みなさま、こんにちは(^^♪
私たちユルバ夫婦(73歳)は、A旅行社のツアー「復路ビジネスクラス利用・8つの世界遺産をめぐるインド5日間」に参加しました。
今回は3日目の物語をお伝えします。
■ 朝のジャイプール、再び出発
6時起床、6時半にホテルのレストランで朝食を済ませました(詳しくはホテル・食事記事をご覧ください)。
夫のユルジは今朝もホテル周辺を散歩しながら写真を撮ってきました。旅先の朝の空気を吸い、街の素顔を記録するのが彼の習慣になっています。
荷物をまとめてロビーへ。7時30分、バスはジャイプールの観光へと走り出しました。

■ ハワー・マハル——ピンク色の圧倒的な存在感
最初に訪れたのは、ジャイプール旧市街「シティパレス」にあるハワー・マハル(風の宮殿)。バスを降りた瞬間、その姿が目に飛び込んできました。

![ハワー・マハル(風の宮殿)。953もの小窓を持つピンク色の外壁が、圧倒的な迫力で迫ってきます]
ピンク色の砂岩で造られた5階建ての宮殿は、蜂の巣のように無数の小窓が重なり合い、まるでレースのような繊細さと力強さを同時に持ち合わせています。ガイドさんから簡単な説明を受け、写真を撮りました。
ふと歩道に目を向けると、子どもたちが地面に横たわって眠っています。観光客が行き交うすぐそばで。

![ピンクシティの路上風景。賑わいの中にも、インドの生活のリアルが垣間見えます]
その光景をどう受け止めればよいのか——複雑な気持ちを胸にバスへ戻り、次の目的地へと向かいました。
バスは湖のほとりを走ります。

![マン・サーガル湖に浮かぶジャル・マハル(水の宮殿)。湖面に映える宮殿の姿が幻想的です]

![湖岸の道路。穏やかな水面と山々が、喧騒の街とは別世界のような静けさを醸し出しています]
湖の中央に、白く輝く宮殿が浮かんでいます。「ジャル・マハル(水の宮殿)」——水面に静かに佇むその姿は、まるで絵画のようでした。

■ 世界遺産④ アンベール城——そして戦線離脱
続いて訪れたのは、小高い丘の上に築かれたアンベール城。赤砂岩と白大理石が織りなす壮麗な要塞です。約60分の見学が予定されていましたが……残念なことに、私は体調を崩して途中でリタイアとなってしまいました。
詳しくはアンベール城の記事をご覧ください。
■ ピンクシティをバスで走る
次の目的地へ向かうバスは、再びジャイプールの旧市街を走ります。

![ジャイプールの旧市街。ピンク色に統一された建物が連なり、その名「ピンクシティ」の所以を実感します]

![ピンクシティの路地。観光客、地元の人々、バイク、牛が入り混じる雑然とした活気がジャイプールらしさです]
窓から見えるのは、ピンク色に染まった建物が続く旧市街の風景。その一角では、牛たちが落ち着き払ってゴミをついばんでいました。

![ジャイプールの街角に佇む牛たち。インドでは、街のどこにでも牛の姿があります]
■ 世界遺産⑤ ジャンタル・マンタル——バスで休憩を選択
1728年に建造された天文観測所ジャンタル・マンタルでは、約30分の見学時間がありましたが、体調が回復しきっていなかった私はバスで休憩を選ぶことにしました。詳しくはジャンタル・マンタルの記事をご覧ください。

![ジャイプールの街並み。旧市街の喧騒の中を、バスはゆっくりと進んでいきます]
■ 昼食——インド名物ターリー料理
昼食はレストランでインド名物のターリー料理をいただきました。丸い大皿に小さな器がいくつも並び、カレー、豆のスープ、ご飯、チャパティ……色とりどりの料理が一度に楽しめる、まさにインドの「定食」です。

美味しくいただいて、少し元気を取り戻しました。詳しくはグルメ記事をご覧ください。

■ アグラへ——5時間半の移動と深い対話
昼食を終えると、いよいよアグラへ向けて出発です。距離は約240キロ、バスの旅は約5時間半にわたります。

◾️世界遺産❻ファテープル・シークリー・・・元気回復
途中で、ムガル帝国第3代皇帝アクバルが世継ぎ誕生を記念して建設するも、わずか14年で放棄された幻の都を興味津々で見学しました。暑かった!!
詳しくは、ファテープル・シークリーの記事をご覧ください。
移動の途中、ガイドさんとの会話がいつになく深くなっていきました。
明日の目玉「タージ・マハル」にまつわるムガル帝国の話から始まり、ガイドさんが語ってくれたのは「繁栄の秘訣は、王がすべての宗教を尊重し調和させたことにある」という言葉でした。
ファテープル・シークリーの宮殿の中には、キリスト教の十字架をかたどった建造物もあるとのこと——イスラム・ヒンドゥー・キリスト教、複数の信仰が共存したムガル帝国の懐の深さに、思わず聞き入ってしまいました。

![ファテープル・シークリー内の建造物。赤砂岩の扉に十字架をあしらい、光と影が重なり合います]
話が宗教に及ぶと、ガイドさんが夫ユルジに「私は仏教徒です。あなたは仏教徒ですか?」と尋ねてきました。
「はい、臨済宗の妙心寺派です。禅宗ですので、ルーツはインドの達磨大師様になります。あなたは何派ですか?」
「日蓮宗です」
夫は思わず驚きました。「インドにも日蓮宗があるのですか!」「現在のインドの仏教界の最高指導者は日本人と聞いたことがありますが、本当ですか?」
「本当です、立派な方です」
バスの中で、思いがけない宗教の縁を感じたひとときでした。
さらに夫は「14億を超えるインドが、民主主義でまとまっているのはなぜでしょう?ヒンドゥー教をはじめ多くの宗教を調和した歴史があるからですか?」と重ねて尋ねました。
ガイドさんはしばらく沈黙し、「わかりません」とキッパリ答えました。
きっと、そう簡単に言葉にできるものではないのでしょう。長い歴史と複雑な現実が絡み合った問いに、正直に向き合ってくださったガイドさんの誠実さが、かえって印象に残りました。
■ トイレ事件——旅のリアル
しばらくしてバスはトイレ休憩に入りました。外に出た瞬間、灼熱の空気が肌を刺します。
トイレの扉を開けると——中はハエだらけでした。外国人女性の観光客が驚いて飛び出してきたほどです。
後から分かったのですが、通常ツアーではこのような休憩時に「大理石店」でのショッピングが組み込まれており、店内のきれいなトイレを利用できるようになっています。でもガイドさんが私たちの買い物への関心の低さを察して、大理石店への立ち寄りをキャンセルしてくれていたのでした。その結果、別のトイレに立ち寄ることになり、思わぬ体験をすることに……。
その後、高速道路のサービスエリアのトイレはとても清潔で、ほっと一安心。トイレでティッシュを手渡してくれた女の子に「ナマステ」と笑顔で挨拶をして、チップを渡しました。
これも旅のリアル。虫除けスプレーは必携です——これが今回の大切な教訓となりました。
■ アグラ市内へ——銅像と観覧車
バスはやがてアグラ市内に入っていきました。大きな交差点のロータリーには、馬にまたがった騎士の堂々たる銅像が。

![アグラ市内のロータリーに立つ騎馬像。地域の誇りを体現するような凛々しい姿です]
そして夕暮れの街に、鮮やかな光を放つ観覧車が現れました。

![夕暮れのアグラに輝く観覧車。インドの日常の喧騒の中に、ふと現れる非日常の光景です]
インドのどこにでもある生命力あふれる街の風景。アグラもまた、生き生きとした活気に満ちていました。

![アグラ市内の街並み。バイク、オートリクシャー、人々が入り混じる賑やかな交差点]

![カラフルなサリーをまとった女性と子どもたち。インドの色彩の豊かさを凝縮したような街角の一枚]
■ ホテルで英気を養う
19時30分、今夜の宿「グランドメルキュール(旧:クリスタル・サロヴァー・プレミア)」に到着。

部屋でしばらく休憩を取り、ホテル内のレストランで夕食をいただきました。心温まるサービスに、疲れた体と心がほぐれていくようでした。詳しくはホテル・食事記事をご覧ください。
明日はいよいよ、この旅の最大の目的地——タージ・マハルです。
ありがとうございました。
See you(^^♪

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