 

美味しく食べるコツは、スープはあっさりとした味わいなので、物足りない人はテーブル備え付けの塩やコショウを入れて、自分好みの味に調節するのだそうです。

ソウルに来て初めての韓国料理であり、夏に健康のためにいただく伝統的な家庭料理に満足しました。

 

おかげさまで、4日間の旅行中は高齢に関わらず、元気に全ての旅程を楽しむことができました。

 

ありがとうございました、カムサハムニダ!

▲7年連続の赤いミッセランガイド選定マークが貼られている

お店の基本情報

店名:高麗参鶏湯 市庁本店
住所:ソウル特別市中区西小門洞55-3
電話番号:02-752-9376、02-752-2734
営業時間:月~金曜10:30~21:00、土・日曜10:30~20:30
休業日:5月1日、旧正月・秋夕(チュソク)の当日
日本語:一部スタッフ可
支払方法:ウォン、カード(jcb,visa,master,amex)
アクセス:地下鉄2号線市庁(シチョン、City Hall)駅10番出口徒歩3分/地下鉄5号線西大門(ソデムン、Seodaemun)駅6番出口徒歩11分
※詳しくは直接お店に問い合わせてください

▲景福宮の光化門を通り過ぎると店に到着する

まとめ

初めて来た国の料理と店なので、少し調べて予備知識を得てから向かいました。

❶「サムゲタン(参鶏湯)」とはどんな料理でしょうか?
内臓を取り除いた若鶏の腹の中に、もち米、高麗人参、ナツメ、ニンニク、松の実などの食材、さらに鹿茸や黄花黄耆などの漢方を詰めて、長時間煮込んだ韓国の伝統的な薬膳スープ料理です。
❷「高麗参鶏湯」とはどんな店ですか?
1960年に「薬食同意」「医食同源」の伝統的朝鮮料理「サムゲタン」の外食を始めた元祖店です。「ソウル未来遺産」に指定され、2017年から7年連続して「ミシュランガイド」に選定されている有名店です。

▲鮑やスペアリブや椎茸を煮込んだサムゲタンimage

「サムゲタン」は、韓国を代表する伝統的な薬膳料理であり、「高麗参鶏湯」はその元祖的存在です。

 

ソウルに来たら一度は必ず食べてみたい料理の一つです。

ツアー観光の忙しい流れの中でいただきましたので、ゆっくりと味わえませんでしたが、次の機会には胡椒と塩とニンニクを適量に使って、私好みの味を作り出したいと思います。

 

「高麗参鶏湯」の創業者様、料理人様、スタッフの皆様、意義深く、深みのある「サムゲタン」を美味しくいただきましてありがとうございました。

 

カムサハムニダ!!

 

See you(^^♪

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ユルバ

みなさま、こんにちは、はじめまして♪
わたしは、地方都市に住んでいる60代後半の主婦で、ユルバと申します。
子どもたちは独立し、夫と二人暮らしです。
自宅を「終のすみか」にリフォームし、それなりに満足のいくリフォームができました。
ネット検索をしたら業者さんの記事がほとんどで、施主さんの生のリアルな声が少なかったです。
その教訓から、シニアの主婦目線のリフォームの体験談をblogしたいと思い立ちました。
また好きな旅行なども同じ気持ちで書きました。
失敗やハプニングの連続でしたが、みなさまのご参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします(^^♪

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